新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月20日 その3 移民問題を考えると

2018-06-20 15:16:31 | コラム
移民国家のアメリカとEUの現状を見よ:

私は悲観論者であるとお断りしておこう。私がリタイヤーした1990年代前半の米国の人口は2億6,000万人程度だった。それが21世紀現在では3億2,000万人と6,000万人も増加して、結果的には嘗ての少数民族(minoritiesと複数になっている)が白人を間もなく上回ると見込まれている。ということは、6,000万人の増加分の大部分はヒスパニックであり、イスラム教徒であり、中国等のアジア系であると見て誤りではあるまい。それ即ち、プーアホワイト以下の下層階級が増えてきたと言えるだろう。

私はずっと「我が国は古き言い慣わしに『駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人』というのがあるが、現在では草鞋を作るか作る層に甘んじる人が激減してきた」と指摘し続けてきた。そこには色々な問題があるのは間違いないが、アメリカでは「草鞋を作る人以下の層が激増しているにも拘わらず、支配階層は一向に増えていない」のであるから、草鞋作り以下の層の心を捉えた人が続けて大統領になったのだと見ている。

しかも、その草鞋すらも作れない者どもが未だにアメリカを目指しているのは仕方がないとしても、EU圏内には何らの将来性を見込めない近隣の大陸から、あらゆる手段を講じて「難民」と称する連中が大量に流入しつつあるようだ。その流入人口が引き起こしている問題の深刻さはアメリカで6,000万人も増えた件とは次元が違うようだと思う。次々と拒絶する国が増えていくのは当然だと私は考えている。その深刻さを私がここに解説する必要などあるまい。

ところで、我が国である。草鞋を作りたがらない層が増えたと言うよりも、基本的に若年の労働力が不足しているのは間違いない。そこに合法と非合法を問わずに非白人の労働者が増えてきたのもまた疑いようもない事実だ。そういう階層の者が増えれば如何なる危険が起きるかは、アメリカを見ただけでも明らかだし、EUの諸国の苦難を見ればより一層明快である。我が国では法律の整備が追い付いていかないだけではなく、不法入国者と滞在者を追いかけていけるだけの人手も不足している。

それでも、安倍政権は「観光客の増加を懸命に図っているし、何の為に日本語学校に来るかも怪しい中国等からの留学生を受け入れて、週28時間の労働を認可しているし、滞在の方法如何では国民健康保険にまで加入させる寛容さ」である。そういう寛容な法律的な態勢を採っていれば如何なる惨状になるかは、ここ百人町/大久保界隈を10分でも歩いてみれば、3歳の童子でも馬鹿でも解る状態だ。

このままに法的に対抗措置を講じないでいれば、遠からぬ将来にアメリカと同様な草鞋を作らない層の者が増えて、参政権まで取得しないだろうが、我が国の優れたインフラと安定した治安と、外国人に過剰に親切な国民性に便乗されるのは間違いないだろぅ。私は特に中国人の若者が増えている事実には恐怖も脅威も感じるが、イスラム教徒がジリジリと増えてきたのも寒心に堪えないのだ。事実かどうかは別にしても「バングラデシュは国の方針で国民を海外に出している」という噂も脅威的ではないのか。

安倍政権は事が外国人となると大甘だとしか思えない。私は自国を捨ててまで我が国に安住の地を求めてやってくる外国人はその国で落伍者であり、食い詰め者であると断じている。自国でまともな職に就けない貧乏人どもを有り難いと歓迎してどうする気かと総理以下に伺って見たい。あれほど新宿区内を闊歩している中国人の若者たちの中に工作員が数多くいたらと思う時に、寒気がする。彼らは習近平の意を帯して来ているのななどと疑ってしまう。

我が国が難民を受けて入れていないのは正解だと思うが、難民申請をしている間に特別在留許可を与えるのは甘過ぎると思う。国費を使っても構わないから怪しい申請者は強制送還する例を設ければ、一罰百戒の教訓になると思う。政府も各官庁も外国人に対してもっと毅然たる態度と姿勢を採るべきだ。彼らは全て食い詰め者だと見做せば行きすぎかも知れないが、彼らはどう考えても我が国のような優れた初等教育を受けてもいないし、当然のことで公徳心はなく道徳など知らず、法律を遵守する精神などない者どもだと見做して良いのだ。

私はラグビーのスーパーリーグやサッカーのW杯に出てくる外国人の選手たちの異様な髪型に彫り物だらけの腕や体を見ていると、如何に文化の違いがあるとは認めても、あの下品さには胸が悪くなってしまう。そういう人種たちを受け入れて行くことが我が国と国民を劣化させる原因にでもなりはしないかと、老いたる昭和一桁生まれの心が痛んでくるのだ。安倍総理、どうぞ外国人歓迎政策を再考慮なさって、中国やイスラム教国人等に対して毅然たる姿勢で入国を制限することをお考え下さい。お願いします。


6月20日 その2 「案外」と「閃き」の補足

2018-06-20 10:20:49 | コラム
フェアープレーが勝つ:

コロンビアに勝ったのは勿論喜ぶべきことだとは思うが、勝負なんて解らないものかとも思わせられた。

あそこでMFだったという者が手を出した気持ちは解らないでもないが、後先を考えれば幼稚なプレーだし、サッカーの知能指数を疑いたくなる。当人はレッドカードはないだろうと嘆いているようだが、あれがイエローカードで終われば安いもの。PKに持って行けば外すこともあるという読みもあるのだから、狡猾な反則なのである。故に、一発退場の判定は当然だと見た。

だが、長谷部とファルカオの競り合いが長谷部の反則にされたのは誤審だと思う。そんなことがある訳はないが、何となく一瞬「レッドカードの埋め合わせかも」と考え込んでしまった。でも、全員が飛び上がった下を蹴り抜いたのは「上手いな」とビックリ。まるで川島の偏った位置取りを読んでいたかのよう。

ポーランドも負けてしまうなど、「案外」が案外に多いW杯のサッカーだが、FIFAのランキングなど信用ならないのかと思わせてくれる。我が代表のフェアープレーのサッカーが勝ったのは良かったと思う。恐らく、我が方はアンフェアーなサッカーのやり方を知らないのだと思うのだが。


「案外」以上の結果が出た対コロンビア戦

2018-06-20 08:40:58 | コラム
私は「閃き」が当たったと自負している:

19日夜はNHKが9時の試合開始まで1時間半も引っ張った部分は見ずに、ひたすら体調を整えることに集中していた。だから、両国とも誰が先発で出てくるかは試合開始まで知らなかった。我が方が本田を外して香川にしたのは納得だったが、私が「ヘボ」だと長年酷評してきた川島をGKに使ったことと、未だ未だ安定した得点力があるとは認めていない乾を起用したのは不安だった。

だが、入場前に並んだ敵方の顔を見ればロドリゲス・ハメス君がいなかったのだ。これは昨日書いておいた「出てくるかどうか」が当たった模様で、本当に故障しているのかあるいは「彼抜きで勝てる」と監督が我が方を舐めてかかったのか何れだと感じた。そこで、改めて閃いたことは「何だ、これでは我が方が勝つのではないか」だった。昨日の「案外なこと」という閃きでは「負けないかも」だったが、それ以上の「案外」となると出たのだった。失礼な「閃き」だったと代表選手に詫びねばなるまいか。

案外は更に続き、開始3分で大迫が綺麗に出された縦パスを相手デイフェンスとの競り合いに勝ってシュートにまで持って行ったのだった。そのシュートが低すぎてGKが辛うじて叩いた浮き球を香川が「入った」と思うシュートしたのに対して、コロンビアのデイフェンスが明らかに手を出して止めてしまったのだった。本当に時たまある反則だが、あの場で手を出してしまう辺りにコロンビアの弱さが出たと思った。一発退場のレッドカードだった。彼らが大勢であの場で審判に抗議した態度も悪いと思った。

「案外なこと」は僅か3分で起きた。1人少なくなったコロンビアは慌てた様子は見せなかったと思った。明らかに優れた球扱いと個人技頼みのカウンターを仕掛けるだけで、我が方のパス回しの為のパス回し式の時間をかけた攻め方を見ながら、積極的に当たりにも来なかったし、ボールを奪おうという仕掛けも散発的だった。解説の岡田武史にアナウンサーが「前半は1対0で終わると良いですね」と声をかけた途端に、長谷部とファルカオを競り合いがやや不当な判定で長谷部の反則と採られてFKから1点を失う結果となった。

スタジオで見ていた昔のGK・川口は「川島が右に寄りすぎていた」と批判したが、後になってビデオを見ればその通りだった。川島は矢張り私の従来の評価のように「ヘボ」だった。西野監督が何故彼に執着するかが理解できない。彼はそれだけではなく前に出る判断が遅いという欠陥もあるのだ。でも、勝ったから良いかと言っておこう。

後半である。始まる時の閃きは「先に1点獲った方が勝ち」だった。事実その通りだった。大迫の攻守にわたる果敢で懸命な動きと言うか働きは良かったし、あの相手のデイフェンスに囲まれた中でのホンダのCKをヘディングで決めたのは立派だった。出ていた全員に文句を言いたいような者はいなかったほど攻守にわたって本当に良く働いてくれた。それでも再三絶好のシュートのチャンスを外し続けた酒井宏樹には不満が残るが、守りでは善戦健闘だった。

問題があるとすれば香川真司かも知れない。前半に1点を取った後で綺麗なドリブルからペナルティー・エリアに迫り左からフリーで上がってきた乾に絶好の絶対に決めるべき凄いパスを出したにも拘わらず、乾は外した。それ以降、私の目にはコロンビアは香川にパスが回らないように封じ始めたようで、彼が起点になるパスが全く出なくなってしまった。岡田武史のその点を不安視する解説をしていた。これが相手の作戦勝ちか、周囲が未だに香川を活かす領域にまで成長していないのかの何れだろうが、本田と変える必要があったかどうかは疑問に思った。

「閃き」がここまで当たるとは本当に結構なことだった。私にはコロンビアは10人になってからはどうやって攻めるかの方針が安定せず、やたらに乱暴な当たりを繰り返しては我が方からボールを奪って攻めるのだが、所詮は個人技頼りでは長友、吉田、昌子、長谷部、原口、大迫、等々の体を張った守りを突破することは出来なかった。

私にはコロンビアには組織的な攻撃の形が出てきていないのか、ロドリゲスとファルカオの個人技頼みだったかの何れなのか判断できなかったが、焦りと我が方を甘く見た自信過剰も敗因だったと思わせられた。結果論だが、あのペナルティー・エリア内のハンドの反則が致命傷だった。あの場で素直に香川に決めさせておけば11人対11人で試合が続行できたのだと思うと、ゾッとするものがある。

勝った我が代表は実に立派なもので、相手は10人になってしまったことに気を緩めることなく、一致団結してしっかりとした気持ちを維持して90分(+6分)を戦い抜いたのは立派だったと褒め称えたい。次のセネガルに対しては46位も上のコロンビアに勝った経験と自信で気持ちをしっかりと持って臨んで貰いたい。W杯という場では「案外なこと」がこれほど頻繁に起きるものだと肝に銘じておくべきだ。兎に角「強い方が勝ったのだ。偉かった」と褒めて上げて終わる。