どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

気持ちがストン・・・と、落ちた夜

2010-01-08 07:07:54 | うるるん

ストン・・と、音を立てたような気がした。

そしたら、涙が溢れてきて・・・・今朝は目が腫れあがっている。そして、心は晴れている。

息子たちを連れて、海外へ行った。もう、あれから8年もたった。帰国して2年を迎えようとしている。それでも、そんなに時が経過しても、いつもよかったのだろうか・・・という、自問は続いていた。私自身のことはこの場でも何度も、行ってよかった、と綴っていた。だけど、息子たちはどうだったのか・・・。

『海外への壁が低くなる』『国際人になる』『貴重な経験ができる』それらは、すべてそうであるにしても、相反する正負を併せ持った経験であることも間違いではない。すさまじい負の経験もした。特に高校受験を目前に、志望校も決まっていた長男には、とんでもない経験をさせることになってしまった。自分が経験したこともない、まさにすさまじい経験をさせてしまった。逆に、自分が帰国子女であったら、彼らを連れて海外に行くという、決断はしなかったかもしれない。

中学校最後の日。長男は皆から色々なプレゼントをもらって帰ってきた。友達の名前の名札、友達が使っている上靴、かさ、筆箱・・・みんなが自分が今使っているものを、思い出に持っていけ とばかりに、長男に渡してくれたという。それを見て、私は呆然とした。『私たちはとんでもない間違いをしているのかもしれない』と、思った。取り返しが付かない間違いなのかもしれない。身がすくむような思いだった。私は、そのときから泣かなくなった。泣いている場合ではない、強い思いがあった。

昨日、実は長男が就職の内定を頂いた。そのために帰国していたのだが、まさかこんなにあっさりと希望の企業に・・・と驚いている。

実は、あっさりではない。本当に色々なことがあった。

あの日の、身のすくむような思いの日から、それでも、ひとつの結果を長男が出してくれたようで、それで、ストンと心にあった大きなつかえが、落ちていったような気がした。それは、泣いている場合ではない 私の心が決心した、なにかを取り除いてくれたようで、もう泣いてもいいよ と言われたようで、次から次から涙が溢れてきて・・・長男と電話をしながらも、泣いてばかりだった。

何がその人にとってよかったとか、悪かったとか、それは、刻々と変わっていくものであって、ここで区切って、結果よかった というような単純なものではないとは思う。それを理解しながらも、ストンとひとつ何かが落ちて、私の気持ちが次のステップに上がったような気がした・・・そのことも、ひとつの事実である、そういうことだ。

そして、こんなに腫れあがった目で、今日授業をしなくてはならない、これもまぎれもない事実だ。今は、そっちの方が深刻だ。どうしよう・・・。いくらなんでも泣きすぎた。

 

 

 

 

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