新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

故人を偲んで

2017-12-02 11:32:06 | コラム
>級友の思い出:

昨日採り上げた大学の同期で某英字新聞社勤務だった彼には、卒業後というか就職後にも英語とは無縁な仕事をしていながら、折に触れて時事問題に関連する英語のことで教えて貰っていたものだった。

初めて missile なるものがこの世に現れた時に我が国のマスコミは一斉に「ミサイル」と表記したのだった。だが、私にはこれが納得できなかったので、早速彼に電話して「あれをミサイルと読むのはおかしいんじゃないか」と尋ねた。江戸っ子の彼の返事は「お前ともあろう者が英語が解らないのか。あれは『ミスル』に決まってるじゃねーか」だった。英字新聞社内ではチャンと解っていたのだ。

このようにして、いくつかの時事問題関連の言葉を彼に尋ねては密かに楽しんでいたのだった。不思議に思えてならないことは、英字新聞社内では正しく英語を読んでいるのに、一般の新聞やテレビ局は何故奇妙なカタカナ語を後から後から産みだしていくことだ。何故、英字新聞は黙っているのだろうか。