今日は静岡マラソンだよー。

東海大学には海洋生物学科があり、その付属水族館が『三保の水族館』って事で一般にも公開されていました←過去形(T . T)


校章カッコえー!


ウリクラゲ、みたいなのを思い出すが、実はミズクラゲとウリクラゲって同じ『クラゲ』と名がついてるが分類上では結構離れている。

マグロ=遠洋漁業、遠くの沖合の海の魚、ってイメージがあるが、実は日本近海で産卵し稚魚の間は日本付近にいて北上しながら成長した後に、太平洋を渡り、アメリカ西海岸〜メキシコに行きその後再び日本に繁殖のために戻ってくる、だそうで。


私は金払って走る、なんて到底考えられないが、やってみたら意外と楽しいのかもしれんな、やらんけど(笑)
で、昨日、東海大学のシンポジウムに行きました。

東海大学には海洋生物学科があり、その付属水族館が『三保の水族館』って事で一般にも公開されていました←過去形(T . T)
で、
たまたまポストで見かけて参加してみたら、これ、本来は海洋生物学科に受験したいかも?っていう高校生とかその保護者がターゲットの、うちはこんな研究してまっせ!という感じのシンポジウムでありました。

要綱的パンフもらいました。
海洋生物学科は結構倍率高いですねー、まあ他大学には中々そーいう学部無いからね〜

校章カッコえー!
シンポジウムの内容的には受験予備軍だけでなく、全く関係ない一般人にも十分面白い内容。
まずはクラゲ話。
クラゲ、つうとまずはミズクラゲ的なの、とか


ウリクラゲ、みたいなのを思い出すが、実はミズクラゲとウリクラゲって同じ『クラゲ』と名がついてるが分類上では結構離れている。
『門』レベルからして異なっているのに『クラゲ』と名前はついている。
まあ、キクラゲとかメメクラゲは置いといて、水族館ではクラゲコーナーでまとめられて(?)いるんだが結局分類上では離れていても、形態的には似てるから、って事かな?
クラゲには脳や脊髄神経みたいなのがなくて、口や肛門もないシンプルな造りの生物であるが、何故か目だけは高度に進化していて、イカタコレベルの、かなり知能的に高いと言われている生物と同等レベルの目を持っているそうです。
で、何故に目だけそんなに不釣り合い的に進化しているか?に関してはまだ定説無いそうで。
生命の神秘ですねー。
日本では中華料理でクラゲ食べるけど、全人類的にクラゲを食用としているわけではないが、最近急激にクラゲの漁獲量が世界的に増えてるんだそうです。
クラゲは生活史も変わっていて、一生の内で無性生殖と有性生殖両方の時期がある、とか、水中でプランクトン的に漂った後に岩とかにへばりつき底生固定的に変態した後に再度漂う系になる、とか。
一部フジツボとかウニっぽいなー。
他にはマグロ話。

マグロ=遠洋漁業、遠くの沖合の海の魚、ってイメージがあるが、実は日本近海で産卵し稚魚の間は日本付近にいて北上しながら成長した後に、太平洋を渡り、アメリカ西海岸〜メキシコに行きその後再び日本に繁殖のために戻ってくる、だそうで。
そういう生態を解き明かしたのは、マグロの体内にデータ記録装置を埋め込んでその解析した結果から分かったそうで。
日本で若いマグロの腹をちょっと切開して器械を数分レベルの早技で埋め込み、海へ戻す。
日本で埋め込んで五年後にアメリカで釣られて、21㎝だったマグロは170cm75Kgまでになっていたそうな。
マグロって魚的には寿命が長く、今のところの記録では26歳ってのもあるらしい!
マグロって言えばお寿司とか、ツナ缶みたいに生物学の魚、というより食材的な方が身近であるわけだが、知ってるようで全然知らんのだなー、と毎回毎回いろんな場面で思います。


他には環境DNAの話。
生物の研究、っていうと前述のクラゲもマグロもそうだが、対象生物を捕獲、場合によっては殺す必要もあるわけだが、環境DNAというのは直接生物を捕獲するのではなく、そこの海水なり淡水なりを採取して水中に残存するわずかなDNAを分析しその生物と大体の密度?がわかる、という方法。
特定の生物種単体の研究、というよりその場一帯の生物群がわかる、生態系の研究向けらしい。
特に生物多様性の研究に向いてる、って事で。
まだ新しい分野でいろいろ課題はあるが、デジタル時代的な研究ですなー。
直接その生物の姿が見えなくても、その生物がいたかも、って調査にも使えるのでネッシーの研究にも使われてるとか。
そのうち、月刊ムーの誌面に出てくるかもなー。
ラストはイルカとのコミュニケーション、主に言語音声的なコミュニケーション研究の話。
鴨シーのベルーガ水槽の二頭のベルーガに協力してもらい、一頭に目隠しをして、目隠ししていないもう一頭にトレーナーが『回転』とか『逆立ち』のハンドサインを出す。
見えてるベルーガは指示に従うが、目隠ししていてサインが見えていないはずのベルーガも同じ動作を2秒差くらいでやるんですよ!
その時の水中音を調べてみるて、見えているベルーガが出す音が、出された指示により変わっている、見えているベルーガが声で見えていないベルーガに指示を伝えている!?って話。
また、ベルーガに人間の言葉、単語を教えてそれを現物、次に文字にあたる記号に置き換えて教える訓練とか。
イルカは賢い!ってのは定説だが、かなりすごいねー!
で、イルカって種類があるわけで、何故にベルーガにしたのか?と質問したら、イルカの種類というよりも、水中での様子がよく見える場所で飼育されているベルーガ水槽が状況的にベストだから、って話でありました。
最近、日本沿岸でも野生のイルカ見かける事が増えてきて、嬉しい反面トラブルも増えてるらしい。
特に漁業関連の皆様からは食害が深刻、いろいろ予防策やってもすぐ見破られたり慣れちゃって、大変だそうで。
それも『賢さ』故に、ではあるが、なんかこれってカラスに似てないか?と思う私でありました。
で、静岡ではイルカ食べるんだよねー・・