アメリカンリーグのMVP・大谷翔平のアメリカでの人気は:
最新の週刊新潮で中川淳一郎氏が連載しているコラムで、アメリカに住んでいる野沢直子さんは「大谷翔平の人気はアメリカ全土では野球は人気の面ではフットボールやバスケットボールに劣っているので、大谷翔平もマスコミ報道ほどの大人気を得ていないのではと述べた」とあった。そこで「本当なのか」と、念のために大の野球ファンであるIntelのマネージャーに「そういう状況か」と尋ねてみた。直ぐに折り返し返事が来たので紹介しようと思う。
>引用開始
もしかすると、私の見方は偏っているかも知れないが、翔平のあの大型契約はこちらではビッグニュースだった。今では言うなれば、殆ど全てのアメリカ人が「大谷はDodgersがWシリーズに勝つためには、私利も私欲もなくティームに貢献しようとしている選手である」と語り合っている状態だ。
年俸を低額に抑えて、ティームに貢献することを優先しようという点では、大谷はフットボール界の有名なQBトム・ブレイデイーと並ぶ存在だろうと認められている。ブレイディーのティームではオフェンス・ラインの選手たちは、懸命にそうしてまでもティームの勝利を優先するブレイディーがプレーしやすいようにとより一層の努力したのだった。
そこで、野沢直子さんの見解である。彼女の見方が正しくないとは言わないが、大谷はアメリカンリーグで2度もMVPに選ばれた選手であり、アメリカ全土に彼のファンがいて、現在では大多数のファンを最もワクワクさせてくれる選手であるのは間違いないところ。特に投手とDHの両面で貢献したという点では、歴史始まって以来最高の選手であることは疑うべくもない。
私は来年にMVPの大谷がDodgersで投手としてはプレーしない場合に、打撃面でどれ程の活躍をするかに大いなる興味があり、関心を持っている。
アメリカの三大スポーツの中ではフットボール(NFL)に最大・最高の人気があるのは疑う余地もない事実である。テレビの収入面で見て見れば、NFLが年間に70億ドル(約10兆円)を稼ぎ出しているのに対して、野球(MLB)では16億8千万ドル(約2兆4千万円)ほどである。バスケットボール(NBA)は野球よりも少し多くて、2兆7千8百万ドル(約4兆円)ほど。($1=¥142で換算)
敢えて言うが、私は「野球は若年層には40歳超の高齢者たちよりも人気が高いので、この世代間の人気の相違を、来年から先には大谷が加わったDodgersなどが野球のファン層に変化をもたらすような活躍をして、変えていくかも知れない」と予想しているのだ。
<引用終わる
私は偏見になってしまうかも知れないが、ハーバードのMBAという知性派である彼の見方を取ろうと思う。