新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月3日 その2 私にもぼやかしてくれ

2020-03-03 14:03:53 | コラム
Buttigieg氏が撤退:

この際、私にも故野村克也氏に倣ってぼやかして頂きたい。マスコミは何を今頃になって、彼の撤退をさも大事のように言うのだろう。私は2月の18日に「3M Club」の会談の報告で我が友のSM氏が彼について「問題があると指摘した。それはアメリカ国内で多数派であるエバンジェリカルはLGBTを排除するので、Buttigieg氏には不利な条件となるからだそうだ。」だと語っていたことを採り上げた。敢えて解説すれば「エバンジェリカル(EVANGERICAL)とはプロテスタントの最大の福音派のこと」である。その一派の支持を得られないのは不利だという意味。

私がぼやきたいことは「あの頃にアメリカ国内ではこのように言われていたとSM氏が指摘したことを採り上げても、何処からも反響がなかったこと」だ。マスコミはアメリカにも特派員とやらを置いているのだから、これくらいのことは取材出来ていたはずにも拘わらず、知らん顔でButtigieg氏を持て囃し続けたのである。そして、撤退の発表があっても何一つそういう事情には触れなかったのだ。私がぼやきたいことは「今頃になって、さもニュースのように言うなよ。俺は20日も前に言っていたぜ」なのだ。

お断りしておくと、Buttigiegと表記している理由は「検索すると、彼の名字(ラストネーム)の発音記号ではブテイジェッジよりも、バテイジェッジのようになっていたので、何れが正確かアメリカ人に確認出来ないままにButtigiegとしている」のである。なお、故野村克也氏は「ぼやいていた」のではなく「呟いていた」という方が正確だと思う。



COVID-19雑感

2020-03-03 08:44:30 | コラム
面白い現象が起きるものだ:

トイレットペーパーやテイシュペーパー等:

この買い溜め振りの原因はデマが流された為だと言うが、罪なき消費者はマスクを買いに並ぶのと同様に、スーパーマーケットや量販店に殺到して列を作って売り場に殺到しては格闘してまでもまとめ買いしている。彼等は皆マスクをしているのはウイルスの感染を恐れているのだろうが、あのように一箇所に群を為しては、専門家に避けるべしと指摘されている「濃厚接触」を厭わない姿勢が見えるのは矛盾ではないのか。思うに、デマとは承知していても「今買えるときに買っておかないと」というおかしな心理が働いているのだろうか。買い溜め出来た結果が「ウイルス感染」でどうするのか。

昨日辺りからテレビ局がトイレットペーパーやテイシュペーパー等のメーカーの協会に照会して「在庫は23日分と十分にあるのでご心配なく」と言わせていた。私にはテレビ局は慌てて買いに出た消費者の様子を面白おかしく報道しただけで、業界団体等に一向に問い合わせなかった姿勢をこそ非難すべきだと思っている。私は専門外でも紙パルプ業界に永年身を置いていたから言うのだが「家庭紙を中国からの輸入に依存することなど絶対にあり得ない」と言うが、他の産業界が中国からの輸入が途絶えると危機が来ると聞けば、デマを信じる人がいても不思議ではないと思う。

そう言う私でさえ、あの買い溜め振りを見せつけられては、多少恐怖感を覚えている。そこで、手持ちの在庫が切れて、しかも買えない事態が生じた場合の対策まで考えていた。それは我が家はシャワートイレを設置してあることと、テイシュペーパーは水洗トイレには流すべきではないと承知していることだ。全てのトイレの器機がそうなのかどうかは知らないが、トイレットペーパーは水で分解されるように作ってあるが、テイシュペーパーはそうはなっていないからだ。バンコックのホテルではトイレットペーパーを流しただけで詰まり、係員に怒られた。ここから先はご推察を。

マスクだ:
先ほどテレ朝で報じていたことは「マスクを洗って再使用しては危険だ」だった。それはマスクの協会の発表で「こすって洗えばウイルス等の侵入を食い止める繊維の効果がなくなるからだ」となっていたからだそうだ。但し、アルコール消毒では何とか再使用は可能なように聞こえることを言っていた。私は政府が幾ら業界に要請し大量生産→供給を言われても、現実に市場では「誰でもが何時でも何処で買える」状態にはならないので、最悪の場合は再使用を考えねばならないときが来るように思えてならないのだ。何れにせよ、買い溜めと中国人の転売の為の買いを阻止すべきではないか。

小・中・高の一斉休校:
マスコミ報道と野党の非難を聞いていると、安倍政権は世紀の悪手を打ってしまったようにしか聞こえない。誰か他人がやったことの揚げ足を取ってみたり「事前に(我々にも?)相談をすべきだったのでは」などと言うのは簡単だ。その揚げ足取りの様を「これでもか」と報じているのも如何なものかと思う。特に笑えるのは「唐突に休校と言われても困る」という親御さんたちの意見をさも政府の失態の如くに報道する姿勢だ。RS氏が指摘されたように「では、今まで夏休みにはどう対処していたのか」という点には一向に触れるメデイアがない。

総理は「要請」と言われたので、休校までに1週間の猶予期間を採った自治体もあったではないか。こういう緊急事態の時だけ素直に安倍内閣の「要請」に従って、やれ「唐突」だとか「相談がなかった」だの「専門家会議を通していない」等々の苦情ばかり言うのは、ウイルス制圧よりも安倍内閣非難というか、貶めることの方が重要だと言っていることになりはしないか。現状は「有事」というか「緊急事態」ではないのだろうか。

私などはほとんど外出せずにいながら、毎日のように検温しているほど恐れている。それは「高齢者であり、慢性心不全を抱えている」からである。私はマスクやトイレットペーパーよりも命の方が大切だと思っている。だが、野党とマスコミ連合はそうは考えていないようだ。