新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

あーあ、カタカナ表記

2014-05-25 17:31:40 | コラム
パルマー(Palmer)が主力選手だそうで:

昨24日にバスケットボールのBjリーグのファイナルの中継をBSフジで偶々見ていた。そのゲームに出ていた京都の中心選手がアメリカ人で「パルマー」だとアナウンサーが言っていた。そこでピンと来たのは、恐らく"Palmer"だろうということ。しかし、中々この選手の背中が映らないので確認できなかったが、矢張り"Palmer"だった。まさに「あーあ、またか!」だった。

この綴りをどう読めばパルマーになるのかと情けない思いだった。「パーマー」に決まっているだろう。何故こんなインチキな読み方をするのかとフジを責めたかった。嘗てW社の他の事業部に"Balmer"というマネージャーがいた。彼は断じて「バルマー」ではなく「バーマー」と名乗っていた。

嘗て、アメリカの超有名プロなゴルファーに"Arnold Palmer"という人がいた。彼は断じて「アルノルド・パルマーではなかったはずだ。彼とともに何年前のことだったか、南アの"Gary Player"も来日した。彼は「ゲーリー・プレーヤー」と表記された。そこで私は皮肉った。「ゲーリーとは俺のことかとクーパーが」と言って。"Gary"は何度も言ってきたが、「ゲァリー」と表記する方が正確だ。

恐らく「パルマーは俺のことかアーニーが」と嘆いたことだろう。京都のパーマーはまさか自分が「パルマー」という名字に変えられていたと承知していないのではないか。

女子サッカーのアジア選手権

2014-05-25 10:31:24 | コラム
本25日に対オーストラリアの決勝戦があるそうで:

今のうちにこのサッカーについても一言述べておかねばなるまい。最初のオーストラリアと引き分けた試合以外は何とか見てきた。勝って当たり前のような相手ばかりだったが、中国には苦戦させられていたようだった.。だが、あの勝ち方を見れば「W杯は伊達に獲ったのではない」という実力がハッキリと出ていたのが解る。即ち、あのロスタイムとやらの終わりになって、CKから岩清水に「後は入れるだけ」という球を蹴る宮間の凄さはWorld classなのだ。

ところで、このゲームを見ていると、何時審判に負かされるかと不安になった。判定が偏るとまでは言わないが大試合を裁く技量がないのである。結果的には流石に宮間と澤だとあらためて感心する以外なかった。あの澤の一点目などはアメリカもやられていたが、芸術点をつければ150で、宮間の正確無比に澤に合わせたキック力も150点。良く「もう一度やってみろと言われても出来ないだろう」と言うが、私が知る限りで公式戦であの形は確か三度目で、全て得点となっていた。誠に素晴らしい技術と合わせ方だ。

今夜はオーストラリアに負けるとは考えていないが、W杯メンバーとそれ以外との力量の落差が大きすぎるのが不安材料。しかも落差組は男子同様に消極的になりがちで危険が迫るかと見た瞬間に見事なバックパスの特技を遺憾なく発揮する。それに加えて大儀見がいなくなってしまったのでは、澤と宮間が使いたいFWがいなくなっている。佐々木監督がそこを如何にして補うかだ。宮間を前に出す手もあるだろうが、それではパスの出所がなくなる。

結局は二線級の奮起如何になってくるのだ。思い起こせば川澄がW杯で途中から使われた結果あそこまで急速に成長し今や世界的水準にいる数少ないプレーヤーになっている。二線級から川澄級の大化けが出来そうな候補者が見えてこないのが辛い。

私は二線級の力不足は代表に呼ばれるまでの間に育ててきた下部組織の監督とコーチの責任だろうと思っている。以前にも指摘したが、高校と国内リーグで勝てる程度の上手さと強さを目指して教えていれば仕方がないだろう。ここ辺が問題で、勝つためにはW杯組の力に頼るしかなく、そうしていれば何時まで経っても若手が経験不足になって育たないのだ。換言すれば、が国人相手の技術も戦術眼も備わっていないのだ。

私は女子代表の方が男子代表よりも正統派のサッカーを身につけており(後ろ向きのパスが少ないという意味も含めて)、安心して期待して見ていられると信じている。ここには佐々木監督の力があると思う。かと言ってかのザケローニ監督がそれほど駄目だと決めつけてはいない。彼が気の毒な点は代表に上がってきた時点では選手たちの成長過程で身につけた問題点を矯正していてはW杯には間に合わないのだから。