新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月17日 その2 日大フェニックスが27年振りに甲子園ボウル制覇

2017-12-17 17:02:53 | コラム
一人静かに感動していた:

私は日大のOBではないが、身内に27年前までのライスボウル三連覇の時の一員がいた他に、個人的に長いお付き合いをして頂いている教授もおられる関係もあり、熱心な日大フェニックスとフットボールのファンなのである。その27年前までの三連覇の頃はリーグ戦は全試合を海外に行っていない限り見ていたし、甲子園ボウルは4年間必ず観戦に行っていた。そして、その後も2006年に心筋梗塞に襲われるまでは、毎年欠かさずリーグ戦を何試合かを見に行っていたし、常にその成績を注目していた。

今年は何とか一試合くらいはと、リーグ戦の第一戦目を調布まで観戦に行ったものだった。当然、楽勝を期待したこの対中央大学戦でのFG差(=3点)の辛勝振りと、リーグ戦と甲子園ボウルの最優秀選手に選ばれた1年生QB林大希の不出来に呆れて、今年も駄目かなと危惧していた。だが、監督が替わってリーグ戦を制覇したからには、何か良いところがあったのかなとは思っていた。だが、本日の甲子園ボウルの素晴らしい出来はあの惨めな対中大戦とは全く別のフェニックスになっていた。

相手だった今年の関西学院大学ファイターズがどの程度の力かなどは全く知らず、シーズン中に一度負けて立命館大学を倒して出てきた、例によって例の如きしぶとさはあるのだろうから苦戦を強いられそうだが、得意の閃きでは何の根拠もなく「もうそろそろフェニックスが勝っても良い頃では」となっていた。

試合の展開は関学のキックオフ・リターンで始まり、その最初のシリーズでTDを取られた時は「これではまた敗戦か」と一瞬閃いた。しかしながら、1年生QB林の目覚ましいと言うか何と言うのか、関学のデイフェンスバックの予想できない距離までロングパスを投げ込んでみせる強肩と思い切りの良いランプレーに関学の守備陣が翻弄され、京大出身の解説者・村田が「関学のデイフェンスがこれほどランプレーにやられたのを見たことがない」と述べたほど、大活躍だった。

フェニックスの内田監督は往年の故篠竹幹夫監督時代にコーチだった方で、試合後のインタービューでも語られたし、主将も回顧したように相当は厳しい練習で鍛え上げられたようだった。私はその篠竹監督時代の練習を知っているだけに、その厳しさは大凡の見当がつく。それに耐えたからこその勝利だったのだろうが、目立つ活躍をした主力選手に1年生が多かったのも、往年のフェニックスを知る私には心地良い驚きだった。

結果的には23対16という勝利で、関学がもう1本のTDを取れば逆転という第4Qに関学QBのファンブルを誘い出した、#91の宮川だったのタックルとそのファンブルというか宙に浮いたボールをインターセプションした#9の楠井が、日大フェニックスの勝利を確定した見事なデイフェンスだった。勝つ時はこんなもので、フェニックスの良いところばかりが目立った試合だった。

フェニックスは後1試合となるライスボウルを残しているが、私はこれに勝つのも大事だとは思う。それはそれとして、あの勝利を支えた林以下の1年生たちが何処まで伸びていくかに期待したい思いで、それこそ三連覇や四連覇まで行って欲しいのだ。27年振りに甲子園での日大の校歌を聞けたのも非常に良かった。




無残だったJリーグ選抜の敗戦

2017-12-17 07:59:16 | コラム
ハリルホジッチ監督不信任論:

私は彼らを日本代表とは見ていないが、それにしてもみっともない負け方だった。そこまで話が行く前に一言。実は、昨夜は前半が終わった時点で「問題山積だった前半」と題して、下記のようにブログには掲載してあったのだ。

>引用開始
東アジアサッカーの男子決勝戦:

ここまでで前半を終わって情けない思いでPCに向かっている。「問題山積云々」は今朝ほど女子の代表が北朝鮮代表に惨敗した試合の批評で書いたことだが、男子の場合もその批評がそのまま当てはまるよう不甲斐ない前半の出来だった。しかも、女子よりも悪い点があった。それは、折角得意の後方へのパスで形を作りかけても、前にいる連中が誰一人としてフリーになる動きか、スペースを作れるように走らないのだ。これでは前掛かりになって寄せてくるやる気十分の韓国相手では上手く行く訳がない。

いっそ観戦を中止して寝てしまおうかとすら考えたが、そうも行くまいと気を取り直して中間報告を纏めている次第だ。前半が始まって将棋の藤井颯太(こんな字だったか?)ではないが、僥倖のPKで1点を貰った時に何となく悪いお知らせではないかと疑ったが、矢張りその閃きが当たっているらしく、韓国の#9の身長1.9 mの長身のFW・Kimに好きなようにやられてしまった。後半に何処まで返せるかだが、私は甚だ遺憾ながら望み薄だと見る。
<引用終わる

大体からして、何でこの大会にJリーグ選抜のみで欧州組抜きで出る決断をしたのかと協会にもハリルホジッチ監督にも問いかけたい。彼らは日本に残っている連中の実力がどれほどのものかくらい承知のはずだ。折角方々から解説者を連れてきて一所懸命に中継放送をしたフジテレビは、いい面の皮だった。気の毒だった。

私でさえも、試合の途中で「これは韓国の方が、FIFAのランクは兎も角として、一枚格が上だ」と断定せざるを得なかったほど、Jリーグ選抜のサッカーは質が低かった。今更ここでその詳細を述べるまでもないが、あれでは韓国代表の連中が楽しそうにサッカーをやっている訳だと思わざるを得なかった。しかも、訊いていた限りでも韓国の代表には数名のJリーグの選手がいるのだ。

あれだけ惨めな敗戦の後で監督がインタビューに答えて言った「韓国の方が上だと解っていた」には呆れる他なかった。彼が外国人である以上「みっともない負け方をしてファンにも応援に来て下さった方々に申し訳ない」と言わないのは解っている。だが、あの投げやりな言い方には腹が立った。あれほど無責任な者を何時まで監督で使う気かと、協会に本気で問い質したい。

選手に起用法もデタラメだし、交替で出してきた者も何も意図があったのか解らなかった。特に酷いと憤ったのは試合の結末が見えている後半の後半に、いきなりそれまで使わなかった三竿を出してきたことだ。彼を使っても使わなくても形勢に影響はないのは明白だった。まさか、折角呼んだのだから「思い出作り」で出したのかと疑った。彼はこれまでにそういう使い方をしてこなかったので、あの起用の意図を測りかねた。

兎に角、自分が引き受けている代表テイームをアッサリと「相手の方が上だと承知だった」という感覚は理解しかねるし、失礼千万だ。自分の責任を何と心得ているかと厳しく批判し非難する。私は「もっと早い時点であの監督を解任しておくべきだった」と思っている。