まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

音楽が秀逸

2010年09月13日 13時30分43秒 | テレビの話
なんだかよく分からないまま、欠かさず見続けている「熱海の捜査官」。

わからない、というのは筋がではなく自分の気持ちが。

面白いのかつまらないのか、見たいのかそうでもないのか。

「うぬぼれ刑事」もキャラクター祭りなどと言われるけど

熱海の捜査官こそ、筋がどうこうではなく登場人物の個性を楽しむドラマかもしれない。

だって毎回、筋という筋はないんだもん。

不可解な人物、不可解な出来事。

あっという間に来週は最終回だという。

えー、だ。

でもまあ、そこそこ楽しめた気もする。

オダギリジョーの不思議さはもちろん、萩原聖人が想像以上によく、

今まで関心もなかったけど、この人ってこういう俳優だったんだ・・・と再認識。

驚いたのは、犬塚君という警官役の人と「うぬぼれ」のバーテンが同じ人だったこと。

新聞で読むまで全然気が付かなかった。

なにより劇中の音楽がいい。

要所要所に流れるエリック・サティ。

不安で不吉で美しい旋律。

エンディングの「東京事変」。

敷島先生という人の歌った「翼をください」、下手な上にまがまがしくてびっくり。

診療所のシーンで流れていた「テネシーワルツ」は、心に沁みた。

ああいう音楽を選ぶ人ってすごいなあ。

「時効警察」のような面白さはないけれど、これはこういうドラマとして楽しむものなのかも。