まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

星になった

2016年05月03日 11時37分12秒 | 日々雑感
今の中・高校生と好きな音楽について話す機会がないのではっきりとは言えないが、

わたしが高校生だった頃よりは、洋楽を聴かなくなっているような気がする。

今、洋楽を聴いている中・高校生はバンドをやっているか

マニアックに音楽が好きな子、ではないだろうか。

なんて、勝手な考察しているが現在の洋楽シーンに疎いので

本当のところは分からない。

ただ、1980年代にはアイドル的な洋楽バンドが多かったこともあり

普通の女の子が、洋楽を聴いていたと思う。

戦場のメリークリスマスという映画の影響もあり、D.ボウイの人気は高く、

当時、彼はすでに30代だったけれど、15歳の女の子たちがうっとりとしていた。

訃報を聞いた時、彼を好きだった子たちは感慨深いだろうなと思ったものだ。

中学の頃はM.ジャクソンが人気で、高校に入学した頃も

ベストヒットUSAのビデオは人気だったのだが、

あるとき音楽通(?)の友人が

「アメリカではプリンスの方が人気で、ディスコでは(クラブではない)

マイケルの曲がかかると休んで、プリンスの曲になると踊るんだって」

というようなことを教えてくれた。

(マイケルが可哀想だな)と思ったものの、プリンスのミュージックビデオを見たときには

衝撃を受け、次々と曲を聴くようになった。

しかし、どちらがいいということではなく音楽の方向性が違うということだろう。

高校の友人と主演映画「パープル・レイン」も観に行った。

高校生の観に行く映画か?と思うが、今も昔も

大人が思うより、高校生は大人である。

次第に音楽を聴く機会は減ったが(ノーミュージック・ノーライフではなくなったのだ)

プリンスやD.ボウイやクイーンやビリー・ジョエルやポリス、プリテンダーズetc・・・は聴きつづけた。

80年代の音楽は、ビデオも含めて他の時代より軽薄でバブルのにおいがするのだが

その時代にわたしは成長し、熱狂して聴いていたのだ。

多くのポップスター、ロックスターが彼岸の人となった。

もうあんなに夢中で音楽を聴くことはないだろう。