УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

最近読んだマンガ

2015-04-03 19:49:06 | 日記
↑ 大阪、国立民俗博物館で買った日本語こんにちは!ハンコ。
各国版がありましたが、普通の雑貨屋さん系だときっと、欧州系の言葉が多くなると思うが、
ここのはさすが、アジア系の言葉が多かった。
ポスクロで使ってます。


で、今日は雨です・・・明日も雨らしい・・・
毎年、この時期はこうなんだよねぇ~・・・

でもって、最近読んだマンガですが・・・

北欧女子オーサが見つけた日本の不思議

以前にも、ちょこっと書きましたが、このマンガです。
題名の通り、作者は北欧、スウェーデンの女性なのですが・・・
こ、これが見事に、日本のマンガ!!なんですよ!!
元々、この方は、たまたま子供の頃にスウェーデンのTVで放映されていたセーラームーンを見て、ガーンっ!!とショックを受け、それから日本のマンガに夢中になり、本人もとうとう現地でマンガを出版するまでに!
しかし、やはりマンガ王国日本で暮らしてみたいっ!!というわけで、日本のデザインアート系専門学校に入学し、日本で生活をする事になりました。
その日本での生活での、自分の感じた不思議さ、面白さを4コママンガで作品にしているのです。
元々、ブログ(アメブロ)で描いていたのの書籍化なので、興味ある方はまず、ブログを覗いてみるのもいいかも。
私は、たまたま本屋で見かけて興味を持ったので、ブックカフェで立ち読み(というか座り読み・・・)したのですが、かなり面白いのでそのまま購入しました。
なにせ、見事に日本マンガ!なんですよ!
4コママンガって、日本人では新聞のマンガとかで見慣れているけど、世界的にみればとても珍しい形式なんだそうです、これ。
そう言われれば、「スヌーピー」(正確には「ピーナッツ」)とかも、横長というか長方形の中に、コマ割してあって、という感じの形式だなぁ~。
そして、エッセイマンガ、というジャンルなんですが、これも多分、「日本独特のジャンル」なんじゃないかな?と思うのだが、それを外国人である彼女は、見事に自分のモノにしている!というところに、とても驚きました!!
ちゃんと、起承転結形式で作られているし。
エッセイマンガって、今では一つのジャンルとして結構描かれてはいるけど、以前だと、普通にマンガが単行本化とかされた場合の、おまけ的に載ってる、という感じだったように思う。
それが、いつの間にか、それが実話ネタ的に、一つのジャンルとしてすっかり定着したようにも思います。
で、異文化遭遇を描いたマンガっていうのも、一ジャンルとなったようにも思うけど、これ、最初は多分「日本人が海外へ旅行へ行った体験記」からだと思うのだな。
それが、「日本人が海外で生活した体験記」となり、その後、「日本で暮らす事になった身近な外国人(配偶者だったり友人たちだったり)」の生レポみたいになってきて、ついに最終形態(?)「日本で暮らす外国人自らが体験談を漫画化する」に至ったのか~っ!!!と、思ったりもしました。
でもって、このオーサさんにとって日本は憧れの地ではあるけれど、現実にそこで暮らすとなれば、旅行者とはまた違う、いろんな問題が生じたり、トラブルに会った事もあるんだろうけど、この人は常にそういう事に対してもプラス感覚で捉える事が出来る人なんだなぁ~、と感心しました。
例えば、「日本語がたどたどしいです、ごめんなさい」と、書いてあって、確かに多少ヘンなところはあるけれど、十分意味は通じるし、言い事も判ります、彼女の日本語。
私の英語より、数十倍はすごい!!です^_^;;
で、最初の頃のエピソードで、自分では真面目に普通に話しているつもりであった日本語も、やはりそこにはヘンな言い方があって、周囲の日本人の友人たちは、それを面と向かって、
「それは間違った日本語で、こういうんだよ!」と、あまり直してくれる事はないらしい・・・
でもって、Lineで、彼女には秘密の共通の友人グループでの会話(?)を偶然見てしまった彼女なんですが、そこでは・・・
「オーサ語」という、彼女のその間違った日本語の言い回しを真似して使った会話がメンバー内で繰り広げられていたのであった!
というのを発見してしまった場合・・・あなたが彼女の立場ならどう捉えますか?
「私の知らないところで、私の事を笑い者にしてるんだ!酷いっ!!」と捉える人も絶対いると思うし、それも少なくないと思う。
でも、彼女は、それをギャグとして捉える、笑い話として受け取る事が出来る人なんだよね!
自分の間違った言い方を、友人たちは「面白い」「かわいい」「ユニーク」なので、それを含めて=オーサ語という事で個性として認めて(?)いるのだと思う。笑いものにしている、というよりも。
きっと、これはその彼女の友人たちと彼女との人間関係が良好だから、っていう事にも由来しているとは思うんだけど、「わざと」って取られても不思議では無いシチュエーション。
でも、それを前向きに捉えていけるその強さと、日本Loveさには、日本人として「ありがとう!」と言いたくなりますね~。
日本人の「面と向かって言わない」「空気を読む」的な、人によっては「何を考えているか判らない」「よそよそしい」と取る(実際にこう取る外国人も少なくないだろう)を、彼女は「日本人の優しさ」と、捉えてくるんだよね~。
多分、彼女は日本だけじゃなくて、どこへ行っても、どこで暮らしても、こういう風に、自分と自分の今までと違う点を「面白い」と変換して捉えていく事が出来る人なんだろうなぁ~、と思います。
まぁ、そういう事以外にも、普通に私たちにとっての当たり前が、彼女にとっては「え?なんで??」に見えるという、そのギャップの面白さでも十分に笑えるし、目からウロコ!的な面白さにもあふれているのですね。
これ読むと、読む前よりも、きっと日本の事が好きになれるし、日本の事、日本人の事に自信というか誇りが持てるんじゃないかな?と思います。

鉄子の旅

ちょっと前の作品ですが、6巻セットが1500円くらいで古本屋で売られていたんで買ってみました。
私は、本もマンガも、読み始めるとかなり速いスピードで読む方なのですが、このマンガは時間がかかります!
とにかく、濃いっ!!(笑)
鉄道オタク(と書くとご本人怒りそうですが・・・)の横見さんの趣味爆発な旅を、レポマンガにするために付き合うハメになっている普通の漫画家のキクチさんの描いたマンガなんですが・・・
まー、とにかくキング鉄っ!!の雰囲気を醸し出すレベルの横見さんなので、濃いんですよ、濃いっ!!!
私も鉄道好きな方ではありますが、あくまで交通手段として見ているだけというレベルなんですが、この方にかかると、列車に乗る、駅に行く事がそもそもの目的!でございますからね~。
青春18切符で丸一日列車乗り潰し!!しかも、それもただ単に乗るだけではなく、いかに効率よくいくつもの路線を乗り継いで、時間のロスを無くしていかに遠くまでいけるか?みたいなところに「命」賭けてます!というような感じなんでね~。
でも、なんだかこれ読んでると、列車に乗ってどこか遠くへ行きたくなりますよ。
しかし、マンガ内でレポートされている路線とか、列車そのものが随分今では無くなってしまっている事にも驚愕しました・・・
私は、やはり実話マンガって好きだねぇ~
コメント
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