新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

私の主張

2023-12-22 07:12:19 | コラム
岸田内閣及びマスコミ不信論:

今回私がここに語ることは「全てマスコミ報道から得た知識に基づいているもの」なのである。

何故「裏金」というの:
松野博一元官房長官を始め高木国対委員長等々の五人衆とやらが「裏金」の件で検察に呼ばれると報道され始めた。私は単純素朴に言って「不思議な報道の扱いであり仕方でもある」と感じずにはいられないのだ。

理由は簡単。郷原信郎弁護士と高井康行弁護士と元検事のお二方が「安倍派の幹部の国会議員にまで持っていくのは、現状では難しい。それは、この件は収支報告書不記載が中心となっている事案であり派閥内で金が動いたので「裏金」ではなく、不記載を幹部と共謀したと立証できていない模様では等々の状況だから」と、テレビで指摘されたのを、マスコミ報道よりも信ずべきだと思っているからだ。

また「裏金扱い」は朝日新聞が言い出したことだと教えられたが、もう数十年前に朝日新聞を止めてしまったので、伝聞であるとしか言いようがない。だが、マスコミ報道の常套手段で話を面白おかしくするというか、カタカナ語(になってしまったかどうか知らないが)で「センセーショナル」に取り上げて騒ぎ立てて視聴者の目と耳を惹こうとする手法だと思っている。

だが、郷原と高井の両弁護士はテレビに出られて語られたのだった。でも、他のテレビ局も新聞も全くこの件を話題にしなかった。当方は共に元検事だった両弁護士が指摘された内容を尤もだと受け止めたので、そちらを信ずるべきだと考えている。

岸田内閣が私の不安材:
料私はこの両弁護士の指摘も然る事ながら、気にかけていることがある。それは「未だに抽象的な対処の仕方を語られるのみで、具体策を語られずに、表情からも何からも危機感を見せない岸田総理の姿勢が不安なのだ。安倍派の閣僚と党役員は外しても、二階派だと「引き続き職務を」と留任(マスコミの連中は何で「続投」という戯けた野球用語を使うのだ)させたのも首尾一貫していない。

まさか「あれは安倍派の問題であって、我が宏池会が案ずべき事案ではない」とでも見ておられるのかと疑いたくなる。来年の南アメリカ3ヶ国訪問を取りやめと発表されたのも、今頃そんな事を言われるのかとノホホンとされているようにしか見えないのも不安材料。

私が知る限りこれまでに二回ほど「国民の信頼を回復する」と語られたが、これは「以前は国民には信頼されていた」という意味。17%にまで落ちた支持率を簡単に戻せるとでも思っておられるのか。

失礼を顧みずに言えば、総理自身の器量も然る事ながら、総理は側近に人を得ていないのではないのかと気懸かりだ。この状態で良い訳がないだろう。「総理と内閣の奮起を促す」と言うよりも、事ここに至れば「心を入れ替えて頂きたい」のである。何の事はない、岸田総理への激励の辞で締めることになってしまった。