たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

済州 龍頭岩

2014年09月08日 | 海外旅行

済州郷校を後にフェリー会社へと向かう途中に有るのが賑やかな東門市場です

韓国にはこうした市場が地区地区に必ず有るんですね

勿論スーパーも有りますが断然こちらの方が活況を呈しています

売り手と買い手の駆け引きの面白さが又いいんですよ

決して衛生的とは思えない露天の店に何故こうも人が集まるのか

その源は前記の駆け引きから生まれる親近感という空気の流れが至る所に有る

そんな所に有るのではないでしょうかね

嘗ての日本にもこうした光景は見られたはずです

今はスーパーへ行ってもコンビニに行っても言葉使いこそ丁寧ですが

教育で叩き込まれた誠実さが感じられない抑揚の無い一本銚子の言葉が返って来るばかり

雄さんはコンビニに煙草を買いに行きますが、もう常連の客にも関わらず

「年齢確認をお願いします、袋はどうしますか?レシートはお持ちになりますか?

ありがとうございました、またお越し下さいませ」

「これを毎回、言われると腹が立ってくる、いい加減、客の顔と癖を覚えろってんだよな」と言っています

何れにしても商業主義的なやり方は空しいだけです

言葉はいらないのです、下の写真の様に商品、つり銭を差し出す右手に左手を添え

有難うの気持ちを表せばそれで十分なのです



今回は働く人にスポットを当ててみました

皆さん、活き活きしてますね








うん?前方から美味しそうな匂い

市場の通りの中ほどで天麩羅やさんをみつけた私達は、そこで昼食をとる事にしました

はい、 で食べやすい大きさに切って下さい

安いですよ、キムパッ、天麩羅、スープが一人たったの2500ウオンでした


店頭ではうら若き女性がオデンと格闘中

私はアレだけは食べられませんでしたね

だって、大勢の人がタレの入ったお皿を使い回すのですもの

それほど潔癖症では無いのですがウナギを食べている途中で

 を思い出してしまう感覚に似たようなものです


犬も歩けば棒に当たるでは有りませんが

市場からフェリー会社に向かった川の畔に古めかしい船を見つけました

説明版には中国の難破船と有りましたが何時の時代の物なのか定かでは有りません


あちこち寄り道をして、ようやくフェリー会社に到着

私達は帰りを木浦行に乗る予定でおりましたから、その旨を伝えますと

月曜日は夕方の便しか無いと言われました

それでは21時過ぎの到着になってしまい、それからでは宿無しになりかねません

仕方なく17時50分発ワンド行きに予約をいれましたが

受付の女性のバカ丁寧な説明が、かえって理解できず何度もやりとりをしていますと

其処に現れたハラボジの流暢な日本語で一件落着と相成りました






このまま宿に戻っても良かったのですが龍頭岩を回って帰ろうと言う事になりまして

ちょっとボラレタかもしれないタクシーで龍頭岩へ


海を見ながらノンビリ体を休めようと思っていたのですが

やはり某国の観光客は此処にも出没しておりました

移動しようと狭い岩を通れば此処は我が道とばかり避ける気持ちは更々無し

体当たり状態でぶつかっても挨拶も無くワイワイ・ガヤガヤ 分かっていても腹が立ちます

記念写真を撮っていても、この通り退く気持ちなど有りません


私達は少しでも離れようと静かな場所を探し高台の一寸した展望台?に腰を落ち着けました

あー、此処は済州空港にも近いんですね

こうしている間にも次々  がやってきます

のんびり釣りをしている姿も見えます






肝心な龍頭岩を載せておりませんでした

どちらが正面で、どちらが裏面なのか分かりませんが

これもハルラ山の噴火の、落とし子なのです




近くには見た事もない、こんな植物も有りました






龍頭渓谷は龍頭岩がある所から10分も歩かない場所に有ります

ここは予定外の場所でしたが歩いてみるものですね

渓谷と言えば山の奥深くがイメージされますが、こんな海の近くに有るとは驚きでした










一旦、遊歩道に上がって4~5分も歩けば往来の激しい市街地は目の前です


そして此処が渓谷の始まりでも有りました


ここから宿までは結構、距離がありそうでしたので

東門市場で購入した宿のアジュンマへのお土産を手にタクシー利用です

アジュンマ、喜んでくれるだろうか?



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6 コメント

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市場 (sisi)
2014-09-09 00:30:58
活気ある市場、歩くだけでも楽しそうですね。
最初のブーちゃんのお頭と、
タレのお皿の使い回しは、とてもとても出来ません<汗&汗&汗。
みなさん、一串に何度もタレを付けていただくのでしょうか?
そういえば、大阪のミナミで、安倍首相が、店主にタレの二度付けはダメだと怒られていらしたのが記憶に新しいですね<笑。

昔の日本は、スーパーの代わりに、
地域に地域に、市場があったのでしょうか?

考えてみたら、今では・・・
観光として、訪れるのが、市場の楽しみ方ですね。
東京だと築地、京都だと錦市場、大阪だと黒門、山口だと唐戸、福岡だと柳橋連合。
私、ふと思えば、観光で、いろいろと行っているものです<笑。
市場は、その地域の文化がザックリ表れて興味深いですね。
売る人も、品物も、掛け合いも・・・。
国が違えば、余計楽しいものと思います。
スイスでも、ルツェルンの土曜日の朝市は、ここの所欠かせません。
他では手に入らない、とても良いチーズ、ソーセージ、そして、乾燥林檎。

そういえば・・・
大阪の鶴橋っていう街に大きなコリアンタウンの市場がありますね。
私自身は、ココに一度も訪れた事はありませんが<汗。
キムチや焼き肉のお店がたくさんあり、ソレはそれは安くって、美味しいのだと聞いた事があります。

ふふっ・・・
マニュアル通りの年齢確認笑っちゃいます、よね。
どう見ても、二十歳は超えてるでしょうって、
突っ込みたくなり、必ず突っ込む私です<笑。
モチロン、馬鹿丁寧に突っ込まさせていただいております<爆。

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ようやく見慣れはしましたが・・・ (はる)
2014-09-09 11:53:58
のっけから豚の頭部の登場は、やはりインパクトあります^^
私たち日本人にとって豚というと、肥満の代名詞としてのあまりありがたくない印象が
強いですが、韓国では慶事の祭壇に供えたり、富とか栄えることと関連が
あるのか貯金箱のキャラクターとして、でーんと存在してますね。

屋台のおでんのタレ、あれは私もノーサンキューです。
市場や市街地の雑踏に並ぶ屋台の風情は好きで、引き寄せられやすい体質(?)なんですが・・・
大阪でならできそうです。

市場で働く人々の姿は、私も大好きです。ぶっきらぼうでも何でも生きて、自分の流儀で生活している人の姿っていいですね!

龍頭岩は、そういう岩があるだけだろうと省いてしまっ
たところです。
辺りに渓谷が見られるところとは知らず、惜しいことをしました。

今日もありがとうございました^^

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sisiさんへ (たか)
2014-09-09 22:17:14
そうなんですか?
いいな
関東ではお隣の県で陶器市が開かれるくらいなもので
韓国の様に路地から路地を縦横に、しかも広範囲に
店が並ぶのは見かけた事は有りません。

年齢確認・・・そうですよね。
先ず売り手は買い手の目を見ませんし笑顔も有りません。
今日も山の帰りスーパーへ寄りましたが
レジで重い篭をヨッコラショとレジ台に載せたばかりだというのに
目も見ずにポイントカードを催促されました。
毎回の事なのでもう気にもならなくなりましたが
教育されたマニュアル通りの言葉ではなく
あの店員のいるレジに並びたいと思えるような対応ができる
店員で有って欲しいとつくづく思った今日でした。
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はるさんへ (たか)
2014-09-09 22:42:12
冒頭から強烈な写真を載せてしまい申し訳けありませんでした。
アレを生で見た時は、さすがの私も青ざめましたね。
そう言えばイタリアへ行った時、牛の頭が
デンと置かれているのを見た事が有りますが
あれも韓国の豚の様に意味が有る事なのでしょうかね。

龍頭岩は私も済州観光では加えて無かった名所でした。
でも、ついでが功を奏して素晴らしい渓谷を見る事が出来た事はもうけ物でした。
渓谷の直ぐ上のビル、気がつかれました?
海にも街にも近いそんな場所に有ると言う事が珍しいでしょう
是非お出かけを
お奨めの場所です。
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近場で渓谷美 (はる)
2014-09-10 20:28:10
今現在の私の理想です。
渓谷に見とれて、ビルには気付かず通り過ぎました。
本当にすぐそこって感じのところですね!来年あたり検討してみます
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はるさんへ (たか)
2014-09-11 00:51:54
ワッ、来年あたりって言うところが羨ましい~~~
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