新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

情けない状態ではないか

2023-12-07 07:40:04 | コラム
如何にも姑息な対応では:

*当面派閥のパーティーを自粛する:
岸田総理はこのように表明された。話の筋が違うと思う。「総理・総裁の判断がおかしいのか、自由民主党とはその程度の判断しか出来ない集団か」の何れかと言いたい

何も野党とマスコミ連合軍に批判させるのではなく、私から言って上げたい。それは「パーティーそのものが悪いのではなく、その後の政治資金規正法の通りに会計処理しなかった党と派閥の問題」であるからだ。

これほど誰にでも解るような明々白々な事柄を「パーティーの所為の如くに表明した岸田総理・総裁の見識」を疑いたくなった。彼は何か事が起こった後での対応が非常に姑息的なことが多いのだが、今回も何をお考えになったのか知らないが「パーティーの自粛」を言われた。これだけ言えば十分だと思うが、危機管理の手法が拙劣ではないのか。

*日本大学アメリカンフットボール部を廃止するのか:
昨日、部に所属する学生を本部に呼んで、林理事長が「継続審議」と表明した「廃部の方針」の説明を行ったそうだ。その場で益子スポーツ科学部長は「自分もラグビーをやっていたので分かる」と言って部員たちの前で号泣(これはマスコミ用語で「涙を流す」辺りの意味で使われている)されたそうだ。学部長が泣いて事が済む問題ではあるまいと思わせられる姑息な手段だと言われても仕方があるまい。

私は説明の仕方が良くなかったかのように報知が報じていたことよりも、何を言うのかと批判したいことがある。それは、何処かの記者が「理事長は出席したのか」と尋ねたと報じられたこと。何でもかんでも林理事長を取材したがるマスコミの姿勢は偏っていないかと、既に指摘した。それは理事長が出席されれば良いのは分かるが、責任者は競技スポーツ運営委員会長の益子委員長で彼が担当する仕事である。

彼らは運動部が不祥事を起こしたK大やR大の理事長や学長の自宅に殺到し、マイクを突き出して「何か一言を」と迫ったか。日本大学であると如何なる場面でも理事長を出せと迫るのがフェアーな取材だろうか。会社組織では「何か問題が生じた場合に、事の深刻さの度合いに関係なく社長が乗り出して解決するのではないこと」くらい「会社員」である彼らが承知していないとは思えない。彼ら報道機関に猛省を求める