新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月25日 その2 昨夜も巨人が負けた

2016-06-25 16:14:32 | コラム
巨人嫌いは言う「菅野があれほど打たれたのを初めて見た」と:

遺憾ながら巨人にしか行かないとほざいた原前監督の甥である菅野は近来希に見る良い投手であると、この巨人嫌いの私でさえ認めている。ただ、可哀想なことがあると認める点は、彼は巨人のエースであるが為に、巨人と当たる球団は三連戦の初戦に彼らのエースを当ててくる。その結果ただでさえ打てない高齢者ばかりを金に飽かして集めた打線は菅野を援護出来ずに、防御率が0点台という素晴らしさで負けてばかりいる結果になっている。

昨夜も1回裏にいきなり1点を取られたところで珍しいこともあるものかと感心し、他のチャンネルに転じた。そして戻ってみれば何と菅野が9点も取られていたのは目を疑った。尤も、相手は比較的良く打つ比較的に若い者を揃えたDeNAだったのだから、そういうこともあり得るのかと感心するだけだった。結果的には4点ほど取り返していたようだったが、所詮は焼け石に水だったようだ。

今年の巨人は何の為に高橋由伸を無理矢理に監督に仕立て上げたのか知らないが、伸びしろのない高齢者ばかりの打陣に加えて、投手の方でも若い部類に入るのが未だにアマチュア時代の組み立てしか出来ない高木何とか、美男子ではない(失礼)田口、中継ぎで尤も勝利数が多いカナダ人のマシソンだったか、後は若いので誰がいたかと思わせるようなお寒い布陣。そこに賞味期限切れの内海、大竹、未だ出てこない杉内とマイコラスでは、広島に7ゲームも離されるのも仕方がないだろう。

聞くところでは巨人のスカウト人は誠にお粗末で、特にアメリカのMLBにはまともな手ががりすらなく、毎年リユース(リサイクルではないよい、念のため)のような元評判の選手だったようなものを高給で採ってきては失敗するし、国内では他球団からFAで逃げてきた元選手のような者を押し頂いていては、子飼いの前途有為だったはずの若者を育て損なっている体たらく。広島や去年の覇者のヤクルトに、どれほど将来有望と騒がれたマスコミ好みの者がいるかを考えて見ろ。山田哲人などを騒ぎ立てた局や新聞があったとは寡聞にして知らない。広島の鈴木を他球団が指名したとは聞いていない。

こんな金ばかり掛けて、他には行かないなどと無茶を言う若者ばかりに加えて、他球団の古手ばかりを雇いたがる無能な球団経営者に監督にされた高橋由伸も気の毒な気がしないでもない。だが、案外に「誰がやっても駄目な地位を火中の栗を拾ってやった」くらいの気分でやっているのかも知れない。気がつけば、先ほど変えたチャンネルではMikolasなる高給を食んでいながら今頃出てきた投手がいきなり四球の連発とエラーで3点取られてた。巨人嫌いには結構なことだ。私はいきなりMikolasを使った監督の采配に問題があるのかと思うが、ひょっとしてあれを使おうと進言したコーチの責任か。


UKのEU離脱を考えると

2016-06-25 09:26:03 | コラム
事の発端の時に「離脱」と閃いていた:

この「閃き」には何の理屈もない。私が生来持ち合わせているスポーツにおける勝敗の勘が閃くのと同じである。寧ろ嘗ての某大監督のような動物的なカンかも知れない。「離脱」の文字を見た瞬間そう感じただけのこと。更に、昨日の昼食時にNHKのニュースだったかでBBCが離脱派の勝利を速報で画面に出した時には「これで、トランプも勝つのか」と閃いた、外れて欲しいのだがヒラリー・クリントンも歓迎出来ないと思いつつ。

UKは人騒がせなことをしたものたとつくずく思いながらテレビ画面を見ていた。人騒がせの世界に与えるだろう悪影響の詳細は、昨日かマスコミが有識者に依存して挙って報じているから、何も私が何かここで述べる必要もないだろう。ただ、安倍総理の「リーマンショック級の~」というサミットでの問題提起は今になって当たっていたことになってしまったのは「良かった」」のか「遺憾」なのか「卓見だった」のか解らない気がする。

報道に接して瞬間的に感じたことは「移民」と「難民」の両問題がEU圏内の諸国に与えた悪影響の甚大さだった。更に理屈や理論を排した閃きは「ドイツとあのしたり顔のメルケル首相のエーカッコシイがもたらした負の結果は余りにも大きい」だった。同時に、中近東にあれだけの不安な状態を創り出したアメリカの某大統領の罪は深いし、その後任の優柔不断と無為無策が更なる悲劇を生んだ」と痛感した。

UK、就中イングランドでは合法か違法が知る由もないが、多くの異教徒の移民が押し寄せて低層の労働と言うか職を奪って行ってしまったことが、UKの低学歴層と若年層が圧倒的に「離脱」を支持したと聞くにつけても、嘗てのカリフォルニア州でのアフリカ系と韓国系の間に生じた大闘争を想起させられた。何のことはない予測可能だった事象であり、回避への手を打てたかも知れないように気さえするのだ。即ち、大量の移民がもたらす災害の悪い意味での典型的な影響である。

では、未だに安倍総理は「アジアからでも若年の労働力を輸入して」などと言っておられる我が国はどうかと、私なりに考えてみよう。既に毎月のように指摘してきたことで、ここ新宿区百人町から大久保界隈に来てみれば一耳(言っておくが一目ではない)で解る日本語以外の言葉で喚いている東南アジア、イスラム圏の中近東とアジア、それに最大勢力である中国人が犇めいている実態だ。単純反復業務に携わっている名字が一文字の若者、特に女性が圧倒的に多い。

要するに言いたいことは、ここ新宿区はUKかEUの何カ国かで起きている難民(と移民)問題のレプリカのようであり、縮図のような現象は何年も前から発生しているのだ。当面は人手不足の解消などという理由はつけているのだろうが、そういう外国人を敢えて雇用する連中に、UKでのことやEUが連日連夜悩まされている難民問題が脳裏にあるのだろうかということ。恐らくそんなことまで考えていれば、その連中に依存はしないだろう。

私のこの近辺での出来事をここに採り上げたのは「考え過ぎであり、騒ぎすぎであって欲しいが」と思うからこそ書いているのだ。だが、UKは言うに及ばすアメリカでは「イスラム教徒の入国を許さず、メキシコとの国境に万里の長城を建てる」と声高く叫ぶ大統領候補者が出ているではないか。我が国のような平和で外国人に過剰に優しい国に安住していては到底知り得ない、アメリカの惨状があるのだ。私は何度もカリフォルニア州の韓国人の多さに触れたではないか。寂れつつあるとは言え、ここ新宿には未だKoreatownに群がる無邪気な若き女性たちがいると指摘したではないか。

ここで「目を覚ませ」などと偉そうなことを言う気はない。だが、海外に目を転じれば「世界の情勢は目まぐるしく猛烈な速度で変化しているのだ。その歓迎したくない変化の大波が何時我が国に押し寄せてくるかなどは予想出来ない」などというのんびりしたことを言うことを許さない世界情勢なのだ。新宿区には日本語学校が50もあると聞いた。そこで、我が国の英語教育よりも遙かに優れた手法で日本語学んだ連中が何時労働市場に現れるのか解らないのだ。

私は「ここから先のことについてはなるべく何も閃かせるなよ」と、自分に対して昨日から言い聞かせているのだ。ではあっても、答えは今更何か閃くまでもないように思えるのがUK無形に恐ろしい。