新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月5日 その2 中国のオバマ大統領への非礼に思う

2016-09-05 14:00:56 | コラム
単なる現場の手落ちか意図的な仕業か、オバマ大統領をレームダック視したのか:

私はこの中国は杭州の空港で発生した一件は、午前中にジムに出かける前に何処かの局のニュースで本の概略だけを見てはいました。そしてジムから戻ってTBSの「ひるおび」であらためて詳しく知りました。拓殖大学の教授に転じた富坂氏と石平氏の観測は下部組織が意図的か無意識に犯した過ちと見るよりも、反習近平派が意図的にアメリカ大統領及びライス氏に無礼な振る舞いをして、習近平に恥をかかせたと見ることも出来ると観測していました。

私は何れにせよ、この辺りに中国の国際的未熟さが表れているとともに、習近平態勢が必ずしも盤石とは言えないということをも見せたかと思います。更に深読みを試みれば、私は中国は最早任期終了が迫った(所謂”lame duck”となった)オバマ大統領を軽視して見せたのかとすら疑いました。何れにせよ、このような無礼を一国に大統領が専用機で到着した際にも平気でやってのける中国の野蛮さには言葉もありません。アメリカ側が表立って非難したとは聞いていませんが、看過するはずもないかと思うのです。

また、石氏も富坂氏も習近平にとっては最も重大なのは対米関係の修復というか安定であるはずで、それを最大の眼目とするはずのG20でこのような綻びを見せるはずがないので、あの暴挙に反対派の何らかの意図を見出すのだと説明していました。そうすれば、大歓迎の如き盛り上げ方をしたはずの習近平の面子は毀損されたことになるでしょう。

また、TBSでは8月20過ぎから周辺300 km 以内の大気汚染物質を出す工場を閉鎖させていたという措置を講じていたと報じました。そこにも矢張りかと思わせられましたが、それでは一時しのぎの弥縫策でしかあり得ないでしょう。何れにせよ、呆れる他ない中国の不統一さと後進性がイヤと言うほど露呈されていたと見ました。19ヶ国から首脳や記者たちが訪中していたのであれば、この件が知れ渡らないことがあるのでしょうか。他国は中国の仲裁裁判所の判決を無視したことを承知していたのでしょうか。我が国の媚中派たちはこの様子を見ても、中国に追随する気でしょうか?

16年8月の新宿区の人口

2016-09-05 07:33:15 | コラム
8月は0.1%増加していた:

9月に入ってから2度も所用これあり徒歩でも20~30分ほどの新宿駅東口と西口方面に出かけた。そこには百人町大久保界隈とは異なり私の表現でもある「白い外人」をかなり数多く見かけたが英語を話している人は少ないかがあった。矢張り、最早純粋の観光客となったような中国人のグループも相当数出会えた。そこにはアジア系の「ガラガラ族」(当方の造語でトローリー・ケースをガラガラと引きずって歩く中国人を主体とするアジア系の人たちのこと)の姿は多くないという印象だった。

新宿区の「広報しんじゆく」28年9月5日号によれば、7月の住民基本台帳人口は対前月のマイナスから一転して381人の増加で337,808となり、成長率は0.1%だった。日本人は105人の減少で297,539人となっていた。一方では外国人は7月の189人減少から転じて486人の増加で40,269人と1.2%伸びを示し、全体に占める比率は11.9で7月の11.79%との対比では微増だった。なお、6月は11.84%で、5月が11.9%、4月が11.5%で3月が11.6%、2月が11.6%と1月が11.5%だった。

大久保通りには相変わらずガラガラ族が横行しているが、近頃はここ百人町三丁目という高田馬場寄りの住宅地帯にも彼らを見かけるようになった。先日も別途採り上げたことだが、これという宿泊施設がないこの地域を彼らが訪れるということは、所謂「民泊」を利用しているのではないかと疑わざるを得ないのだ。イスラム横丁を訪れる中近東勢やマレーシアかインドネシアの女性も増加の一途である。Koreatownにも夏休み期間中には、化粧品店を訪れる我が国の若い女性を沢山見かけたものだったが、とても一頃の賑わいにはほど遠いとしか見えない。

また、コンビニやローソン100などに入れば、レジにいる女性は圧倒的にアジア系の外国人が多く、店員たちは母国語で語り合っている風景に出会う。連日のように大繁盛する業務用スーパー・河内屋に入れば、外国人専用に業態を変更したのかとの印象がある。私はこれが政府の目指す「国際化」と「外国人観光客の訪日の増加」の実態だと解釈しているし、これ以上のこの地区の「国際化」の進行は必ずしも好ましくないと断じたい。


参考資料:新宿区広報「しんじゅく」平成28年9・5