9月19日 その2 敢えて読売巨人軍批判

巨人嫌いが言う：

ネット上のニュースによれば、今年は無残な2位の座を確保した読売は、またぞろ他球団の有力選手でFA権を獲得する者の勧誘（等とは当たり障りのない言い方で、実態は過去に失敗を繰り返した何の具体的強化策でもない選手収奪に過ぎないが）に乗り出し、ニッポンハムが何故かオリックスに売り払った今年は好調の糸井他のFA権獲得者を考えているようだ。噂された者たちを計画通りに集めれば、嘗てお笑いぐさとなった盛りを過ぎた四番打者だけの結果が出ない集まりとなってしまうのではないか。巨人嫌いとしては結構なことで、何をしようとお好きにとだけ言っておく。

だが、これは決して嗤っていれば良いことではない気がするのだ。昨年原が辞めて（辞めさせてか？）窮余の一策で高橋由伸を監督にしてしまい、無能としか言いようがないコーチ陣を残した結果が、今年の無残な成績だった。私は世代交代を計って1～2年ほどは「常勝」等という愚にもつかない看板を下ろすべきだと指摘して上げた。ところが、またまた他球団の払い下げを連れてこようと言うらしい。そして、来年は優勝しようと考えているらしい。

私は高橋由伸とソフトバンクの工藤公康は何もしない監督と揶揄した。しかし、ソフトバンクは選手が揃っていたので昨年は楽勝だった。高橋は選手が高齢者ばかりで極めて構成が悪い球団を、何も出来ないままに指揮して今年を過ごしてしまった。彼が正常に者を考えているのであれば、他球団のFA権獲得者の高給での獲得をフロント・オフィスに願い出るだろうか。いや、野村克也だったらしないだろう。緒方幸市や栗山英樹はしなかったではないか。

読売は選手の構成に関しての手腕では12番手ではないのか。それでも、本当の意味で野球が解っていない巨人信者は東京ドームを満員にして下さり、巨人病患者のFA権獲得者は読売を目指すのだ。読売はこのような球団を作ってしまうことが、どれほど野球をつまらなくしているかを意に介さず、ホームランが出やすい球場を使って立派な経営をしているのだ。そうであれば、ここで非難し、批判しても無駄だろうとは解っている。だが、言いたいのだ「君たちがセントラル・リーグをパシフィック・リーグとの対比では詰まらなくしているのだ」と。

ニューヨークの爆発事件に思う

29人負傷、うち1人が重症：

昨日でこの件が私には最悪のニュースだった。何分にも当方は悲観論者であるから、これは重大な事件だろうと思う訳だ。未だ何処からも犯行声明が出ていないと報じられているが、NY市長は「意図的だ」と断定していた。昨日からこの件が報じられているが、負傷者の数以外に何ら具体的なニュースがないのは、アメリカでは何かが抑えられているのかとすら感じる。FBIの係官が走っていたではないか。

さらに、NY州の南にあるニュージャージー州でも同様な事件があったとは報じられていたが、これを聞いた覚えがなかった。個人的なことを言えば「昨年の9月でパスポートを失効させたままにして最早外国行けない状態なので、危険が身に迫ることがなくて良かった」とでもなるだろうか。

しかし、UN総会を控えているNYでかかる事件が起きることは、かの9.11を思う時に国際情勢における不安感を禁じ得ない。アメリカを敵視する勢力は多いのは承知しているが、あれ以来イスラム勢力の跳梁跋扈は激しくなる一方で、IS等が世界中に不安材料を振りまいている。私はこのような世界情勢にもアメリカの弱体且つ優柔不断の大統領の存在を良いことに、彼らが付け入る隙を与えてしまったのではないかと憂いている。

そこにUKをしてEU離脱に向かわせた移民問題が発生したし、シリア等の不安定な中近東情勢がある上にロシアが参加し、トルコ・ウクライナ・クリミア等々の紛争は一向に終わりが見えてこない情勢がある。北朝鮮が誰が何と言おうと継続する核兵器開発も、アメリカにも我が国にも大いなる不安材料であろう。

このような世界中に見られる好ましからぬ状態の解決にUN如きが何の役に立つのかなどは、ここで私如きが論じるまでもないことだ。安倍総理は総会に出席されて色々と建設的なことを語られる由だが、敵国条項が外されず、何とか理事会の”Permanent member”に中国とロシアがいるようでは、私は全く希望で気にはなれないので残念至極なのだ。