
棕櫚(しゆろ)
「昔、棕櫚の木は、生命の木としてみられていた。
その枝は、勝利と凱旋の象徴であった。
キリスト信者は、棕櫚を世俗と罪に対する自分たちの霊的勝利のシンボルとした。
そしてそれはすぐに、キリスト信者が大英雄とあおぐ殉教者、信仰のために命をささげた者のシンボルとなった。
聖ヨハネは、『罪をあがなわれた多くの国民が、天国で、歓喜のうちに棕櫚を手にしているのを見た』(黙示録7章9節)」
(「キリスト教のシンボル」より)
今日は、17日・日曜日です。
復活祭・4月24日まで、1週間となりました。『聖週間』(受難週)の始まりです。ソワソワします。嬉しさかな?
復活祭は・・
キリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日です。
人類の罪の赦しのために十字架にかけられて死んだイエス・キリスト。
死んだキリストが、三日目に復活したことを記念する日です。
『聖週間』、17日~24日までの1週間は、『記念日』の連続です。
今日・17日は、聖週間の初日の日曜日、『枝の主日』でした。
「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、イスラエルの王に。」(ヨハネ12章13節)
・・キリストのエルサレム入城を記念する日でした。
当時の民衆が、歓喜の声で叫びながら、枝を手に持ち、キリストを向かえたそうです。
今日私たちも、歓喜の歌を歌いながら、『棕櫚』を手に持ち、記念日を祝いました。
木曜日・21日は、『聖木曜日』・・キリストと弟子たちの最後の晩餐です.

有名な・・レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』裏切りのユダはどれ?ペテロは?愛されたヨハネはどれ?
最後の晩餐をする前に・・キリストは弟子達の足を洗います。『洗足式』

私の教会でも、聖木曜日のミサの中で、司祭が信徒の足を洗います。(5人ほど)
写真は英国・ウェールズ教会の洗足式。
「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。」
(ヨハネ福音書13章1~17節)
『互いに愛し合いなさい』(←キリストの掟) てことです。
金曜日・22日は、『聖金曜日』・・キリストの十字架上の処刑です。
それから3日後・・
日曜日・24日は、『復活祭』・・キリストの復活を祝う日です。
枝の主日~復活までの7日間。
『聖週間』の7日間。この期間だけは良い人になって!!
十互いに、決して怒ることなく愛し合う1週間、と致しましょう十