新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

水道工事の会社ですが

2019-05-25 08:19:15 | コラム
特殊詐欺の電話:

我が家の固定電話は「ナンバーデイスプレー方式」にしてあるので、登録していないかあるいは知らない番号からの電話には出ない。だが、この電話は私の名義で二つ持っている旧式の携帯電話で家内が使っている方にかかってきた。二人で一瞬迷ったが、表示された番号が携帯電話だったので、もしかして知人からかもと思って出てみた。すると「水道工事の会社で何とかかんとか申しますが、そちら様はこの電話番号で宜しかったでしょうか」という近頃広く使われている妙な言葉遣いで話しかけてきた。

そこで「これは例の電話だな」と直感したので、「何処の誰にかけているのか。第一”宜しかったでしょうか“という言葉遣いは何だ」とからかってみると困惑したような声で「そちら様は板橋区でしょうか」と間抜けなことを言い出したので、問答無用で切ってしまった。携帯電話の番号だからと思って取った方も迂闊だったが、この種の電話があのような導入部で話しかけてくるという経験が出来ただけでも貴重だったかも知れない。

結論としては「矢張り、未登録か知らない電話番号からかかってきた電話には絶対出てはならない」という大原則を再確認したのだった。今回は携帯電話にかけてきたので、相手の番号が解ったが、固定電話の場合は「ナンバーデイスプレー方式」にしておく方が安全である点も再確認出来たのだった。更に言えば「彼らには携帯電話から携帯電話にかけてくる」という手もあると知り得たのだった。面白かったのは、かけてきた奴は我が家が何処にあるのかを知らぬようで「板橋区でしょうか」と言っていたのも興味ある現象だった。ではあっても反省すべき点があった経験だった。