国立の病院は何のために合理化されたのか:
この病院に昨20日に循環器科の定期検診を受けに行った。診察の前に心臓の超音波検査があるので、最も古い外来棟ではなく新しい中央棟に入った。そこには見慣れた再来受付機がないのでふと右側を見ると、そこは大きく様変わりしていて一瞬呆然となった。すると見慣れない男性の案内係が寄ってきて「初めてですか」と問い掛けてきた。「いいえ、4月19日に退院したばかりです」と答えになっていないことを答えてしまった。
そこにあったのは工事中であるとは解っていた外来棟と中央棟との間と覚しき場所に、全面的に沢山の機器が並び何処から採光しているのか知る由もない明るい事務棟があったのだ。再来受付機を発見して診療内容兼会計票を受け取ると「今月の健康保険証の確認が必要なので窓口へ」と指示された。確かこれは4月にもあったシステムだと思ってキョロキョロと窓口を探した。
全ての検査と診察が終わって会計に進むのだが、そこから自動支払機で会計を済ますまでの間には従来よりも人手を要する箇所が2段階減っていた。これ即ち合理化なのだろうとは思った。しかし、圧倒的に後期を含めて高齢の患者が多いこの病院では、現代のIT化の最先端を行っているのでは辛い患者が多いのではと思わせられる。即ち、多くの場合無人の機械に診察券を機械に入れていくやり方は少し強引かなと思ってしまったのだが。
変化はこれだけではなかった。実は、昨日には主治医から予め聞かされていた以上に多くの検査があって新装なった(5月7日から稼働開始した由だが)施設の中を迷いながら駆け巡っていた。そこにあったのはテレビの中の架空の物語の中の病院ような豪華絢爛たる設備が出来ていたのだった。即ち、売店と食堂がある地下から多くの外来の診察室がある3階まで吹き抜けになっていて、上から地階の多くの椅子とテーブルで食事中の人がいるのまで見えるのである。
しかも上から下までの交通にはエレベーターが一ライン新設された他に、エスカレーターまで導入されていたのだった。この大改造で恐らく設備としては最大限に近代化されて無駄は省かれただろうし、人員も合理化されただろうとは思う。尤も、大方の人員はこれまでは某社の請負になっていて、NCGMの人が担当してい訳ではなかったが。
この工事は私が見ていた限りでは2006年1月には既に着手されており、途中工事予定地から遺跡が出て中断したのは確かだ。だが、5月までに8年を要している。この投資と増加する一方の高齢者の医療費とは予算の項目が異なるのだろうから、お金の使い過ぎ等とお世話になっている病院の運営方針に口出しなどする意図は毛頭ない。だが、この投資による合理化というかその効果はどんなものになるのかが、少しだけ秘かに気になってきた豪華さだった。
この病院に昨20日に循環器科の定期検診を受けに行った。診察の前に心臓の超音波検査があるので、最も古い外来棟ではなく新しい中央棟に入った。そこには見慣れた再来受付機がないのでふと右側を見ると、そこは大きく様変わりしていて一瞬呆然となった。すると見慣れない男性の案内係が寄ってきて「初めてですか」と問い掛けてきた。「いいえ、4月19日に退院したばかりです」と答えになっていないことを答えてしまった。
そこにあったのは工事中であるとは解っていた外来棟と中央棟との間と覚しき場所に、全面的に沢山の機器が並び何処から採光しているのか知る由もない明るい事務棟があったのだ。再来受付機を発見して診療内容兼会計票を受け取ると「今月の健康保険証の確認が必要なので窓口へ」と指示された。確かこれは4月にもあったシステムだと思ってキョロキョロと窓口を探した。
全ての検査と診察が終わって会計に進むのだが、そこから自動支払機で会計を済ますまでの間には従来よりも人手を要する箇所が2段階減っていた。これ即ち合理化なのだろうとは思った。しかし、圧倒的に後期を含めて高齢の患者が多いこの病院では、現代のIT化の最先端を行っているのでは辛い患者が多いのではと思わせられる。即ち、多くの場合無人の機械に診察券を機械に入れていくやり方は少し強引かなと思ってしまったのだが。
変化はこれだけではなかった。実は、昨日には主治医から予め聞かされていた以上に多くの検査があって新装なった(5月7日から稼働開始した由だが)施設の中を迷いながら駆け巡っていた。そこにあったのはテレビの中の架空の物語の中の病院ような豪華絢爛たる設備が出来ていたのだった。即ち、売店と食堂がある地下から多くの外来の診察室がある3階まで吹き抜けになっていて、上から地階の多くの椅子とテーブルで食事中の人がいるのまで見えるのである。
しかも上から下までの交通にはエレベーターが一ライン新設された他に、エスカレーターまで導入されていたのだった。この大改造で恐らく設備としては最大限に近代化されて無駄は省かれただろうし、人員も合理化されただろうとは思う。尤も、大方の人員はこれまでは某社の請負になっていて、NCGMの人が担当してい訳ではなかったが。
この工事は私が見ていた限りでは2006年1月には既に着手されており、途中工事予定地から遺跡が出て中断したのは確かだ。だが、5月までに8年を要している。この投資と増加する一方の高齢者の医療費とは予算の項目が異なるのだろうから、お金の使い過ぎ等とお世話になっている病院の運営方針に口出しなどする意図は毛頭ない。だが、この投資による合理化というかその効果はどんなものになるのかが、少しだけ秘かに気になってきた豪華さだった。