新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

とても深刻な舛添不愉快病に罹った

2016-06-14 18:56:31 | コラム
本当に包み隠さず答えるのかと疑っていた:

当方は舛添問題は政治の範疇には入らないと思っている。13日の総務委員会で舛添都知事はこれまでの記者会見等々と全く同じ答弁に終始した。この現象は全く想定内のことでマスコミが挙って総務委員会では一問一答に正確に答えるしかないというように報じていたことを、見事に裏切ってくれた。そもそもあの三百代言的詭弁を弄する彼にそういう期待感を持たせる報道も誤りだったことまで立証した。

私は開始直後の自民党の鈴木議員だったかの質問を聞いて「これでは駄目だ。自民党は全くやる気がなく舛添を追い込むどころか、まるでリオデジャネイロ・オリンピックに行くことを認めてその後も居座らせる気の応援団の如きだと知って見るのを止めた。彼が終了後にリオデジャネイロに行かせてくれと懇願しつつ脅迫的言辞を弄したのは後で知った。

オリンピックまで不信任案提出を待ってくれと懇願したことは、如何にも彼らしい姑息な手段で汚らしい。彼は矢張り昨日指摘したように「利口なおばかさんだったのだ」と再認識出来た。それは誰が考えても不名誉な追求を都議会野党と多くの都民から受けていることがこれほど明確な男を、世界的な集いに出すことがどれほど国家的な恥辱かすらも理解桃認識も出来ていないと判明したのだから。

ここから先は都議会自民党の見識が問われ、その動き次第では参議院選挙に大きな悪影響を与えるのは間違いないだろう。当方は完全に「舛添不愉快病」に罹って日夜苦しめられている。と此処までしたためたところで、彼が本日の理事会前に議長の辞職勧告を拒否したと報じられた。議長は自民党出身だったはずで、自民党は苦心して不信任案提出を避けようとした努力だったのだろう。だが、彼がそんな説得を受けて「はい、そうですか」と素直に辞職する玉ではないくらい解っていたはずだ。

そこであらためて心配になるのが、この自民党の不手際が野党の乗ずるところとなって、来たるべき参議院選挙に暗い影を招くことである。何処かのチャンネルで尾木法政大学教授は「舛添都知事は不信任案が可決されれば都議会解散に打って出る心配」をしていた。私もその危険性を否定しきれないのが、舛添都知事の「利口なおばかさん」足るところだろうと思う。