新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月16日 その3 Kazk様へ

2016-06-16 13:56:48 | コラム
kazk様

本当に久しぶりです。コメントに感謝します。

<そこに行くとイチローはこのあたり文句のつけようがないほどの人物ですから、ローズに対する反感がこういう結果を産んでるようです。記録に関して言うならば別なものを同列に扱うのはおかしいのですから、あくまでも2つの数字を並べてこれは日本国内のお遊びですよと言っとけばいいんです。そうなればMLBに対するリスペクトなんですから何の問題もないんです。>


当に仰せの通りです。私はMLBを何年か見てきた結果で「野球とベースボールの違い」が厳然とあると認識しておりますので、ローズとイチロー君の記録を単純に比較する意味はあまりないと思っております。単純に言っても温度・湿度が違えば打球の飛びが違うし、球場の大きさ(ホームから外はスタンドまでの意味)も違っているし、アメリカには我が国のような真円のグラウンドもなければファウルボールになる地域も狭いのです。

余談ですが、1974年4月に人生で最後となったゴルフをフロリダで楽しんだ際には借りクラブ(steeelのシャフトの時代です、念のため)でも#5のアイアンで軽々と170ヤードも飛んで驚きました。後でシングルハンデキャップを持つ者に教えられましたが、「アメリカ南部は湿度も低く空気の抵抗がないので貴方の腕でもそれくらいは飛ぶし、ボールも違うのでは」のだそうです。

どちらの記録もこの上なく立派だと言えば済むことで「何が何でもその昔の”日本勝った支那負けた”のような感覚で比較するのはおかしい」と言いたくなります。私は2007年にマリナーズの頃のイチロー君を一度だけ見ましたが、その日は確かヒットが一本で外野フライを落としたという記念すべきことがありました。この頃ではMLBは既に南米人リーグ化の傾向が著しく、ベースボールの細かい面白さと長所が見られない大味なものの感が拭えませんでした。

私はイチロー君が今年中には達成するだろう、MLBでの3,000本目が出た時に本気で祝福し、偉いものだと褒めたいと考えております。

6月16日 その2 4256本目を記録

2016-06-16 07:20:37 | コラム
イチロー君は偉いと思うよ:

だが、マスコミが挙って日米通算でピートローズの記録を抜くのなんのと騒ぎ立て褒めそやすのには違和感がある。ローズにも皮肉られたではないか。私は日本時間6月16日の午前7時現在で、イチロー君が4256本の内野安打を含めたヒットを打ったことは幾ら褒めても褒めたりないことで立派だと言うに止めたい。此処に何もアメリカのMLBだけで同じ数のヒットを記録したローズを持ち出すことはないと思う。理由は簡単で「同じものを比較しているのではない」のだから。

この件もこのように大きく採り上げてイチロー君の偉業を称えれば視聴率の増加にも繋がるだろうし、新聞だって駅売りが伸びるだろう。だが、その商業的な目的の為に違うものを比較して、一方が比較対象者を抜いた世界一だというのは、私には理解出来ない。「イチローさん、善くぞやって下さいました。参考までですが、MLB記録は4256本でした」辺りで止めておくべきではなかったか。MLBの全員が心の底からローズの記録がこういう形で破られたことを快く思うか、聞きに行ってみればどうかなとも思ってしまう騒ぎだ。

再度言うが、イチロー君が素晴らしい選手である事は変わらず、あの環境で15年の出場し続けた立派さを何故もっと採り上げないのかは私には不可解だ。何度も言ったが、あの文化(言語・風俗・習慣)と思考体系の全く異なる世界で、体格・体力・身体能力の違う者たちの中に入って試合に出続けただけでも大変なものなのに、その上彼らと記録的にも勝っていこうというのがどれほど偉くて凄いのかを一度でも良いから特集して見ろと言いたくなる。

しかも、イチロー君は現在のマイアミでは年俸を安く設定されていて、試合に出してくれなくてもめげていないのは本当に凄いと思う。安ければ安いなりに働けば良いのがあの世界だ。私はヒットを何本打ったかというだけで騒ぐのは好い加減にして欲しいと言いたい。


舛添劇場の幕が下りた

2016-06-16 06:54:06 | コラム
矢張り裏の事情があったようだ:

昨15日の午後だった、テレ朝のニュースだったと思うが、舛添が辞任表明した後でゲスト出演の田原総一朗が「舛添さんが突っ張っていたのは自民党が9月までやっていて良いと認めていたから」と解説したのを聞いて「なるほどそういう後ろ盾があるから強気で詭弁を弄し続け、辞める気はないと言い続けていたのか」と妙に納得したし、田原が知っていたことを何故何処の誰も言わなかったのかと不思議でもあったし、良くある事かとも思って聞いていた。

すると、今日の産経にはその田原解説を裏付ける記事が出てきたのだった。矢張り産経は承知していたのだったと知った。また、昨夜のPrime Newsでは飯島勲が「舛添は文春が抜いた直後に政治資金の使途の公私混同をその場で認め公用車の私用も、別荘が良いも、切らずに北という出版社社長の件も全て明かして詫びておけば、今日の醜態も惨状もなかったはず」と言った。これは我が家での意見と同じだ。

彼は「舛添さんが東大法学部卒で大臣まで経験したからといって政治資金規正法に精通していたと思い込むのは誤りで、政治家にもあの法律を理解していないものなどざらにいる」とも指摘した。この点も罪なき一般市民としては「そういうものですか」と納得してしまう説得力があった。何れにせよ、真相を知らぬ一般大衆を相手にして、マスコミは表側の事情ばかりを面白おかしく採り上げていれば、視聴率も取れ新聞も売れると承知だということだろう。毎日新聞だったかは「最後は安倍総理が直接勧告された」と報じていた。今頃になって物知り顔で言うなよ。