新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月12日 その3 飽くまでも個人的な考えだが

2020-11-12 14:30:00 | コラム
民主党(バイデン)政権には不安感が:

私は永年にわたって民主党政権は「bad newsだ」と言い続けてきた以上、民主党政権には不安感が残るのだ。如何に綺麗事を言っても、バイデン氏はオバマ政権の副大統領で、中国を野放しにして来た同志ではなかったか。確かに選挙キャンペーン中はトランプ大統領並みに厳しく当たると主張していたと聞いた。だが、果たして実際に大統領になれば、国際協調を唱えていた以上、現実に対中国に高関税を維持し農産物等の買い増しを強硬に習近平に迫れるのだろうか。クリントン大統領のように我が国にを軽視し「輸入を増やせ」と強硬に出てくるのではなかろうか。

私は確かにアメリカの元の上司や同僚たちと同様にトランプ大統領嫌いである。だが、昨日も指摘したようにその公約の実行力と対中国の強硬姿勢を考える時に、「未だ再選される可能性は僅かでも残っているとの観測があるトランプ大統領が再選された方が良かった」となりはしないか。過去の民主党政権時代を顧みても、民主党政権は我が国を軽視していたのではなかったか。「バイデン大統領で良かった」とはならない危険性は残るのではないか。

「何だ。貴殿はとんだ変節振りではないか」と非難されそうだが、私はこれまでにトランプ大統領の敗退は条件付きでしか記述していない。それはトランプ大統領擁護ではなく、専門家が解説されるアメリカの法律に基づいて言っているだけのことだ。要するに「あの選挙も結果がどうなってしまうか」を断言するのも「バイデン、万歳」を唱えるのも、未だ早いと考えているのだ。


11月12日 その2 気分転換に野球でも語って見よう

2020-11-12 10:35:12 | コラム
アメリカ大統領選挙の話題にも飽きたので:

東京六大学野球。先週だったか偶々合わせたNHKのBSで、東京六大学野球の慶早戦(我が家祖父のこともあって早慶戦と呼ぶのを憚るのだ)を途中から見てしまった。そして気が付いたことがマスコミ、特にTBSが鳴り物入りで力を入れていたNPBのドラフト会議の「超目玉」だった早稲田大学のエース早川投手が出ていることを思いだした。私はこのリーグ戦の技術的水準は東都大学リールよりも下だと見ているので、早川という投手がいることすら知らなかった。その投げる様はドラフト会議で少し見せられただけ。直球が速いとの触れ込みだった。

慶早戦の場面では触れ込みの150 kmは出ていなかったし、伸びがあってミットに食い込んでいく速球ではなく「ズドン」と入って行く速さであって、解説者風に言えば「打者は球速の表示ほど速いとは感じないでしょう」という種類の速さだった。また、それほど優れていないと思わせる慶応の打者に対して、自分が持っているあらゆる球種を投げ込んでいるだけで、打者の弱点を攻めるような制球力がある投手ではないと見た。たった2~3回見ただけで批判するもも気になるが、現在ロッテにいる沢村式の「力はあるが独り相撲」的な投手に見えた。即ち、プロデは?という意味だ。

NPBに行こう。6月から開始して120試合というシーズンがほぼ終わった。それなりに楽しませてくれたが、矢張り引っかかるのがセントラルパークではクライマックスシリーズだかをやらない仕組みである。やると決めたパシフィックリーグでは、これからソフトバンクとロッテがシリーズを始めるのだ。一方のやらないでいきなり日本シリーズに入る読売には、不利なのかどうかがサッパリ解らない。だが、駒が揃っているソフトバンクと、漸く育成から拾い上げてきた者たちも活用し始めた読売が去年のように4連敗するか否かには興味がある。周東を何処まで抑えるかだ。

今年で最も興味を惹かれたのがセントラルではDeNA、パシフィックではロッテだった。DeNAは何とあれだけの数の3割打者を育てたラミレス監督の手腕は立派だったが、采配に疑問な点が多かった上に、今永投手が壊れてしまったし、山崎康晃も不振で4位争いでは辞任も止むを得ない。だが、良く勝手に撃ちまくるだけで有機的に繋がらない野球は面白かった。ロッテはウイルスに苛まれても最後の踏ん張ってクライマックスシリーズに出た努力を褒めたい。あれで、安田がもう少し早く伸びて藤原を上手く使えたら、あれほど苦労しなかっただろう。

日本シリーズを閃きだけで予想してしまえば、もう既に述べてある通りで「ソフトバンク対読売」になると決めている。読売は日テレが騒ぎまくるが、規定打席数に達した者に3割打者がいないという成績で優勝してしまったのは怪挙である。ソフトバンクの投手陣が坂本、岡本、丸(広島を弱体化させ4連覇を潰した極悪人)を何処まで抑えるかが鍵の一つだと思う。読売は柳田も兎も角、中村晃、栗原、松田、グラシアル、デスパイネに走るだけが能である周東を何処まで抑えきるかだ。投手力が菅野だけでは不安が残る気がする。

サッカーにも触れておこう。サッカー出身者として残念だったのは、これという者が皆欧州に出て行ってしまったJリーグのサッカーには、NPBの野球を凌駕する面白さも迫力もなくなってしまったこと。ほとんど観る気がしなくなってしまった。しかも、欧州に行って補欠扱いになっている者が多いのも困った現象だと思う。何が根本的な問題なのだろうか。分かっている気もするが正面切って言う気にもなれない。


野党の無能力を笑う

2020-11-12 09:30:42 | コラム
野党勢力は余りに弱いのではない:

私は野党どもは無能なのであると見ている。その代表格が立憲民主党に集中している。先ずは枝野幸男であり、何かと言えば政権奪取と無意味に叫ぶが、その手法たるや「自民党内閣の揚げ足取り」以外に全く現実的な策がないのだ。その枝野の一の子分が国対委員長という尤もらしい肩書きだけの安積だ。この男も自民党内閣の揚げ足取りと反対することだけが仕事だと認識しているのではないかと思わせるほど知恵がない。それ以外は委員会でも本会議でも、官僚を呼びつけた聴聞会で居丈高に怒鳴る以外の攻め方を知らない単純BAKAばかりだ。

その能力不足の集団が全力を注いでいるのが、この時期に「日本学術会議の問題のみ」だけだというのは将に論外である。こんな事が現在の我が国にとっても喫緊の課題でではないことは火を見るよりも明らかだとは、3歳の幼児の頭脳を以てしても分かることだ。だが、それを枝野も安積も斉藤某女も一向に理解しようとしないのだ。そんなことよりも遙かに重大な問題が、我が国に向かって牙をむいているのを敢えて無視しているのが怖い。いや、笑うべき愚行だろう。

菅首相は新型コロナウイルス収束対策を重要課題の第一に挙げられた。(お断りしておくが、私は「コロナ」という間抜けな呼称は採らない)そのCOVID-19はここに至って東京や北海道や大阪等で再び猛威を振るいだした。アメリカよりは遙かに少ないとは申せ、感染者は11万2千名を超えて止まる様子がない。この件への対応が学術会議の6名の件よりも優先順位が下か?アメリカの大統領選挙の結果は誰がごてているのか知らないが、未だに燻っている。トランプ大統領はこの期に及んで国防長官を解任して再選に備えている。これだって学術会議よりは遙かに重大な案件ではないか。

私には政治の駆け引きなど毛頭解らない。だが、上記以外にも諸々の難題を抱えている菅内閣に対して、枝葉末節の揚げ足を取って国会の時間を空費していることを、野党を支持しているかにも見える連合などは本気で「良くやっている」と評価しているとすれば、彼らも国賊である。野党が最も優先すべき事は菅首相と多弁だが何が言いたいのかサッパリ解らない田村厚労相と、西村担当才人を対策の質問攻めにすることではないのか。何処まで役に立っているのか分からない尾身氏率いる分科会も、攻め立てても良くはないのか。

菅首相に対して申し上げたいことはある。それは「欧州勢がバイデン氏と電話会談した後で良いのか。万が一にも文在寅の後にでもなってしまうことはないだろうな」などと言う攻め口もあるのではないのか。外務省や側近か補佐官等をアメリカに飛ばして、状況を把握する気はないのか。反トランプで凝り固まった新聞からのニュースだけに依存していて良いのかと問いかけたい。外務省の情報収集能力は信頼するの足るか否かは、元官房長官の菅首相が一番良くご存知だと思うが。