まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

お笑いの行方

2024年01月20日 18時08分37秒 | 日々雑感
お笑いが好きで、そういう番組はよく見るのだけど

以前よりネタそのものを見せる番組は少なくなったと思う。

お笑い芸人と呼ばれる人たちはテレビにたくさん出ているけれど

それはバラエティ番組であって、漫才やコントはせず

番組の中で面白いコメントやリアクションを披露するものが多い。

今は動画配信でコンテンツとして漫才やコントを見られるので

別にそれで困らないのだろうけど。

当の芸人の人たちはどうなのだろう。

ある程度、人気が出て地位を確立すると若手芸人をいじったり

ご意見番のようになっていくけれど

MC(という言葉がわたしは好きじゃない。なんか、業界っぽくて。

素人が口にすると恥ずかしいから。ああ、面倒くさいな、わたしは)

MCやご意見番がお笑いの頂点というか最終地点なのだろうか。

先日も、人気のあるコンビが漫才を披露していたのだが

それを見ていたベテランの芸人が

「ぜいたくだよね。テレビでネタを見せることなんかあんまりないでしょう」

と言っていたので、やはり売れっ子がテレビで漫才するのは

テレビ的には珍しく、視聴者にとっては有難いことなのだろうか。

でもなあ。

お笑い芸人にとってリスペクトされることほどつらいことないと思うんだけど。

面白くてリスペクト、だったはずがいつの間にか

存在がリスペクトになっていっている気がして。

例えその人に憧れてお笑いの世界に入っても、

尊敬されたらお笑い芸人としてはどうなんだろう。

いつまでも「面白い」と言ってもらえる方が芸人冥利じゃないかなぁ。

尊敬と面白いは両立するのかも知れないけど。

でも、いつの間にか本当は大して面白くなくても

「XXさんだから面白い」にすり替わっちゃうんじゃないかなぁ。

いや、熱く語るほどのことでもないんだけど。

最近は売れっ子の芸人が街歩きをする番組も多くて

歩きながら話しているだけで面白いってすごいよなーと

楽しく視ていたりもするんだけど。

トーク番組で笑わせるのもすごいなーと思うんだけど。

やっぱり今時、漫才やコントはタイパだかコスパだかが悪いんすかねー。

30歳までに結婚できないと・・・

2024年01月20日 14時38分07秒 | 日々雑感
結婚、出産を機に退社した元同僚が結婚をしたとき

「30までに結婚したいと思っていたから、ぎりぎり間に合った」

みたいなことを言うので驚いたことがある。

平成生まれの言うことか?

それを聞いた同僚の50代女性が

「そうだよね。いくつで結婚したのか聞かれて29ですって言うのと

30歳ですって言うのでは全然違うよね」

と言ったのにも驚いた。

29と30で違うか?

今、本当に21世紀か?

そもそも「いくつで結婚したんですか」なんて質問、したことないぞ。

でも彼女たちはするのかも知れない。

それで、相手の返事が30過ぎだった場合、彼女らは

(30歳までに結婚できなかったんだ)と思うのだろう。

多様な価値観、なんてことが言われても

こんなもんだよ、と思ったけれど

いや、こういう考えだって多様な価値観のひとつなんだから

多様性としてはOKで、自由なんだろう。

と考え、ああわたしって面倒くさいと思った。

お嫁に行けなくなるから

2024年01月20日 12時17分08秒 | 日々雑感
今年の新卒入社、2名を含む数人で食事をした。

もう少し楽しめるかと思ったが、思った以上に波長が合わず

彼らと年が離れているからというよりは

子供の頃から、話の合う人が少ないので

居心地が悪いときは自分の気質の問題と思っている。

大体、自然体で人と接することが苦手なので

(先輩面して話さないようにしないと)とか

(変に迎合してすり寄った会話はみっともない)とか

(若い人はいいわねーみたいな心にも無いこと言いたくない)とか

(会話のノリがおばさんぽいと思われたくないなー)とか

そもそも自分がどう見られるかしか考えていないのだ。

それでもほぼ初対面に近い相手がどんな人間か、多少の興味はあったのだけど。

向こうは無かったみたいで。

自分たちだけが面白い会話で笑い転げ、こちらを置いてけぼりにしていることには気づかない。

こちらの質問には答えるけど、質問はしてこない。

まあ自分も20代の頃は、そんなだったかも・・・と省みる。

年を取るということは、人からの質問が減るということかもなー。

質問されないということは、興味を持たれていないということだよなー。

ああ、わたし面倒くさい奴だなー。

人の車で来たので「用事があるから」と帰ることもできない。

つまらない時間を、そつなくやり過ごすしかない。

修行のような食事会の終盤、あまり野菜が好きではないらしい新卒女子が

「でも、これ食べないとお嫁に行けなさそうだから食べよう」と

なぜか頑張って食べ始めた。

お嫁に行けない・・・

こういうのって地方都市だけじゃないんだ、と驚いた。

だって、その子は都会の出身だから。

それまで同期男子と大学生ノリでふざけ合い、互いに呼び捨てをしていたのに

いきなりお嫁に行けなくなる発言。

今、本当に令和か。

その前からずっと、新卒男子が彼女を「お前」呼びするのを嫌な気持ちで聞いていた。

でもまあ、友人と思えばお前呼びもあるか、それに女子の方も

彼を呼び捨てにしてるから対等か、まあいいやと

修行の身としては、自分を納得させていたのに

いきなり「お嫁に行けなくなる」発言。

22、3歳で?

22、3歳だから?

お嫁に行くのは当然で、お嫁に行けないのは困ったことなの?

結婚するのでは無くお嫁に行くの?

嫁にもらってもらうの?

ああ、平和な家庭で素直に育ったのだなーと。

道理で、皆から可愛がられるはずだよと、

修行僧としては膝を打つしかないのだった。