我が国の取締役を”Director”と訳さない方が良いのでは:
我が国の取締役・事業部長さんがアメリカの取引先との会談の際に、”Director & General manager”と記載された名刺を出されると、意外にもアメリカ側には混乱が生じるのだ。"director”の肩書は日本との文化の相違を学習されていないか、経験されていない外国人は理解不能に陥るのだ。しかも、会社によってその地位の高さか重みは異なるが、”director”とは"general manager”よりも低く、”manager”に1~2本毛が生えたかのような微妙な地位を表す肩書の場合が多いのだから。
その日本側の偉い方がアメリカの会社の常識ではあり得ないことに”general manager”を兼務する肩書を示すのだから、アメリカ側に混乱するのも当然なのだ。既に指摘したように各事業部には本部長である”general manager”が何人も存在することなどあり得ないのだから。しかも、アメリカ側が我が国には「取締役が日常の業務乃至は実務を担当しているのが一般的である」などと知れ渡っていないことが多いのだと思っていて良いだろう。
私はこの混乱か誤解を避ける為には、我が国の方で取締役事業部長さんの場合の英語表記は”Director of the board & General manager”とするか、名刺交換の際に日米間の”director”の違いを詳細に説明すると良いのではないかと思っている。「そんなことを言っていないで、ちゃんと日米両国の企業に提案すれば良いじゃないか」と言われそうだ。だが、取引先の役員の方に向かって名刺の肩書の件を持ち出してご提案申し上げる機会には恵まれなかったのだ。
当方が現役を引退してから最早22年が過ぎた。現場ではこのような文化のすれ違いの案件は解消されているだろうと希望的に考えている。更に言えば、日本側にはアメリカの企業社会の文化に対する認識も不足していたと考えている。また、英語力にも疑問がないとは言えない気もする。
我が国の取締役・事業部長さんがアメリカの取引先との会談の際に、”Director & General manager”と記載された名刺を出されると、意外にもアメリカ側には混乱が生じるのだ。"director”の肩書は日本との文化の相違を学習されていないか、経験されていない外国人は理解不能に陥るのだ。しかも、会社によってその地位の高さか重みは異なるが、”director”とは"general manager”よりも低く、”manager”に1~2本毛が生えたかのような微妙な地位を表す肩書の場合が多いのだから。
その日本側の偉い方がアメリカの会社の常識ではあり得ないことに”general manager”を兼務する肩書を示すのだから、アメリカ側に混乱するのも当然なのだ。既に指摘したように各事業部には本部長である”general manager”が何人も存在することなどあり得ないのだから。しかも、アメリカ側が我が国には「取締役が日常の業務乃至は実務を担当しているのが一般的である」などと知れ渡っていないことが多いのだと思っていて良いだろう。
私はこの混乱か誤解を避ける為には、我が国の方で取締役事業部長さんの場合の英語表記は”Director of the board & General manager”とするか、名刺交換の際に日米間の”director”の違いを詳細に説明すると良いのではないかと思っている。「そんなことを言っていないで、ちゃんと日米両国の企業に提案すれば良いじゃないか」と言われそうだ。だが、取引先の役員の方に向かって名刺の肩書の件を持ち出してご提案申し上げる機会には恵まれなかったのだ。
当方が現役を引退してから最早22年が過ぎた。現場ではこのような文化のすれ違いの案件は解消されているだろうと希望的に考えている。更に言えば、日本側にはアメリカの企業社会の文化に対する認識も不足していたと考えている。また、英語力にも疑問がないとは言えない気もする。