6月24日。主日。
『洗礼者聖ヨハネの誕生 祭日』
イエスが『燃えて輝くともし火』(ヨハネ5-35)と呼ばれた洗礼者ヨハネに対する崇敬は古くからおこなわれており、
誕生の記念に行われたアウグスチヌスの説教が残されている。
『アウグスチヌス(354~430)』
イエスの誕生の六か月前にあたるこの日は、
母の胎内にあったとき聖霊に満たされ(ルカ1-41)、荒れ野で悔い改めの洗礼を宣べ伝え、
救い主キリストを迎える準備をした洗礼者ヨハネの喜ばしい誕生を祝う日である。
『毎日の聖書』より
『今日の入祭唱』
『神から遣わされた人がいた。その名はヨハネである。』
『洗礼者聖ヨハネ』 ティツィアーノ作品
『彼は、光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。』
ヨハネ福音書 1章6&7節
今日は、聖ヨハネの誕生から青年期まで、映像でたどってみます。よろしくお願いいたします
『今日の第一朗読 イザヤの預言』
『母の胎にあったわたしを御自分の僕として形づくられた主はこう言われる。
「わたしはあなたを国々の光とし、わたしの救いを地の果てまで、もたらす者とする。」』
『悔い改めを説く聖ヨハネ』 イザヤ書 49章1ー6節
聖ヨハネの母エリサベトは、イエスの母マリアの親戚で、
マリアと同様に、天使ガブリエルによってヨハネの誕生を予言されました。
ヨハネは、らくだの皮衣を着、腰に革の帯をしめ、いなごと野蜜を食べ物」とする人物で、
ヨルダン川の河畔の「荒野」で、『神の国』が近づいたことを人びとに伝え、
人びとに『悔い改め』を迫って、罪のゆるしに至る『水による洗礼』を授けていました。
西暦28年頃。 ナザレのイエスにも洗礼を授けました。
イエスの最初の弟子のシモン・ペトロとアンデレは、その以前はヨハネの弟子だったそうです。
『今日の第二朗読 使徒パウロの言葉』
『パウロは言った。
「ヨハネは、イエスがおいでになる前に、イスラエルの民全体に悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。
その生涯を終えようとするとき、ヨハネはこう言いました。
『わたしを何者だと思っているのか。わたしは、あなたたちが期待しているような者ではない。
その方はわたしの後から来られるが、わたしはその足の履物をお脱がせする値打ちもない。』
『使徒たちの足を洗うイエス キリストの本性』 於。最後の晩餐
「兄弟たち、アブラハムの子孫の方々、ならびにあなたがたの中にいて神を畏れる人たち、
この救いの言葉はわたしたちに送られたのです。」』
使徒言行録 13章22-26節
イエスは言いました。
『洗礼者ヨハネは預言者のうち最大のものであるが、天国の最も小さいものでも彼よりは大きい。』と。
・・・ヨハネは、『キリストの本性』を示す『使命』を担ったのです。
『今日のアレルヤ唱』
『アレルヤ、アレルヤ。幼子よ、お前も神の預言者と呼ばれ、主の前を歩み、その道を整える。 アレルヤ、アレルヤ。』
ルカ福音書 1-76
そして
『今日の福音書』
『さて、月が満ちて、エリサベトは男の子を産んだ。
『聖ヨハネの誕生』
聞いた人々は皆これを心に留め、「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」と言った。
この子には主の力が及んでいたのである。
幼子は身も心も健やかに育ち、
『幼子イエスと洗礼者聖 ヨハネ』 バルトロメ・エステバン・ムリーリョ作品
イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。』
ルカ福音書 1章57-80節
『今日の奉納祈願』
『救いの源である神よ、
洗礼者ヨハネは、救い主が来られ、わたしたちの間におられることを教えました。
聖人の誕生を祝ってささげるこの供えものを受け入れてください。』
『今日の拝領祈願』
『聖ヨハネが告げたキリストを、新しいいのちの与え主ととしてあがめ、たたえることができますように。』
皆様!
御訪問に感謝申しげます。
人生において、『素晴らしい師匠』を持つことで『人生の価値』が決まってくるとか言いますよね。
私にとって『聖ヨハネ』は『人生の師匠』です。感謝!感謝! お元気で!