ついているいないも腕のうちだ:
2日のJリーグ最終節の優勝テイ―ムが何処に決まるかという試合は、主に鹿島対磐田の方を見ていた。正直に言えば、BSで川崎対大宮も中継しているのを失念していたのだったが。
実は正直なところ、川崎の最終戦の相手が2部転落が決まっている大宮と知った時に、これではほぼ間違いなく川崎の優勝だと閃いていた。とは言うが、良く考えなくとも解ることで、転落が決まったテイ―ムが万が一にも勝ってしまって恨みを買うかも知れないような相手に、命を賭けてまで勝とうとすることは先ずないだろうとも予測していた。
一方の磐田は私が最も好むタイプのサッカーする中村俊輔が今シーズンから加入してきて、テイ―ムとしても形がついている感がある上に、自分のホームグラウンドで鹿島が監督を胴上げするところを見たくはないだろうから、かなり厳しく抵抗するだろうとは思っていた。と言うことは、川崎にとっては良い材料ばかりだった。
川崎は最近売り出しで代表にも呼ばれた小林悠と言う点取り屋もいるし、何しろ私が好む3人の選手の1人である中村憲剛もいるのだ。因みに、残る1名は遠藤保仁である。3名とも色々な種類のパスを蹴る技術を備えているし、ゲームの組み立て方を心得ている点が好ましいのだ。ただ、中村憲剛だけは優勝したことがない、言うなれば悲運の(準)名選手だったのだ。これで3名全員が優勝の喜びを知った結果になったのは、誠に結構なことだ。
正直に言って、鹿島の試合を見始めて「アッと、これでは駄目だ」と直ぐに閃いたほど焦りが丸見えで、その焦りからだったのだろうか、これという明らかな得点のチャンスを全て外し、益々「好機来る。何とかせねば」と「あー、しまった」の悪循環で、簡単に言えば意識過剰の自滅状態だった。と言うことは、きつい言い方をすれば「その辺りが真の実力だった」とでもなるだろう。
川崎だが、少ししか中継を見なかったかが全員がのびのびとサッカーをやっている余裕が見えたし、何と言っても相手に気迫も気力も見えなかった。だが、これこそが「運を腕で消さなかった」の良い例であり、「組み合わせが幸運だった」などと片付けてはなるまいと思う。一シーズンを通じて努力してきたことが、最後に幸運にも恵まれ、その運を活かす力があって実を結んだのだと見てやるべきだろう。
ではあっても、あの程度のサッカーしか未だ出来ていない状態のJリーグから何名選抜されるか知らないが、海外組にも安定した一本目扱いをされている者が少ない状態である。あのFIFAランキングの上位国ばかりのH組を勝ち抜く算段がハリルホジッチ監督に出来るかという方が心配だ。本気で香川や岡崎を外して新鮮味だけが取り柄になりかねない代表を結成する気なのかはもっと気懸かりだ。
2日のJリーグ最終節の優勝テイ―ムが何処に決まるかという試合は、主に鹿島対磐田の方を見ていた。正直に言えば、BSで川崎対大宮も中継しているのを失念していたのだったが。
実は正直なところ、川崎の最終戦の相手が2部転落が決まっている大宮と知った時に、これではほぼ間違いなく川崎の優勝だと閃いていた。とは言うが、良く考えなくとも解ることで、転落が決まったテイ―ムが万が一にも勝ってしまって恨みを買うかも知れないような相手に、命を賭けてまで勝とうとすることは先ずないだろうとも予測していた。
一方の磐田は私が最も好むタイプのサッカーする中村俊輔が今シーズンから加入してきて、テイ―ムとしても形がついている感がある上に、自分のホームグラウンドで鹿島が監督を胴上げするところを見たくはないだろうから、かなり厳しく抵抗するだろうとは思っていた。と言うことは、川崎にとっては良い材料ばかりだった。
川崎は最近売り出しで代表にも呼ばれた小林悠と言う点取り屋もいるし、何しろ私が好む3人の選手の1人である中村憲剛もいるのだ。因みに、残る1名は遠藤保仁である。3名とも色々な種類のパスを蹴る技術を備えているし、ゲームの組み立て方を心得ている点が好ましいのだ。ただ、中村憲剛だけは優勝したことがない、言うなれば悲運の(準)名選手だったのだ。これで3名全員が優勝の喜びを知った結果になったのは、誠に結構なことだ。
正直に言って、鹿島の試合を見始めて「アッと、これでは駄目だ」と直ぐに閃いたほど焦りが丸見えで、その焦りからだったのだろうか、これという明らかな得点のチャンスを全て外し、益々「好機来る。何とかせねば」と「あー、しまった」の悪循環で、簡単に言えば意識過剰の自滅状態だった。と言うことは、きつい言い方をすれば「その辺りが真の実力だった」とでもなるだろう。
川崎だが、少ししか中継を見なかったかが全員がのびのびとサッカーをやっている余裕が見えたし、何と言っても相手に気迫も気力も見えなかった。だが、これこそが「運を腕で消さなかった」の良い例であり、「組み合わせが幸運だった」などと片付けてはなるまいと思う。一シーズンを通じて努力してきたことが、最後に幸運にも恵まれ、その運を活かす力があって実を結んだのだと見てやるべきだろう。
ではあっても、あの程度のサッカーしか未だ出来ていない状態のJリーグから何名選抜されるか知らないが、海外組にも安定した一本目扱いをされている者が少ない状態である。あのFIFAランキングの上位国ばかりのH組を勝ち抜く算段がハリルホジッチ監督に出来るかという方が心配だ。本気で香川や岡崎を外して新鮮味だけが取り柄になりかねない代表を結成する気なのかはもっと気懸かりだ。