Grandma のデジカメ写真日記

折々の散歩や旅行で撮った風景、花等の写真を載せています

熊野古道ウォーキング(1) 発心門王子から熊野本宮大社まで

2007年06月12日 | 風景写真
旅行の二日目、明け方に雷がなっていたので起きて外を見ると雨が降っていました。
白浜海岸のすぐ近くの旅館に泊まったので、朝傘をさして砂浜が綺麗だと
いう浜辺をちょっと歩いてみました。


いよいよ熊野古道を歩くことになりましたが、旅館を出る頃には運良く雨があがっていました。
古道を歩くといってもほんの一部分だけで、熊野大社の入り口とされる発心門王子
までバスで行き、そこから熊野本宮大社まで幾つかの「王子」を参拝しながら途中昼食取る為の
時間を入れて3時間ほど歩きました。
今回のウォーキングには語り部の方が一緒に歩いて下さり、分かりやすい説明を
聞きながら歩きました。
「王子」とは熊野古道沿いにある参拝社のことで、熊野権現(ごんげん)の御子神をまつった場所。
旅の安全を祈り、また貴族らの参詣の折には、休憩や宿泊にも使用されました。

「発心門王子」熊野九九王子社のうちの重要な王子のひとつで
かって大鳥居があって本宮の聖域の入り口だった所


「水呑王子」跡 社がなく江戸時代に立てられた石碑が木の根元に残っています。
右にあるのは王子毎にあるスタンプ台。


古道を歩く両側はシダが茂った杉木立の中を進みます。
斜面を見上げると杉がびっしりと植えられていて、雷雨のでなくて良かったと思いました。


杉林を抜けると集落があり、綺麗な休憩所が出来ていて
ここで昼食をとり初めて座って休めました。
林の中を出た明るい所には薄いピンクのサユリや紫色の見かけない
花が咲いていました。熊野を行き交う往時の人々もこれらの花を
見たのでしょうか?
  

「サユリ」がこの時期咲き始めるので探してみてくださいと語り部さんが蕾を指して言ったので
キョロキョロ探して道端に咲いてそばで撮れる花をマクロ機能を使って撮りました。
紫色の花も近くに寄って撮りました。ちょっと「オドリコソウ」に似ています

「追記」右の紫色の花は「ウツボグサ」(靫草)別名「カコソウ/夏枯草」と
林の子さんに教えて頂きました。

「伏拝王子」跡にある和泉式部供養塔


この地から熊野本宮大社のある大斎原(おおゆのはら)を伏し拝んだので
王子名になったようです。


「祓所王子」熊野本宮大社を目前に道中の埃を払い、身づくろいした潔斎した
王子といわれている。


「熊野本宮大社」熊野参詣の最終目的地、熊野三山の第一のお宮に着きました。
不思議なことに熊野本宮大社に着く頃になって小雨が降りり出しましたが
たいしたことはなく宮司さんのお話を聞いて次の目的地に向かいました。


熊野古道を歩いた後、瀞峡を船に乗って見る予定が入っていたので歩くペースが
早く、もう少しゆっくり歩いてみたかったのですが雨も気になり途中からかなり
早めペースになったようでした。

「お知らせ」 最近ブログの記事に関係ないコメントを寄せる人がいるので
しばらく承認制をとる事に致しました。今後コメントの公開は私の判断で
させて頂きます。いつも見にいらしてコメントを書いて下さる方達には
失礼とは思いますがよろしくお願い致します。

コメント (14)
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