まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

イメージではなく本質を

2009年10月30日 18時58分18秒 | 日々雑感
知人男性が、結婚を考えている女性について

「美人じゃないけど、地味で真面目だから・・・」というようなことを言うので

内心(地味な女が真面目とは限らないぞ)と思った。

実際、見た目は地味だけど二股をかけたり

出会い系サイトで知り合った男と会ったりしている女性を知っている。

地味で真面目=派手好きじゃないから金遣いが荒くない=いい奥さんになる

世間というのは、ときにこういう型にはまった判断を口にする。

青少年が事件を起こしたときに「おとなしくて真面目な生徒だったのに」

なんていうけれど、その生徒は本当に真面目だったのだろうか?

おとなしい=真面目というのがそもそも間違っている。

おとなしいのは態度であって、心の中では何を考えていたか分からないではないか。

表面だった不良行為がないだけで、心中は知れたものではない。

今、マスコミが大喜びして騒いでいる疑惑の女性も

生活ぶりは派手だったらしいが、美人とか華やかとかいうタイプではなかったという。

そういう人がこういう犯罪を犯したからといって驚くことでもない。

不美人だからつましい性格、なんて思い込みが間違いで

不美人だって美人と同じように欲望はあるのである。

そしてまた、美貌を武器に男を誘惑する美人はもちろんいるけれど

不美人だからといって男を誘惑できないわけではないのである。

むしろ、ある種の不美人には美人よりも男をひきつける魅力があったりするのだ。

「こんな女、浮気しないだろう」とか

「やりくり上手だろう」なんて、なめてかかったら大ヤケド。

人を騙す人間というのは罪悪感がない。

そんなものあったらうまく騙せないに決まってる。

しれっと、なんの悪気もなく嘘をつける人間が世の中にはいる。

もしかすると、そういう人は自分自身も騙しているのかもしれない。

恐ろしいことだが、そういう人間に嘘をつかれたら騙されてしまう人は多いだろう。

たぶんこの事件は小説化、ドラマ化、映画化されるんだろう。

結果、騙される人が少なくなればいいけれど・・・