明日は済州を離れます
する事も無いので昼食を東門水産市場で食べましょうと
飽きもせず今日も市場に足を向けました
郵便局や本屋さんの場所を5人の警察官が懇切丁寧に教えて下さった警察署の横を通り
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そして空振りに終わった郵便局(奥の茶色の建物)と上品なお味の食堂
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更に本を購入した書店の前を通る道も今や通いなれた道になりました
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この書店で雄さんは二冊の本を購入しています
一冊はチュエ・イノ著の「喝」
もう一冊はキム・チンニョン著の「千年の禁書」
朝鮮を何故、大韓民国と言うかその韓の由来を書いた歴史ミステリーで
これは中国と韓国の間で物議を醸したベストセラーだそうです
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選挙運動も、もう当たり前の景色になりました
何時もと違っていたのは運動員がいきなり踊り出した事です
パフォーマンスも在り来たりでは駄目なのでしょうか
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そうこうしている内に東門水産市場に到着しました
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「お兄さん、この貝 最高級だよ 安くしておくからどう」
「そういわれてもねェ、明日は済州を去らなくてはならないからね」
そんな、やり取りを隣のハラボジが「そうか旅行者か」と思ったかどうかは分かりませんが
ジッとこちらを見つめていました
店の人は黒い袋を下げていると買う気の有る客だと判断する様ですね
その黒い袋の中身と言いますと日本版おはぎ
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微かな甘味の餡なのですが、これがとても美味しいのです
奥のは木の実でしょうか
少しばかり塩味が効いていて、これも大変 美味でした
もう一つの袋はチョンボクチョ(アワビの塩辛)
これを買う時が傑作でした
試食してみますとこれが又とても美味しくお酒のつまみには最高だったのですが
何せ量が多く日持ちしない生ものです
雄さん
「こんなに食べられないので半分なら買うよ」
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アジュンマ
「じゃぁ、35000ウオンを20000ウオンでどうだ」
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ワタシ
「まぁ、いいじゃない 宿のご夫婦に分けて上げれば」
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と言う事で商談成立しましたがアジュンマは、どうやら量と料金を勘違いしていたんですね
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今日も昨日の天麩羅やさんで昼食です
今日は来る前から決めていた韓国式揚げ餃子を頼みました
日本の様なカリカリでは無く少し肉厚で硬めですが先ず先ず
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宿に戻りまして早速、ご夫婦にアワビの塩辛をお裾分けしますと大変、喜んで下さいました
韓国ではアワビの塩辛は偶にしか食卓に並ばない高級品だったのですね
ご主人は恐縮して私達を自分の車で穴場を案内したいと言って下さいましたが
荷物の整理もあり少々疲れてもいましたので ここは辞退させて頂きました
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その夜、何故か
道の真ん中で僅かな野菜を並べポツンと一人、柱にもたれていたハルモニの姿が
消えては浮かび消えては浮かび、なかなか寝付けませんでした
多分、ずっと忘れられないのではないかしら
因みに韓国の高齢化速度は日本以上だそうです
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余裕の一日、勝手知った市内をご夫婦でそぞろ歩き、いいですね!
お皿に盛られたおはぎ、最近の日本では和菓子屋の店先で上品でちんまり
した姿を見るばかりですが、亡くなった母がこんなコロコロしたでっかいおはぎを
良く作っていました。お盆に思い出して良く作るのですが、今年は作りそびれて
懐かしく思いだしました。
緑色の方のオレンジ色は何でしょうね?細かく刻んだかぼちゃかしら。
おいしそうな鮑の塩辛を宿のご主人におすそ分けされて、喜んでいただけて良かったですね。
幸せは分け合うとより大きな幸せになると私の好きな俳優が言っています^^
一人道路で野菜をうる老人の姿が気になって寝付か
れないというお優しいたかさん
韓国の山を幾つも制覇し、ガイドブックのない普通の食堂にもふらっと訪れ
市井の人々とその街の住人のように交流されて本当に素敵な旅をなさっていますね。
ところでご主人様の韓国語は、お二人で国内を旅するように普通になさっているので
かなりお出来になるとは思っていましたが、長編小説をさらっと2冊お求めとはムムム!です^^
私も頑張らなければ!喝が入りました。ありがとうございました。
タイトルはボツとお考えください。申し訳ありません。
主人が甘い物は余り好きでないので(韓国の甘くないおはぎは美味しいと言っていました)
残りは冷凍保存し茶菓子の代用にしています。
母(おふくろ)の味ですか
私の母も他界して随分経ちますが家々の伝統の味というのは
何気なく見ていた工程や分量を意識せずに真似ている事で継承されていくのでしょうね。
何時でしたか混ぜご飯(母は炊き込みご飯は作りませんでした)を作り
姉に食べて貰った時「母親の味が出せる様になったね」と言ってくれた事が有ります。
こんな言葉は嬉しいものです。
はるさんがお作りになる“おはぎ”もきっとお母様から受け継がれたはるさんの家にしかない伝統のお味なのでしょうね。
奥のオレンジ色はカボチャでは無く何かの実でした。
一歩一歩、歩いて行く先には色々なドラマが有るものですね。
何処か侘しいドラマ
心をポッと温かくしてくれるドラマ
感動に震えるドラマ等々
そうしたドラマは旅紀行に深みを与えてくれます。
今回のハラモニの姿も印象深く心に刻まれました。
今、思えば宿への土産に買ってあげれば良かったと悔やまれてなりません。
今回購入しました「千年の禁書」
ようやく昨日、読み上がったと言っていましたが
結局は反日臭の強い本だった様です。
以前の旅行で購入した本は
女性作家「シン・ギョンス」の「母の願い」でしたが
これは主人がとても感動した本です。
はるさんにお奨めの本だとも言っておりましたよ。
機会が有りましたら読んでみて下さい。
“喝”にせよ“おんたか教”にせよ
さり気なく挿入するはるさんのセンス、素敵です
”今や通い慣れた道”と表現なさっていらっしゃる事に
旅の醍醐味を感じます。
現地にお住まいの方達との何気ないやりとりにも旅の愉しさ、おもしろさが詰め込まれています。
旅というものは、
世の中のいろいろな縮図が垣間見え、
ソコには歓びもあるけれど、憂いもある、
なので、思考の幅も広がってくる・・・
みたいな事をご夫婦の旅から感じ取らせていただきました。
ご主人さま、
韓国語の小説を普通にお読みになるって、
これだけで、どんなにお勉強なさったのか分かります。
私、せめて、英語だけでも、もう少し力を増やそう・・・と、力をいただきました。
もう、ドイツ語は、夫に任せようと・・・ヘタレな心が内から声をあげています<<汗&爆。
sisiさんも旅の達人ですから私が言うまでも無いでしょうが
観光j客が行かない様な所にも穴場は沢山あるもので
写真で見慣れていない分、とても新鮮に映ります。
私が旅で一番、重きを置いていますのは、やはり人との触れ合いでしょうか。
その国を知る一番の近道が触れ合いに有ると言う事は
色々な国を訪れてみて私達夫婦が学習した事です。
主人の語学は私から見ましても半端なものでは有りませんでした。
一日中、書斎に閉じこもっていた日も有りましたし
徹夜の日も有りました。
ただただ感謝です。
購入したまま積んどく状態の本がたまっているので、すぐ読んでみますと
即答できないのが悲しいですが、ご主人様が私にお勧めだとお聞きしては
どんな内容なのかはとても興味が湧きます。
次回の訪韓時に書店で探してみますね。
ご主人様がお買い求めになられたご本が「反日臭の強い本だった」とのこと
実は私の購入した絵画についてのエッセイにも、読み始めて割合すぐの箇所に
そんなところが現れて、他にすることも多い中積極的に食指が伸びずに
今はデスクの片隅に積んでいます。
ただこの本の場合は致し方ない面があると、本を一旦閉じた後思い直しました。
韓国の文化財の経歴をたどれば、併合下に触れざるを得ず、彼らが誇る
作品が日本に渡り、一時期を経て買い戻されたものなどに関して書く時
自国の文化をこよなく愛する筆者としては、必然的にどうしても感情が
入らざるを得ない面があるのでしょう。
それは事実を書いているとしても、日本人である私が読めば
少なからず胸にグサッとくるのはやむを得ないことなのかな、と思います。
このグサッとくるのを超えてなお付き合いたいほどの出会いを、たくさん
積み重ねて行かれれば、少しは関係を変えられるでしょうが・・・
本当に遠いでしょうね。
これは後でまた書く事になるかもしれませんが
人間は許す事によって一歩前進できるんですよね。
日本が敗戦を迎え惨めな思いをしながらも経済大国として胸を張れる様になったのは
恥を忍びながらも憎しみを忘れ
前向きで歩んで来た事に有るのではないかと思います。
はるさんの民間外交は何時か実を結ぶと思いますよ。
私は今回の旅行で反日感情を持つ人との接点が無かった事をとても幸運に思いました。