6月12日。火曜日。
昨夜の宿泊地・・・ 『新宿 歌舞伎町』
『喧噪の世界』 若者の世界です。いつまでも賑わって・・・。
朝6時半。 ホテルを出発。
7時15分。 新宿バスタから高速バス出発。
4時間後・・・
11時10分。 尾瀬戸倉着。
戸倉から・・・ 『樹林の世界』
『自動車乗り入れ禁止地区の始まり』 乗り合いTaxiで…鳩待峠へ。
週日でもあり、登山客が少ない。小学生の団体が校外学習?かわいい。
11時半。
鳩町峠出発。
入山・・・ 『尾瀬』
靴底を、マットできれいにして入山です。
尾瀬の自然形態を、靴底についた他所の草木の種から守ります。
尾瀬へ他地域の植物の種子が入り込まないよう、特に監視がされているのです。
尾瀬。
盆地状の高原であり、中心となる尾瀬ヶ原は約1万年前に形成されたと考えられる湿原です。
昨日の大雨が嘘のような午前中。
何回も、”台風の影響もなく、有難いね!”と、繰り返す。感謝!感謝!
6月半ば。 新緑も濃くなって・・・
『静寂の世界』 夫と息子。
人は云う・・・『山がそこにあるから山に登る。』
私は云う・・・『静寂を求めて山に入る。』 これも登山の一つの楽しみです。
この度は・・・息子夫婦と私たち夫婦の4人旅。
4人の旅は、夫の数年前の提案で、お嫁さんの計画で、実現の日を迎えました。楽しみです。
尾瀬と云えば・・・ 『木道』
『尾瀬全域が国立公園特別保護地域および特別天然記念物に指定地域』
尾瀬。
『歩道・木道』以外への立ち入りが、厳しく制限されています。
『ごみ持ち帰り運動』の発祥地でもあり、日本の『自然・環境保護運動』の象徴。 だそうです。
尾瀬ヶ原と云えば・・・ 『ミズバショウ』
尾瀬には水芭蕉が似合います。 鮮やかな白と緑。
時期も終わりに近い。 『花』の満開時期に出会うのは難しいようですね。
それでも、所々に咲く。 さすがの『The 尾瀬』。 王者の貫録です。
尾瀬ヶ原は、
活火山である『燧ケ岳』の噴火活動によってできた『湿原』で、
ミズバショウやミズゴケなど、湿原特有の貴重な植物群落が見られるのです。
12時。
歩き始めて、先頭の185㎝の息子の歩幅は大きく、歩きは早く、30分。
残り3人も、ついてきました。 一番かよわい母!がしんがりです。Why?
山の中・・・無防備故に、4人の個性が際立ってくる。面白い。
予定より30分近くも早く到着・・・ 『山の鼻』
『昼食 兼 雨宿り』 尾瀬入口・鳩待山荘の弁当。
雷が鳴り出し、雨が降ってきた。雨具着装。
12時半。 再出発。
雨の中・・・ 『歩み続ける・・・』
『至仏山』も『燧ヶ岳(ひうちだけ)』も霧の中。 その美しさに、感動の涙が…。
ひたすら。黙々と。4人だけの世界。美しい。有難い世界です。
盆地に・・・ 『鴨のつがい』
清く美しい水と鴨。くちばしの黄色が愛らしい。
尾瀬ヶ原の湿原。
数十万年前~1万年前までの間。
周辺の火山活動により川がせき止められ、『盆地』 が形成された。 と考えられている。
『盆地』に堆積した土砂によって、『平坦な湿原』 が形成された。 とされています。
大自然の、神の成せる業に、ひたすら脱帽。 感動の連続です。
『The 尾瀬ヶ原』
仲の良い息子と嫁さん。
尾瀬の大自然の如く…美しい人生でありますように! 後ろ姿に祈る母です。
標高1500m。
牛首分岐から。
寄り道。遠周りして・・・ 『ヨッピ吊り橋』
湿原の中の川がめずらしい。 感動!
益々・・・
尾瀬ヶ原の奥へ。
右を見れば・・・ 『尾瀬ヶ原の周りは山山山』
盆地 とは、周囲を山地に囲まれた、周辺よりも低く平らな地形である。
左を見ても・・・ 『尾瀬ヶ原の周りは山山山』
『The 尾瀬ヶ原』 の真ん中に設置された 『絶景スポット・ベンチ』
しばし・・・時を忘れて・・・『静寂の世界』に身をゆだねる。
感動のしるし。 息子夫婦はチューをする。分かる気がします。
大自然の中の・・・ 『木道』
見かけたのは・・・『平成23年~平成27年の焼き印』 東京電力の寄付です。
自然保護と景観と安全を守るために・・・ 『取り換え作業』
有難いことです 休むことなく、続けられる作業です。
尾瀬入口の出発・11時半~昼食30分~3時間半歩いて・・・。
午後3時。
山ふもとの・・・ 『見晴』
幻想的に。 木道の先…建物が浮かび出る。
到着。
『鳩待峠~見晴まで』 4時間。 夫と私は二回目の尾瀬。
アスリート家族。さすがの予定より早めの到着。
尾瀬ヶ原の最高の見晴場所・・・ 『弥四郎小屋』
山山に溶け込む姿。 6軒の山小屋が連立する。
外のデッキから・・・
見えるのは別世界・・・ 『大平原』
大平原を眺めながら・・・『持参のワイン』 至福
今日の一日が終わった。
鳩待峠~山の鼻~牛首分岐~ヨッピ吊り橋~十字路~見晴。
約10㎞。 約4時間。 24318歩。
ワインを飲みながら・・・
不思議な感覚が生まれる。
『喧噪の世界・新宿』 8時間の大変な道程の後に到着 『静寂の世界・尾瀬』。
それは・・・『夢か現か幻の世界』 と 『現実の世界』。
人生を長年歩いてきた今・・・
『静寂の世界』 こそが 『リアル・ワールド・現実の世界』 である。と確信する感覚が生まれるのです。
この『不思議な感覚・確信』の経験のために、私は山に登るのですね。
4人の旅。感動の一日目に感謝!感謝!
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
人は、人生の確信をつかむと、生きやすいのではないでしょうか? お元気で!