まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

それは、違う。

2024年02月10日 17時27分10秒 | 日々雑感
子供の頃は「みんな言ってる」とか「みんな持ってる」と言いがちで

みんなって誰と誰?とか何人?と聞き直されると

本当は一人か二人だったりして、みんなじゃないじゃんということがよくあった。

新聞を読んでいたら「。」ハラスメントという見出しが目に入り

なんのこっちゃと思ったら、なんのことはない。

中高年から送信されるラインの文末に「。」がついていると

若者が威圧を感じて恐怖心を抱くのだという。

恐怖心は大げさじゃないか。

「わかりました。」などと句点をつけられると距離や冷たさを感じ

『区切られてシャットダウンされているように感じる』という20代の意見まで載せて裏付けしている。

句点だから、区切られてるには違いないのだけど。

こういうとき、若者は恐怖を感じる、ではなく恐怖を感じる若者もいる、って書いてほしいなあ。

なんなら中高年だって恐怖を感じている人はいるかもしれないし。

どうして若者VS中高年にしたがるのだろう。

記事は、中高年と若者の句点に対するずれにも言及し、

長文メールが主流だった世代は分かりやすく句点を多くする傾向があるが

若者は短めのやりとりが多いので句点を使用する機会が少ないと分析。

ハラスメントと取られないためには、若者とのやり取りの際には句点を除き

代わりに(!)や絵文字をひとつ付けるとよい、とのアドバイスで締めくくられている。

それはちょっと違うんじゃないか。

ハラスメントと取られないように句点を除くんじゃなくて、

句点に深い意味はないということが分かる関係性を築くのが先じゃないのか。

めんどくさいか。

でも、そもそも仲の良い相手だったら句点など気にしないんじゃないの。

絵文字をつけたところで、!を付けたところで今度は

「おばさん構文」だの「中高年構文」だの、言う人は言うのだろう。

自分の送受信メールを調べてみた。

わたしから誰かへの送信メールは、短い文のときは句点なし。

面倒だから打たなかったのだろう。

長文の時は句点活用。

読みやすさ重視。

受信メールは、20代句点なし、30代句点あり、50代句点なし。

友人が少ないのでサンプルが少ない中、60代のメールが

長文にも関わらず、一切、句点がないことに初めて気が付いた。

どのメールも。

今まで気づかなかったなぁ。

だって句点なんか気にしたこともなかったもん。

新たな発見。

「XXさんは句点を打たない」

なんか、小説になりそう。






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