安土城考古博物館に行きました。
福島県立博物館で、このフライヤーを見かけまして、最終日になんとか間に合った!つうわけで。
マスコットキャラクター?も狛犬モチーフですが、ちゃんと獅子・狛犬の形式に則ったデザインです。
狛猫もいました!
つうのは、
福島県立博物館で、このフライヤーを見かけまして、最終日になんとか間に合った!つうわけで。
ちょうど福島県立博物館も動物特集・動物の考古学なる特別展を開催してました。
福島の場合は、縄文から古墳あたりまでの動物ネタでしたが、こちらの方はもうちょっと新しい時代で、一番古いのが古墳時代の馬埴輪、メインは狛犬、と言う。
そーいや、前、MIHOミュージアムで狛犬展やったけど、MIHOミュージアムも滋賀県だよなあ、密かに狛犬好きなんですかねー?
で、一番古い狛犬が平安時代、ですが参道狛犬ではなくて神殿狛犬系でしたなあ、まあ参道狛犬は持ってくるのは並大抵な事じゃすまんからなー。
参道狛犬とは、一般的に神社の参道脇とかの露天にいる狛犬で、神殿狛犬とは主に建物内に置かれている狛犬です。
わりと公開されていない事が多いのだ。
木造と石製が半々、いや木造の方がやや多いかな?
ってわけで、普段は門外不出的に見ることが難しい狛犬達を眺められて嬉しい、嬉しい。
神殿狛犬は参道狛犬よりも古い形式が多いんですが、どこかしら参道狛犬に通じるとこもあり、あーあのタイプの参道狛犬はこの神殿狛犬のデザインを真似てるんだねー、とかと想像したりしてね。
マスコットキャラクター?も狛犬モチーフですが、ちゃんと獅子・狛犬の形式に則ったデザインです。
狛犬って、本来は阿吽の吽の方を指すんですよ。
阿の方は獅子で、それぞれ別の動物なんですな。
吽には角があり、阿には無い、阿はくるくるなたてがみ、吽はストレート、とか本来は違いがあるんですが時代が降り、神社に多数寄進される時代になると、そこまで拘らなくてもなんとなくでいっかー、とされて阿吽とも口の開け閉めだけの違いにされてしまい、名前も獅子・狛犬から両方狛犬と略される、と言う歴史?があるのです。
今回の展示狛犬は古い神殿狛犬が多いので、その点はしっかり獅子・狛犬、と区別されている物がほとんどでした。
まあ、円空作と言われているこーいうアバンギャルド的狛犬もいるが。
狛猫もいました!
日本人は、神の眷属としてあるいは神の化身、神そのものとして動物をモチーフにする事が多いけど、動物と人間は完全に別、動物は人間の下、的な考えが基本となる欧米とは使い方というか描き方が異なるそーです。
狛犬以外にも、桃山時代だと言う大量のちっこい犬型人形?も可愛かった。
安産のお守りでは?という話らしいです。
特別展は撮影禁止なんで残念〜。
最終日だったんで特にイベント無かったんだけど、会期中は三遊亭円丈師匠の講和とかいろいろ楽しそうなイベントがいろいろあったらしいです。
博物館も美術館みたいに、特別展巡回とかしてくれたらもっと見るチャンス増えるんだがねー、まあ難しいか。