新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

卓球の不可解な判定に思う

2019-05-03 15:23:47 | コラム
何故我が国は外国に対して弱気なのか:

先頃の世界卓球選手権(だったのだと思うが)の助女子のダブルスの決勝戦における審判の「レット」の判定は明らかな誤審であり、伊藤・早田組の敗戦の原因になったと言えるかと思う。私が見ていた限りのテレビのニュースでは1局だけ「あの主審は中国系マレーシア人であり中国とのペアとの試合の審判を担当するのが適切か」と述べていたが、他局は一切この件には触れていなかった。後難を恐れて言えば「中国人というか華僑は公式な場では転出した国の言葉を話すが、彼ら同士か家庭では決して中国語を捨てていない母国に対する忠誠心があるのであるから・・・・・」と疑いたくなってしまう。

報道によれば、我が国の協会は世界卓球連盟(で良いのかな?)宛に抗議文を送ってビデオ判定の導入を促したのだそうである。私に言わせて貰えば「何とまた上部団体というか外国人に対して弱気なことか」という弱腰なのである。こんな程度の抗議文を送ったくらいでは、連盟側は判定に対する抗議よりもビデオ判定の導入に重きを置いているのかと安心してしまうと危惧する次第だ。

私ならば「確実に公平性が期待できる中立国の審判の起用と、ビデオ判定が採り入れられていなくとも、場内のスクリーンに流れた「レット」ではないことが明らかな画面を参考にすべきではなかったのか」と、何処にあるのか知らない連盟に赴いて直接抗議していたと思う。

抗議文を送った程度では、菅官房長官が韓国が我が国に対して不当な言動を行った場合に記者会見で「怪しからん」と表明したくらいでは文在寅も文喜相も蚊が刺したほどにも感じていないだろうと同じ程度の効果だと思う。大きな大会ともなれば全部の参加国から審判を出させるのだろうから、当然そこには技術的な優劣の差が出るだろうが、日本対中国の決勝戦に中国系のマレーシア人に審判をさせるとなれば明らかに不公平で、あらぬ疑いも生じてくるではないか。

もしも抗議すべき相手の世界の連盟の幹部が外国人だったのであれば尚更のことで、臆することなく「これを言うことで何を失うか」という勢いで我が国の主張を真っ向からぶつけるべきだ。そうでもしない限り、外国人どもは自ら潔く「あの件は当方に非がありました。誠に申し訳なかった。お詫びします」などとは絶対に言わない人種なのだと心得ておくべきだ。我が国の連盟はそれだけではなく伊藤・早田組にも「行き届かない現場での処置で済まなかった」と謝っておくべきではないのか。上部団体は役立たずだと私がこれまでに何度指摘したことか。