マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『人はパンだけで生きるものではない。』

2016-02-14 22:56:36 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

          『曠野のイエス・キリスト』 
 

                                      イワン・クラムスコイ作品

  『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。』
                                            マタイ福音書 4章4節

よく耳にする『言葉』ですよね。
イエスが、霊に導かれて曠野に行かれ、40日間、昼も夜も断食した後、空腹を覚えられた時・・・・
悪魔から誘惑を受けられ、イエスが悪魔に答えて言った『言葉』ですよね。

今日は2月14日。四旬節第一主日。  四旬節もいよいよ本番に向かいます。
      『今日の福音 イエスの言葉』  イエスは有言実行の方です。

『イエスは、四十日間、何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。
そこで、悪魔はイエスに言った。
「神の子なら、この石をパンになるように命じたらどうだ。」
イエスは、
人はパンだけで生きるものではないと書いてある」とお答えになった。

更に、
悪魔は、イエスを高く引き上げ、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せた。そして言った。
「この国々の一切の権力と繁栄とを与えよう。 もしわたしを拝むなら、みんなあなたのものになる。」
イエスはお答えになった。
『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある」とお答えになった。

そこで、
悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて言った。
「神の子ならここから飛び降りたらどうだ。
『神はあなたのために天使たちに命じて、あなたをしっかり守らせる。』(と書いてある)」
イエスは、
「『あなたの神である主を試してはならない』と書いてある」とお答えになった。
                                        ルカ福音書 4章1-13節

      イエスは、『有言実行』の方です。
   イエスは、悪魔の誘惑の質問に答える時には、必ず・・・
『神の言葉に書いてある』 と 『人は神の言葉で生きる』
『神の言葉』を自ら引用し、実行なさるのです。

 『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。』
人は生きるために…パンは欠かせないが、『神の口から出る一つ一つの言葉で生きる』 と
                               『神の言葉』 の引用と
実行です。

      イエスの『価値基準』は、『聖書の神の言葉』です。
イエスは、話す時も、物事の決定も判断も、諸々、判断基準となるのは『聖書の神の言葉』です。
                     ここで私の余談です。 小学校卒業のリンカーン大統領も、
                   重責の米国大統領としての全ての判断基準は、手から離すことがなかった『聖書』であった。とは有名な話ですよね。

    
     悪魔は、絶えず、私達を誘惑してきます。
40日間も飲まず食わずで断食していたイエスに、”石をパンに変えて食べるのはいかが?”、と甘い言葉がかかりました。
気をつけている私達にも、絶えず、”いかが?”と、実行が当然の権利と思わせるような甘い言葉が、ささやかれます。

     イエスは、『神の言葉』を思い出して、悪魔の誘惑の言葉には乗らず、悪魔に勝利しました。
私達も、イエスに倣って、絶えず声をかけてくる悪魔に、『神の言葉』を思い出し、油断せず祈り続けて、
                                  悪魔の言葉を退け、勝利いたしましょう!

     悪魔の誘惑に勝利する方法は、聖書を読む。祈りをする。この二つの日常化です。

                                      以上。今日の司式司祭様の説教の一部でした。

   改めてご覧ください。
   イワン・クラムスコイが描いた  『イエスの姿』
 
 
  悪魔の誘惑に打ち勝つために・・・
    喧噪を離れて、神と私以外は何もない曠野で
            祈り続けておいでのお顔です。

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
悪魔の誘惑に負けないように戦い続ける自分って・・・超恰好良くないですか!! 
                       お元気で、明日からの週日をお過ごしください。