たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

霧氷が美しかった根子岳(2207)

2023年12月23日 | 心に残る思い出の山

根子岳は群馬と長野の県境・菅平高原に在る山です。ここは夏でも涼しく周辺には別荘地、あらゆるスポーツ施設、スキー場が見られます。

登山口は菅平牧場。ここの標高が1590m有りますから山頂までの標高差は617m、時間にして2時間弱といったところでしょうか。

今回も山行記に残しませんでしたので思い出せる範囲でご紹介していきたいと思います。

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寒い登山道、入山して直ぐに木々に張り付いた氷の花、霧氷が頭上を覆い始めた

剥き出しの登山道は凍てつき岩山を歩いている様な感触だ

 

 

四阿山もスッカリ樹氷に覆われている

根子岳まで0・8㎞地点は笹の中

根子岳へ0・5㎞の標識を見ると漸く樹林帯を抜ける事が出来た。上から眺める樹氷群は言葉で表現できない程の美しさだった。

 

山頂到着。気温はマイナス15度Cくらいだったか。昼食休憩をとった場所から動く事も出来ず体を固くして四阿山をただ眺めるばかり。

そこへやって来たご夫婦はこれから四阿山まで行くそうだ。暫く話していた時、奥さんが「カメラ(使い捨て)が無いわ、落としたのかしら」。ご主人すぐに探しに戻る。

「やだ、有ったわ どうしよう」・・・そこへご主人が戻って来た。「ごめんなさい、有ったの」それを聞いたご主人の顔がみるみり変わった。私達が居たため怒りの持って行き場が無く持っていたストックを思い切り土に叩きつけた。それはそうだろう駆け足で戻り懸命に探したのだから。そして「行くぞ」とも言わず四阿山に向かって下って行ったのだった。四阿山に辿り着くまでこの気まずさが霧散しれくれると良いのだが。

こうした事は今迄の私のオッチョコチョイ振りからして私達二人にも有りそうな事。ご主人と雄さんが重なってみえたりした。

 

この美しさを振るえる手で写したが、もう少し寒さが凌げたなら心行くまで眺めていたかった

今日は夕方から出かけますので早目の投稿です