УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

生誕140年記念・石崎光瑤

2025-02-03 19:16:00 | 日記
なんと、来週でブンブンジャー最終回だって!?
・・一年経つの早いなあ・・

で、週末に静岡県立美術館に行ってきました。


富山出身の日本画家の方で、若冲の絵に憧れていた、とかで、


静岡県立美術館には若冲の作品(本人画かはやや疑問符がつくそうだが)もあり、その若冲の所蔵品も公開してました。

で、珍しい事に、場内・一部を除き撮影OK!
SNSで発信OK!なんですよー。
日本画って油絵よりも環境変化に弱いんで、照明落としたり、ガラスケース遠くの向こう、ってパターン多いし。
つうか、美術館って撮影禁止が多いしねー。

で、この方は花鳥画が多いみたいで、あと蝶みたいな昆虫。
元々、日本画のジャンルで花鳥画は多いわけだが、この方の場合はその花鳥が日本的な松竹梅、鶴、みたいな『縁起物』的なのばかりじゃなくて


ワカケホンセイインコ!

ボタンインコ!

シロクジャク!とか、エキゾチックな花鳥が多いんですよね。
今でこそ、動物園でこういう鳥達見ることできますが、今から約100年前であるわけで、彼は実際にインドとかに行き、現地で野生のインコやクジャクやゴクラクチョウを観察して、こうやって描いて作品にした、らしい。
↑のシロクジャク、オスが飾り羽開いて一生懸命メスにアピールしてるも、メスは見てない、ってクジャクあるある!ですなー。


ヤツガシラもいたよー。


下絵が巻物になってる!



実際の作品。


アオバト〜!

日本画って同じ写実系絵でも、西洋の油絵よりも余白が多いっていうか、あえて細部まできっちり描きこまない、っていうか、その余白も計算のうち、って感じかなー。
富山の港から外海までを一つの屏風に描いた作品、波は色というより線で表現しているんだが、部分だけみると同じ線の記号的に見えるが、引いてみると波!なんだよねー。
内海と外海でその線が違う事で、波の荒さが表現されているわけで。
油絵の風景画だと写真で撮ったみたい!なリアルさがあるけど、日本画だと写真ではなくて精密画、あくまで絵としてのリアルさになる、上手く言えんが、日本でマンガ文化画発展したのは、日本画と関係あるのかもしれないなー、と思ったりしました。


唯一の哺乳類画。

この方はお子さんもたくさんいたみたいだけど、自分の子をモデル、というかモチーフにして絵を描いたのかなー?
つうか人物画とか描いたんだろうか?
これだけの技術があるわけだから、きっと人物画もすごいんだろうけど、今回の展示は花鳥画特集?なんで人物は無かったなー。


キャラメルケーキ食べた。







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女神の出っ尻

2025-01-29 22:44:03 | 日記
ザイム真理教、でお馴染みの森永卓郎先生がお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。


森永先生、たくさんの本を出されていますが、どれもわかりやすく、更に目から鱗!的なネタも多数で。
積極財政派にとってはバイブル!な数々の著作です。
森永先生のおかげで、日本政府の経済政策さらには政府に対する無批判・盲目的な信頼をする人々が明らかに減ってきた、と思います。

で、今日、仕事帰りに銭湯へ行こー、と思ったら、


ガラスの向こうに、あ!あれは!ビーナスの出っ尻でわっ!


と、市が運営しているアートとかデザインとかと地元企業活動をコラボした展示場がありまして、
そこで陶芸の作品展をやっていたのでした。


やっぱり!尖石遺跡の縄文のビーナスだあぁ!


オリジナル。国宝!

仮面の女神も!


オリジナル、こちらも国宝!

レプリカ、複製、ではなく、モチーフにしながら自分なりの色を加えた作品ですねー。


縄文土器風?な作品も。

ネコ遮光器土偶!土偶ネコ化計画かっ!
もっとやれー!


元ネタ?国宝ではなくて重文?

ねこ湯呑み・・えーなあ。


窯じゃなくて、野焼き風に作ってるのかな?



もう一方の陶芸作品は、


壁から陶器の尻尾が生えてる??って感じですが、これは花器として作られた物らしい。

ここ、無料な上に結構遅い時間までやってるからいいんだよねー。
今日は美術館に、博物館に行くぞー!って気張ってるんるん?行くのもいいけど、ふらっと寄ってアートに触れて、ってのも良いですな。









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全地球史

2025-01-18 15:10:31 | 日記
ふじのくに地球環境史ミュージアムの企画展『全地球史』を見てきました。
45億年くらい前の地球の誕生から、数十年後の地球消滅までを追った(?)岩石メインな企画展です。

ふじミューのバックヤードツアー - УРАЧКА!!

↑お披露目ではみたが、実際に現場では初めて見たぞ、ちびまるこちゃんマンホール牛歩出た!-УРАЧКА!!↑ちびまるこちゃんマンホール新作です。近々、市内各所に置かれます。し...

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以前、バックヤードツアーで体育館とかに大量にあった岩石標本が主役!だが、展示されてるのはそのうちのほんの一部!なわけだなー。


元々、高校の校舎だったんで、木の床なんだがその全面をカーペットで覆って、カーペットを切り取る事で木の床を見せてる。


で、よくよく見ると、その切り抜きが世界地図なんだよねー!
カーペットが海、木の部分が陸地、にみえるわけで。


壁面展示も、横に長く切ったカーペットに字を書いてるんで、地層っぽいよねー。
この博物館の特別展って、こういったバックの作り込みも工夫があって、なんかアートだよねー。
学芸員さん達のセンスが良い!


地球最古の岩石というか、砂の塊らしい。


生物学やると必ず出てくるヤツ。


なんか○○紬、とかにありそうな渋い縞模様。


シーラカンスの化石。沼津港深海水族館の冷凍標本に比べるとかなり小さめ。


誕生石の数々。今や25種類くらいあるらしい誕生石。12ヶ月だから各月2種以上あるんかー。
思うに、誕生石だからとアクセサリープレゼントされた場合、宝石としては安価な石が誕生石だった場合、なんかなーって思われるケースを防ぐため、同じ月の別の誕生石として、ややお高めなのも用意しておく、って宝石屋の作戦ではなかろうか?と、邪推するわたし。知らんけど。


こちらは水月湖という湖の湖底の地層を縦にくり抜いてきたのを固定標本した物。
縄文時代の地層になるそーな。


貴石類展示もあり、翡翠。

こちらはエメラルド。なんか豆ご飯。


普段、日常生活送っていると、どうしても短期間な視野、自分とか身近な人たちの生活とかにしかにしか気持ちがいかなくて、近視的な見方になるが、それはそれでお米やキャベツ高値とかはどーにかしなけりゃいかん問題ではあるが、たまにはもっと広く、空間的にも時間的にも広い視野で物を見て感じるのもリフレッシュになるなあ、と思いました。

















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キース・ヘリング展に行ってきました

2025-01-12 16:59:28 | 日記
今日は静岡市美術館のキース・ヘリング展に行ってきました。
キース・ヘリング、というと、特に彼の絵が展示されていなくても、あちこちの美術館の売店で大体ポストカードが一種類くらいは置かれてる、というピカソとかゴッホとかモネ的な立ち位置な、わりと知名度の高い現代作家かな?という大雑把な知識しか無い状態で行きました。
あと、AIDSで亡くなったのは知ってるが。

で、わりとポップで現代アート系だし、地方ではあんまりどうかな?と思ったらかなり観客来てました。


写真OKな場所多くて。
80年代のNY地下鉄の空きスペースに、チョーク?でささっと描いた作品群が有名ですねー。
なんか若い頃のウディ・アレン的な外見。
アレンの映画、全然日本で公開しなくなったねー、アメリカでは知らんが。

🙈🙉🙊は、万国共通か?
しかし、これ、日本的な捉え方だと、見ないふり聞かないふり言わないが処世術だ、って意味かと思うが、彼だとsilent=DETHE、沈黙は死、無知は恐怖、なんだよねー。
見た目はシンプルで、誰でも描けそうに見えるが、




この描き込み!空間恐怖症的、というか中米の古代文明的、というか日本だと八ヶ岳縄文土器的な文様みたい。


こーんな『ムー』的なのも。
これは地下鉄駅に描かれた作品らしいが、バックの壁をタイル風にして、地下鉄ホームの雰囲気出してるとこが憎いよねー。


で、シンプルなように見えつつも、結構深いなあー、哲学的だなあ、という印象も。
わりと男性器とか描いたのもあったが、性的な、というよりは生命を生み出すエネルギーといった、日本の昔の男根や女性器信仰の雰囲気です。

彼は1950年代生まれ、1980年代に活躍し1988年にAIDS感染と診断され、1990年に合併症で亡くなったそうです。
当時は、AIDS→死亡、って感じだったよなあ、確かに。
で、来日もしていて、80年代バブル時代の日本、東洋の神秘➕最先端な未来都市、と見られていた東京・・
あー、あったよなあ、そーいう時代・・と、遠い目・・
彼も結構日本に憧れていたようで、



こんな絵もありました。日本語知らない外国人が形を真似て書いてみた、的な文字やなー。
モスグ??

シンプルな中に、彼の生きた時代へのメッセージ、彼自身の人生観とか様々なものが詰まっている展示でした。











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染井五郎の仕事

2025-01-04 14:23:57 | 日記
福岡のラッコのリロ君がお亡くなりになりました・・
17歳で、国内唯一のオスラッコ。
これで日本の水族館で飼育されているラッコは、鳥羽水のメイちゃんとキラちゃんの2頭のみに・・
20年くらい前には、伊豆三津シーパラに10頭近くいたのになあ、ラッコ・・

で、今日は2025年博物館美術館始め、ってわけでフェルケール博物館に行ってきました。
染井五郎氏とは、静岡市生まれの彫刻家。
名前は知らなくても、パブリックアートとして作品を見た、知ってる人は少なくないと思う。


静岡市民文化会館の南アルプス像。
この下通るのは結構怖い。
実は私も、つい先程までこの作者さんが染井五郎氏という名前なのを全く知らなかった^_^;

って感じで、他にも静岡市内や全国にブロンズ像とかあったりするのですが、今回は会場の関係もあるのか、大作よりもちょこちょこっとした感じの、ブロンズ像もあるけど、紙とか板とか使ってみたり、とか、造詣作家的な作品が多かったかなー。
なんか人形とかアフリカの仮面的な、顔に簡素な筒みたいな胴体ついてたり、ダンボール君的なのもあったりして、なんとなくティム・バートン感あるなー。
動かしてみたいが、多分ホラー映画になりそう。
真面目?にリアルな人体作品も当然あるのだろうけど、今回の展示作品はどれもディフォルメと簡略化が目につく感じで。
顔とか表情とかは穴で、記号的な表現してるのが多いんだけど反対に手、掌だけやけにデカい、とかねー。
キリスト教モチーフの作品も多いが、聖⭐︎お兄さんのイエスが見たら・・ヨハネと同じ括りに入れられそーな^_^;;

室内撮影禁止なんだけど、外・露天部分に一体展示があり、題名は『烏賊』・・
ちょっとポンチ絵的な、昭和なおぢさん的な雰囲気があるなあ。
東京藝大卒、なんだそうだが、やっぱり私とは大脳の使われている部位が違うんだろうなあ〜、と改めて思ったのでありました。
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