新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月6日 その3 We tried.

2017-12-06 14:09:27 | コラム
UNが事務次長をDPRKに派遣:

この度のUNのフェルトマン事務次長のDPRKへの派遣だが、畏れ多くも朝日新聞がお書きのように、金正恩以下の説得に成功する確率などは極めて低いだろう。だが、朝日は知るまいが、私が知る欧米人というか白人たちの頭脳構造はそうは出来ていないのだ。長いこと彼らの中にいたからこそ言えるので、彼らにとっては「試みたか、試みなかったか」でなければ「参加しようとしたか、しなかったか」が重大な問題なのだ。難事業だからと言って何しないままでは成績は0点であり、即落第という世界なのだ。

彼らの表現にはWe tried. というのがある。即ち、結果を出したか出せなかったではなく、トライしたか、しなかったかが肝腎なのである。私はそれ故に、フェルトマン事務次長がアメリカ人である点に懸念を示したのである。彼がDPRKまで赴いたことで、仮令DPRK側からの要請があったにもせよ、UNは晴れて最低限度でも We tried. と言える実績は作ったのであろう。

私はもしもUNの内部で誰かが「DPRKを説得して翻意させてみせる」という自信を持っていたとすれば、それは単なる過信であると同時に、事態を全く認識できていないと証明しているようなものだと思わざるを得ない。要するに、彼らUNにとっては「試みたか否か」の問題であるということなのだと思う。

12月6日 その2 難民擬きの襲来

2017-12-06 08:33:22 | コラム
形を変えてやって来た経済制裁の効果:

報道によれば、DPRKからと思しき木造の漁船(か否かも疑わしい)が何十隻も日本海側に漂着しているとのことだ。そのうちの1隻は軍隊の標識板まで付けてあるそうで、無人島に勿論違法に上陸して窃盗の疑いがある行為にまで及んでいたそうだ。彼らを「難民」とまでは定義するとは言わないが、既にこのような形でUNまで使って決議した「経済的制裁」の負の効果が、目に見えて我が国(の漁業にも)に及んできたのだ。

私は何時の日か朝鮮半島から難民が押し寄せてくる危険性を案じていた。だが、現実に難民が発生する事態にまで立ち至っていなくとも、漁民の形で出てくるとは想像もしていなかった。菅官房長官は彼らが本当の漁民か工作員かは俄に判断できないと述べていた。昨日、入国を許可したDPRKのサッカー選手団の歓迎にどれほどの数の国旗を持った者たちが空港に馳せ参じたかを見たのも、一寸恐ろしい風景だった。彼ら総連系にどれほど工作員が潜んでいるかと思う時に、もっと気持ちが悪い。

ところで、UNはDPRKに事務次長のフェルトマン(J. Feltman)氏を派遣するそうだ。私は根っからのUN不信論者であり批判する方だが、こういう手が残っていたとは気が付かなかった。考え方次第だが、こういうことこそ彼らUNの使命であるという気もするし、実際に彼らが動いたとしても、DPRKを説得できるだけの力があるともとても思えないのだ。だが、私の得意の言い回しでは Better late than never であり、説得に行くことで失うものはないだろう。だが、一寸気になったのは、フェルトマン次長はアメリカの国務省出身者であった点だ。

それは兎も角、我が国は人員不足は解っているが、これから先は如何にして日本海沿岸の警備を強化していくべきだと言いたい。あの窃盗の様子を見ても、彼らが本当に漁民であろうと工作員であろうと、我が国の法律などは知らないだろうし遵守する気など皆無だろうし、今後とも如何なる無法な行為をしでかすかは解ったものではない。現時点でこの有様であれば、もしも本当に一旦事が本格してしまえば、如何なる難民流入の事態が生じるかなどは、想像するまでもなく見えてくる気がして恐ろしい。


12月5日の日記

2017-12-06 08:00:06 | コラム
大活躍だった:

これは飽くまでも結果論だが、朝8時半前に家を出て午前中に戸山町の国立国際医療研究センター病院(NCGM)に行き、そこから時間を惜しんでタクシーで高田馬場4丁目の掛かりつけのSクリニックに向かった。そこで定例の注射を受け、今度はバス利用で帰宅すれば丁度12時だった。NCGMでは皮膚科で2007年12月に切除して頂いた皮膚ガンのフォローアップ検診等だったが、呼び出しを待つこと1時間45分だった。そこで無事に解放され、何とか午前中にとSクリニックに回ったのだった。

自律神経失調症もどうやら終わってくれるらしいところまで来ていたので、昨日はその言わばダメ押しのつもりでS医師に注射をお願いに行ったのだった。思い起こせばもう発症以来満2ヶ月という長い道のりだったのだが、S医師も指摘されたし自覚もしているが、この状態は私自身が自分を心理的に追い込んで長期化させたとは承知しいる。

午後には3時半から歯科医の予約があったので、一休みする時間の余裕があった。だが、テレビは何処を見ても fake news の相撲のことばかりで見る気にもならない。彼らテレビ局の神経の凄さにはあらためて呆れる。花田記凱は『新潮』は「貴乃花は停戦条件は『モンゴル互助会』殲滅と『優勝40回』で我が物顔『白鵬』灰色の『十番勝負』を検証した」と書いていたではないか。ではあっても、テレビ局はこの説には乗れないだろうよ。

さて、3時を過ぎて歯科クリニックに向かうべく下に降りてみると、矢張り風も当たるし寒い。早々に歯科クリニックに飛び込んで治療を受けた。思い起こせば、この我がアパートの地下にあるクリニックにはもう29年もお世話になってきていた。有り難いことである。それにしても、不安材料を抱え込んでいながら善くぞ動き回ったものだと、マラソンの有森のように自分を褒めてやりたくなった。

それから、やおら新宿区広報を取り出し人口の変動欄を切り抜いて、明日の準備に取りかかったのだが、今年の11月の人口は前年同月と対比すれば4,560人も増加しており、外国人は1,360人増えていた。何となく納得の外国人の増加振りだった。