新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

20年2月の新宿区の人口:

2020-03-08 14:43:09 | コラム
20年2月は28人の減少で348,424人となっていた:

昨20年の2月の新宿区の人口は28人の減少で対前月比△0.01%となっていた。日本人は104人の増加で305,958人となっていた。外国人は132人の減少で42,466人と対前月比では△0.3%だった。それでも、全体に彼等が占める比率は12.2%と変化はなかった。やや意外だったのは、新型コロナウイルスの感染者が増え出しても彼等は自国よりも安心だと思って入ってくるだろうと予想しいたにも拘わらず、1月との合計では602名も減少していたという事実だ。昨年の12月との対比では△1.4%だった。

今回は毎月慨嘆してきたような「街中何処に行っても異邦人ばかりだし、業務スーパーなどに買い物に入れば彼等が大量に買いまくっているベ面に出会うだけ」といったような嘆き節から離れて、偶には我が新宿区百人町の外国人が動き回っていないような静かな場所とその風景でも紹介してみようと思うに至った。

それは、我が家の西の方角に当たるのだが、なるべく解りやすく言えば、来た新宿に近い路地と言うには一寸立派な道路に面した一角のことだ。我が家から徒歩で5分ほどの所に何度か紹介してきた鰻重が¥850(現在では値上げされて¥980)で食べられるホテルの食堂があるが、その角を右に曲がったところのこと。曲がると直ぐに昨年から開校している桜美林大学の経済学群の新築の美しい校舎がある。先日、その中を観察したSM氏は「アメリカにもないような綺麗さだ」と感服した。

その道路を隔てた反対側にはクレハ株式会社の本社別館で生物医学研究所があり、その隣には我が国には珍しい高層建築ではない貸しビルがある。そこに入居しているのはAGF、日本マクドナルド株式会社の研究施設などであるよう。更にその先に進むと非常に大きな建物があって門には「東京都安全研究センター」の看板が掛かっている。同じ百人町でも新大久保駅前からイスラム横町辺りの猥雑さなどは全くなりを潜め、歩いている人たちからも理性と知性の香りが漂っているのだ。異邦人たちは1人も歩いていない。

この一角には郵便局もあるし、大団地とでも言いたいような都営アパー群がある。物を売っている店は小さな弁当屋さんが一軒あるだけだ。だが、我々の生活圏はこの辺りにはないので、滅多に入って行くことがないのだ。先日、郵便局に行くので散歩がてら敢えて遠回りして歩いて行ってみたのだが、直ぐ近所の大久保通りとはまさしく別世界の静かな雰囲気だった。北新宿に古くから住んでおられる知人は「桜美林大学の学食も綺麗でお薦めだ」と言っておられた。

これまでは「政治家やお役所の方々は一度でも良いから大久保通りや New Koreatownやイスラム横町を視察されて、この界隈の負の国際化(アジア・イスラム化?)の実態を知って早急に改善願いたい」と主張してきた。だが、今回は少し趣を変えて、この界隈の良さを紹介した次第だ。

私が疑問だと思うことは我が政府が「外国人に対して寛容で甘過ぎること」だ。私は政府にも、東京都にも、新宿区にも、30数年前の静かで長閑だった新宿区百人町を取り戻して頂きたいのだ。以前にも触れたことで「財政難に喘ぐバングラデシュ政府は自国民を養いきれずに、外国に出て行くことを奨励している」ではないか。ハラルフード店で店番をしているバングラデシュ人を英語で問い質したら「この国の方が物価は高いが、安全で暮らしやすい」と言われてしまった。彼等にも甘く見られているのだ。

参考資料:新宿区広報 令和2年3月5日号