УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

しあわせの色、たのしい模様

2016-01-10 15:58:29 | 日記
昨日、この本を読んでたら・・・


JAPAN Class
和歌山県の小特集があって、「海外の人が『和歌山』と聞いて連想するモノは?」という質問に対して・・・
その堂々たる第一位は「たま駅長」でしたっ!!!
世界遺産の熊野古道とか、高野山とか、那智大社とかじゃなくて、猫ですよ、猫(爆)
特に、アジア圏では知名度抜群らしいです。
たま駅長に会うために、アジア圏からの団体旅行ツアーもあるそうな。
・・・まぁ、私も静岡から会いに行ったから、なんつうかなんですが^_^;;
「オレよりも成功している猫がいる・・・」という、外国人のコメントに大爆笑!
まー、確かに駅長ですからな。
日本人に「和歌山で連想するものは?」って質問したら、多分「みかん」っていう感じでしょうかねぇ~、あとはそれこそ熊野古道とか。
で、このシリーズ読んで感じたのは、わりと私から見て面白いと思うもの、興味を惹かれるものって、海外の人も同じように興味を持つ傾向が強いことが解った。
いや、別に自分自慢とかじゃなくて、なんとなく「面白い」と思うことの世界共通性があるっていうか。
他の日本人はどうなんだろうか?
で、日本は案外その「面白い」ことが多いという国である、という事も再確認するのでありました。
このシリーズ、次回あたりではぜひ、日本のご当地フォルムカードについても特集して欲しいなぁ、と思うんだな。

でもって、今日は市立美術館に行ってきました。
現在の企画展示は、


こちらです。「しあわせの色、たのしい模様」
静岡の誇るグラフィックデザイナーの先駆けである芹沢介氏の展示です。
静岡市には、実は芹沢介氏の作品を集めた美術館も別口にあったりするんだが、今回は二館合同展示みたいな感じらしいぞ。
で、まぁ芹沢介美術館は二回ほど行った事がありますが、いつもガラ空き^_^;
いや、個人的には空いてる方がうれしいんだけど、大丈夫か~?といつも思ってたりしたりもする。
という感じで、しかも今回は明日で終わりという状況なので、多分ここも空いてるだろう、と思っていったら、入場券売り場前に列出来てたんで驚いたよっ!!
で、芹沢介氏は地元ゆかりだけあって、静岡人なら彼の名前とか作品だと具体的には知らなくても、多分彼のデザインをみたら、
「あ?これ見た事あるよ!うちにあった!!」って思うに違いないのだな。
我が家というか私の実家にも、座布団カバーが彼がデザインした縄のれんのヤツがあったし、「風」デザインののれんもあったよ、たしか。
自分たちで買うっていうよりは、ギフトとして送られる事が多いっていう感じかな?
私も、実家にいた当時はそれが芹沢介のデザインとは全く知らなかったんだよね~。
という感じで、基本的には染め、で版画的な感じかな?
同人誌の表紙で言えば(爆)写真原版のフルカラーじゃなくて二色刷とか三色刷、っていう感じで。
まぁ、もっとも今じゃフルカラーの方が二色、三色、四色刷よりも安いんだろうけどね。
その使っている色も鮮やかじゃなくて、なんか渋い色、草木染めっていうイメージで。
のれんとかの布製品もあったけど、マッチ箱やポスター、お酒のラベル、百貨店の包み紙、ほんと多岐に渡る彼のデザインを展示してありました。
そして、彼はモノでも動物でも人でも、文字でもすべて「デザイン」自分のデザインにしちゃうんだよね!
もちろん、これはリアルなスケッチ力があったからこそ出来るんでしょうが、それがなんともディオルメされて彼の作品そのものに変化する、どんなモノでも自由自在っていう感じに変化させていく・・・面白いですね~。
製作過程の図が一箇所だけあったんだけど、これを下絵からもっと比べてわかりやすい展示があれば面白かったかなもっと、とも思った。
まぁ、彼は生誕120年っていうレベルの人であるから、資料的にも今とは考えが違っていて、言ってみれば実は昔は芸術っていうよりも「使い捨て的」な感じが=デザインだったのかもしれないなぁ~と思ったりして。
でも、包装紙を大事に取っておく、っていう思想があったのはこういう「優れたデザイン」だったからこその、昔の習慣だったのかもしれませんな。
元々の「芹沢介美術館」は、この美術館からはかなり離れた所にあるので、今回はバスツアーっていうか同日に行く場合はバス料金が片道無料になるという面白い企画がありましたよ~。
まぁ、利用しないけどな~、行くならチャリで行くしさ(爆)
芹沢介美術館、結構私は好きなんだな、まぁ遠くて行くのやや大変だけどさ。
彼は、芸術家であると同時にコレクターでもあって、結構世界各地の民芸品とかを集めていて、プチ国立民族博物館状態なんだよね。
そーいえば、この市の美術館の方は、次回の展示は「SW展」だそうで。
この前売り券を買いに来ていた人も多かったみたいで、なので余計にチケット売り場に列ができていたらしいです。
うーむ、SW展は・・・あんまり正直行く気は起きないなぁ~・・・
コメント
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