まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

未知との遭遇

2012年05月15日 18時35分59秒 | 日々雑感
「毒持つ謎の哺乳類捕獲」

新聞にこんな見出しがあったら、見ずにはいられない。

「毒」とか「謎」とか、怖さを煽っておきながら写真はのんきな小動物。

なんだこれ。

その名も「キューバソレノドン」。

モグラやハリネズミの仲間に当たるので、見た目もちょっとネズミ風というかモグラっぽいというか。

カモノハシを小さくしたようにも見えるし。

可愛いようなそうでもないような、不思議な容姿。

1970年代には絶滅したと考えられていた。

その後、生息が確認されたものの絶滅危惧種に指定されている。

毒を持つというわりには、犬や猫に捕食されて激減したらしい。

じゃあ、その毒はなんのためのものなんだ。

生態がよく分かっていない、というのもときめきポイントだ。

一度に7匹も捕獲されたのは初めてというが、一度に捕まりすぎじゃないか?

危険を察知した雄が大きな声を上げることが分かったというが、

それでも7匹も捕まっちゃったのか。

捕獲した専門家チームは、数日かけて動画と写真を撮影して放したというが

「あーびっくりした」と慌てて逃げかえる様子が目に浮かぶようだ。

地球上には、まだまだこういう生き物がいるのだ。

人知れず、どこかでひっそりと生息しているかもしれない未知の生物を考えると

不思議な解放感を覚える。

どこかにそういう場所があるのだ、と。

もしかしたら桃源郷のようなところかもしれない。