新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

私はカタカナ語が嫌いだ

2014-05-20 08:34:06 | コラム
日本語を乱すカタカナ語を使うのは止めよう:

言うまでもないことで、私はカタカナ語排斥論者である。残念ながらいくら排斥論を展開してもマスコミは次々へと新手を繰り出してくるので、普及度が高まる一方である。私は新手を繰り出す方も怪しからんと思うが、それを無批判に受け入れる国民の方々も困ったものだと思うが、如何か。そこで、今回は主にテレビや新聞等に表れる好ましくないカタカナ語の例を挙げていく。順序不同だし当然五十音順でもない。

マニアック="maniac":
先ず槍玉に挙げたいのが発音の表記。最も広範囲に普及している"a"のおかしな読み方の悪い例である。"a"はローマジ式に「ア」となる例の法が少ないと認識すべきだ。これも英和辞典をお持ちでない方が創造したものだろう。発音記号でも「メイニアク」となっている。使われ方は英語での意味からそう遠くないが、これが形容詞のように使われているのはおかしいだろう。

ベンチスタート:

英語にしようがない奇妙な造語だ。何故このような奇妙な「単語を並べただけ」の言葉を公器であるテレビは言うに及ばず、新聞までも使うのか。文法的に誤用である点では「ヒーロー・インタビュー」と同じだ。せめておかしな造語であっても「スタメン落ち」がいくらましだから、何故この程度で止めなかったのか。メンバーから外された本田圭佑のような選手に気を遣ったのだろうが、文法を無視した妙な造語を使うのを速やかに止めろ。

なお、「スタメン」は"starting line-up"で良いのかも知れないと考えている。

スタートさせた≠"started"かな:
何故カタカナ語と日本語を合成するのか。「始めた」で何故いけないのか。意図が解らない。カタカナ語を入れると近代的な表現にでもなると思っているのか。"start"には名詞用法も動詞用法もある。私は英語表記を"started"としたのは、これを動詞と思っているのだろうと深読みしたから。何れにせよ、このようなおかしな使い方は即刻止めろ。

オープンさせた≠"opened":
これも上と同様。「開店した」と何故言わないのか。「させた」では何か他人がやったことのように聞こえないか。即刻止めよ。

Cabrera:
一寸趣を変える。何時までだったか、西武ライオンズに「カブレラ」という名のヒスパニック系の「三振かホームランか」という打者がいた。彼の名字は"Cabrera"はこのように表記されていた。現在アメリカのメイジャー(メジャーではない、念のため)リーグには"Cabrera"が数名はいる。NHKの中継では躊躇わず「カブレーラ」と呼んでいる。私はスペイン語の知識がないが「カブレーラ」の方が正確だと思って聞いている。

一度でも良いからNHKは「西武にいた"Cabrera"と同じ名字で同じスペリングすが、現地ではこう発音するので」と注釈を入れて欲しいと思っている。