済州バスターミナル(7:00) 御里牧(オリモク)登山口(7:40)
9番乗り場 (780番バス) 1800ウオン
バスターミナルを出たバスは込み合う市街地を抜け海沿いから
牧歌的な風景を経ていよいよ山間部へ突入です
例によって相当なスピードなのでカーブの度に右に左に大きく体が振られ
掴まっていないと座席から転がり落ちてしまいそうです
その運転手さん、信号で停まる度に新聞紙を広げて・・・いいのでしょうかね
この人、永久に優良運転手のメダルを取得する事は無いとみました
バスから降りて登山口までは2.6キロ余りを歩かなくてはなりません
舗装路がせめて登山道だったら気も紛れようものをと思いながら木々の花を眺めつつ
7・8人降りた登山者に続いて長い登りの舗装路を黙々と・・・
一時間近く歩いてようやく登山口が見えてきました
そして登山開始 8:50
緑に覆われた平坦な登山道から一旦下り川を渡ると道は登りに転じ
「いよいよ今回の最大の目的漢拏山へ」という思いに気持ちが高揚してきました
とはいえ、かなりの急坂
私を含めてどの登山者も息が上がっていました
そうした中で物資を運ぶトロッコが横を通り過ぎると
歩きにきたんでしょう?と言われそうですが、やはり恨めしくなってしまいます
所々に設置されている現在位置を示す掲示板や標高を示す石の道標は有り難い心配りでした
でも、それはまた「未だこれしか?」と逆に落胆もしましたが
こんな時の最大の応援者はやはり花ですね
有ったのは僅かでしたが、それでも どんなに癒された事か
後になり前になり英語で会話してきた中年の男性は次第に遅れ全く姿が見えなくなり
前を歩いていた年配の男性は“もう無理”といった表情でドカッと腰を下ろしたまま
3人の女性グループもかなり息が上がっています
それでも国の違いは有れ苦しさを分かち合う者同士
「ファイト」の声を掛けあいながら上へ上へと目指しました
11:20 前方が明るくなり長く伸びる木道が見えてきました
もう、あの急坂は無さそうです
ファイトを掛けあった女性も「タワッター、マンセー」「マンセー」とガッツポーズ
ここはベンチで大休止ですね
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美味しい水場が有り沢山の花が咲き雄大な景色有り海も見え・・・
喉元過ぎれば・・・今までの辛さは何処へやら「天上の楽園」では有りませんが正にそんな気分です
「何処まで行くの?」ガッツポーズの女性が話しかけてきました
「避難小屋まで行って引き返します」と言いますと
「私達は避難小屋から霊室(ヨンシル)登山路を下ります」と言って一足先に小屋を目指して行きました
ヨンシルコース・ヨンシルコース その時私は懸命に登山地図を思い浮かべていました
周回できるので有ればそれに越した事は有りません
雄さんと相談し急遽、ヨンシルコースを下る事にしました
その時、前方に待望の漢拏山が顔を出しました
徐々にその姿が大きくなり
果ての無い様に見えた木道もあと一息で最終地点の避難所に到着です
そして 11:50 終にやりました
ガイドブックでは登山禁止と有った漢拏山でしたが来てみれば、この様な立て看板と写真が・・・
「2時過ぎは登山出来ませんよ」
と言う事はその前ならば漢拏山の肩までは行けるという事?
事前に分かっていれば考えも変わっていたでしょうが今からでは無理と言うものでしょう
小屋前は沢山の登山者で賑わっておりました
先ずは記念写真を撮りお弁当をひろげる事に致しましょう
続く
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苦しい中での可憐な花たちの応援、じゃないご褒美ですね^^
おっしゃるように少し前まで見せていただいていた日本の花たちより
種類が少なそうですね。土地が違うからでしょうか、それとも季節が
違うから?いずれにしても、少ないながら可愛い花たちですね!
ところでご主人のお顔が、何だか違うと思ったら、お髭が・・・・?
達成できた事は大きな喜びです。
花が少なかったのは、やはり季節のせいなのでしょうね。
でも、この後が凄かったのです。
ハルラ山のツツジの群落は有名ですが、ドンピシャリ
素晴らしい世界が展開しました。
主人の髭、気が付かれましたか?
直ぐにお馴染みの顔に戻りますよ。
・・・っていいながら、考えてみれば、
日本の最高峰、富士山しか知りませんでしたが<汗&。
でもやっぱり、国の最高峰に立った時は、特別な歓びと達成感がありましたから、なんか特別な事なのです、よね。
まぁ~、一度登ればいいかな・・・みたいな感じはありますが<汗&笑。
(ルートを代えるとまた違った楽しみ方ができるのかもですね。)
このハルラサンという山、よく整備されていそうで、
歩きやすそうで、私のお好みのコースに見えます。
それにしても、
とても良い時期に旅をなさっていらっしゃいますね。
緑もお花もと~~~っても綺麗な季節。
夏に向けての期待からか、お写真に写ってる方たちのウキウキとした開放感に満ちあふれた雰囲気がとっても素敵です。
韓国の山は(頭龍山は手は入っていませんでしたが)どの山も整備が行き届いています。
ですので前回の旅の北漢山などの困難な岩山でも
三点確保の必要もなく頂に立つ事が出来ました。
sisiさんは富士山に登られた事が有るのですね。
思えば私が登った国の最高峰は、ここ韓国のハルラ山だけです。
日本の第二の高峰「北岳」は登りましたが富士山は登った事が無いのです。
「富士に一度も登らぬ馬鹿 二度登る馬鹿」と言う言葉が有りますが
多分「登らぬ馬鹿のまま」で終わりそうです。
まァ、それも良しと思って下さい。
お花は、これと言った珍しい物はなく見慣れた花ばかりでしたが
それでも疲れた体を支えてくれるには十分でしたね。
薬効あるお水の力も大きかったです。
標高は僅か1950mでしたが色々な意味で大きな山でした。