続き
陶器の里らしい宿「陶里庵」を出、高揚する気持ちを抑えていよいよ伊部に向かいました。先ず向かったのは備前焼伝統産業会館、レプリカでしょうが浦上善次氏の「唐獅子」のお出迎えです。
天津神社、窯元や備前焼作家などの崇敬を集める氏神様で奥に見える狛犬も神社の屋根瓦も備前焼が用いられ私が踏んでいる参道も備前焼で敷き詰められておりました。(ボケボケですがここの写真は外せませんでしたので)
高価な物でしたので一応、唾を付け町を一回りしてから購入を決定した「藤原謙氏作の抹茶茶碗」。謙氏は二代・藤原楽山の長男で現在は三代・楽山を襲名されている様です。雄さんはこの器を「曙」と命名し愛用しております。
人間国宝・金重陶陽の三男である晃介氏作の行程の最後に食塩水を振りかけて還元した塩青焼ぐい飲みです。青灰色の発色と滑らかな手触りに人目惚れしました。
あちこち回って最後に訪れたのは難波章氏の南秋窯、何故か話が噛み合い気が付けば2時間の時が流れ辺りは薄暗くなってしまいました。「明日は姫路城を見学し帰ります、当地で宿を探さなくてはなりませんので」と腰を上げかけたとき奥様が「ちょっとお待ち下さい、姫路まで行くにはお腹も空くでしょう」とトーストとコーヒーをご馳走して下さいました。 以後、難波さんとはお亡くなりになるまで年賀状のやりとりが続いたのでした。達筆な直筆の年賀状は今も大切に保管して有ります。
私は藁を巻いて焼く緋だすきも好きで湯飲みも購入したはずですが、どうやら割ってしまった様です( ;∀;)
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下の2枚は備前へ行った時のものでは無く高島屋で購入したものです。宗秀と名が有りましたから人間国宝・山本陶秀氏の長男・雄一氏の奥様の作品かと思われますが定かでは有りません。
天津神社は何から何まで、備前焼で作られていて、さすがは備前焼きの里に
ふさわしい神社ですね。
窯元でのふれあいなど、備前焼きの窯元めぐりも、思い出深いものになったよう
です。購入された品々も、備前焼き独特の味がある素晴らしいものばかりですね。
高価な焼き物の数々
一回りしてから購入した器 飾るんじゃなくて使ってるんですね
私貧乏性だからそんなの買ったら終いこんで使えないです
今回の31年前なんですね
膝上10㎝のミニ凄い たかさん若いな~
焼き物よりそっちにびっくりしました(笑)
備前焼(*≧∀≦*)
妻が岡山県出身なので
良さはとっても分かります☺️
たかさんは
旅行してステキな思い出な品々を
大切にされるのが好きです😄
テル
二人で付けて来た足跡をそれとなく振り返ってみる。
遠い過去近い過去、少しぼやけていたり、まるで鮮明であったり。
その時々の想いを再現する。ブログに携わる者としての醍醐味の一つですね。これからも是非。
ひゃー、最高ですね。
その上をヒールで踏みつけて歩いたのですか?(笑)
>雄さんはこの器を「曙」と命名し
さぞ味わい深いことでしょうね。
>食塩水を振りかけて還元した塩青焼ぐい飲みです
へーっ、随分昔の話だと思いますが、ちゃんと記録されているのですね。
>「明日は姫路城を見学し帰ります・・・
うひゃー、私が家内を探しあてた地なんですけど(笑)
レポートが楽しみです。
古備前も展示されています。
わたくしが懇意にさせて貰っての方は、枇杷葉の樹を灰にして焼いて、それは何とも微妙な色あいを醸しています。
世界広しと云えども、1点しかなく価格の付けられない物です。
たかさんがおいでの時には、わたくしは子育て中でしたような気がします。
倉敷に行ってみたいと思いながら
関西在住時にもいかないままでしたので
前回の記事を羨ましく拝見しました。(´艸`*)
「陶器の里を訪ねて」旅に出る時、こんな風に目的を持って行くと
楽しみも思い出も増えていいですね♪
次は姫路城ですか、小学生の時に遠足で行きましたが
細かい記憶がないので楽しみにしています。
私も大好きな焼き物です
実は昔、主人の兄弟従妹の家族と旅行した時
皆、記念にと言うことで、奮発して作品を
買ったことがあります
私はほらっ貧乏性ですので、我が家はいらないと
主張したけど、皆が買うのだからと主人に
押し切られ3万のまあるい壺を購入することに、
その線に趣味がある人には大したことなど
ない額でしょうが、清水の舞台から飛び降りました
そして、茶箪笥の上に飾っていたのですが
な、な、なんと【芸予地震】が起こり
買って間なしなのに、会社から帰って見ると
見事に落ちて割れてました
陶器を見るのは大好きなんですけどね(;^ω^)
写真を観ますとこの日は雨だった様ですので本殿にはお参りしただけで写真も撮らず帰って来てしまったのでしょうね。
伊部では~窯、~窯と訪ね歩きましたが、どの作家さんも作家さんらしからぬ腰の低さで工房迄案内し備前焼について詳しく語って下さいました。 割ってしまった緋だすきの湯飲み茶わんは和風の佇まいが素晴らしかった伊勢崎満氏の作品だったと思います。惜しい事をしてしまいました。