まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

大人になった・・・

2010年05月21日 16時44分23秒 | 日々雑感
部屋の掃除をしていると、表からゴロゴロという音が聞こえてきた。

さっきも同じ音を聞いた。

スケボーの音にも似ているが速度が遅い。

窓からのぞくと中学生がキャリーカートを引きずっている。

ああ、あれか。

なにかというと、この辺の中学は二年生になると北海道へ行くのである。

毎年、今頃の時期に実施される。

そうか、あの帰りか。

しばらくして出かけようとすると、またもや家の前をカートを引いた男子。

目が合うと軽く会釈をする。

可愛いではないか。

なかなかすっきりした顔立ちをしている。

船中泊の帰り?

(ちなみにこの北海道行きはフェリーで行くので通称『船中泊』である)

「そうです」

じゃあ疲れたでしょう。

「疲れました・・・」

ゆっくり休んでね。

こくんと頷いた男の子と別れて自転車を走らせる。

わたしが中年になったなーと実感するのはこんなときだ。

長くわたしにとって、中学生男子というのは敵であった。

馬鹿な上に乱暴、無神経で騒がしく・・・

じゃあ女子はどうか。

女子は脅威である。

小中学生女子の意地の悪さ、腹黒さ、悪賢さ、排他性・・・

子供が純粋で無邪気だなんて本気で思ってる人がいたら、よほどの幸せものだ。

長い間、わたしにとって男子は敵で女子は脅威であった。

しかしそんなわたしが中学生男子に声をかけ、可愛いと思ったりするんだから。

対等な存在としての敵意を感じなくなったということだろうか。

よく考えてみればわたしが20代半ばに子供を産んでいれば、そのくらいの息子がいるのである。

対等な訳ないではないか。

結局いつでもどこでも、男子も女子も嫌な奴は嫌な奴だし

いい奴はいい奴ということ。

なんだかまとまらない話ですが。