新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月29日 その2 "hafu”って何の事だ

2023-12-29 15:12:33 | コラム
”fafu”とは「ハーフ』の意味だったとは:

本日は「俺はこんなに物を知らなかったのか」と嘆くと共に、恥じ入った事に出会った。それは、何時ものように帰りのバスの時間までに余裕があったので、ジムのサロンでThe New York Timesを見出しだけでもと読んでいた時の事。

そこには「日本でidentityに悩まされている“hafu‘を取り扱った記事に出会ったのだ。最初は「何の意味」と戸惑ったが、記事を少し読んで初めて「ハーフ」をこのような綴りにして、英語として通用させているようだと知ったのだった。知らなかった。

帰宅して、直ちにWikipediaで調べれば、”hafu”について詳細な解説まであり、そういう題名の映画があった事も紹介されている始末。「へー、そうだったのか」とだけしか言えなかった。

戦後間もなくから英語に慣れ親しみ、英語を良く知っているつもりだった。しかも、アメリカの大手製造業の会社で20年以上も仕事をしていたのにも拘わらず、hafuを聞いた事もなかったのには「何たる事か」と唯々驚くだけ。

生憎とジムには近用のメガネを持っていっていないので、字が小さい記事の内容まで読めなかったが、滅多に日本関連の記事を載せないNYTがこういう「ハーフ」の悩みを記事にしたのも印象的だったと言うか、「意外だな」と受け止めた。

「ハーフ」や「混血」という表現は、言うなれば蔑称ではないのかと、使うのを躊躇っていたのに、英語の世界では堂々と”hafu”としてNY Timesまでが使って記事にしていたのにも衝撃を受けたのだった。何時、何処で勉強をさせられるのか解らないものだと、改めて悟った次第。


一寸一言だけでも

2023-12-29 07:11:19 | コラム
不正確な事を言って欲しくないのだ:

新大久保で自動車が突っ込んだ:
何処の局だったか、ニュースの見出しにこのように出ていた。実際にその事故の模様が報じられなくても読める事は「事故があった場所の地名は『大久保』である事」なのだ。テレビも新聞もこの地区での出来事を採り上げる場合には必ず「新大久保」という。何度も指摘して事で「新大久保というJRの駅はあるが、新宿区には新大久保という地番はない」のである。大久保は山手線の内側の地名。

更に困った事は「彼らは山手線の外側での出来事でも新大久保にしてしまう」誤りなのである。外側は歴史的にも鉄砲組で知られた百人町なのだ。彼らは百人町では面白おかしくないとでも決めつけるのか、未だ嘗て百人町と言った事がない。更なる困り事は今朝のテレ朝では、自動車が突っ込んだ場所を「大久保駅近く」としていた不正確さ。大久保駅は新大久保駅から数百mも離れた総武線の駅名だ。好い加減にして貰いたい不正確さだ。

メジャーリーグのロサンゼルスのドジャース:
先ず「これらが英語の本当の発音とは異なっている表記である」と指摘するが、新契約した山本由伸の英語のスピーチには苦言を呈したくなった。それは、このように言わせた(と推定して)英会話教師だと聞いた彼のお姉さんが、もしも事前にこのように言えと指導していたのならば困った事だと思う。この指摘する理由はアナウンサーの「お姉さんの指導でスピーチを準備してきたのだろう」と言った報告に基づいている。

私は「日本語の中に戸籍を得てしまったカタカナ語を使う事までを問題にしないから、何方もご自由にお使いを」と長年言い続けてきた。故に、見出しのような英語とは別ものの使い方を我が国の中でするのは気にしない。だが、アメリカに行ってまで、公式の席で使うのは余り褒められた事ではないと思う。そうとは言うが、英語で堂々と語った事は評価できる。

矢張りあの場では「メイジャーリーグのロスアンジェレス・ダジャース」と言っておいて欲しかった。即ち、英会話の教師であると言われたお姉様が正しい英語の発音をご承知であれば「メジャーリーグのロサンゼルスのドジャース」とは指導しなかったと思う。山本由伸が正しい発音を知らなくても別に珍しい事ではないので責めないが、英会話教師が知らなかったとすれば由々しき事だ。

「この辺りが我が国の英語教育の至らなさであり、何としてでも修正せねばならない奇妙な発音と、英語とは異なっているカタカナ表記の問題だ」と指摘して終わる。だが、幾ら言っても糠に釘で世の英語教師たちが一向に反応してこないのが残念だ。