新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2023年11月の新宿区の人口

2023-12-26 07:40:24 | コラム
23年11月の新宿区の人口に殆ど変化はなかった:

昨日は「オーバーツーリズム」を採り上げてみたが、ここ都心の繁栄から取り残された感が濃厚な新宿区の片隅にも、トローリーケースを滑らせて入ってくる観光客とは思えない異邦人を数多く見かける。彼らが我が国で(マスコミ風に言えば)グルメを楽しもうと企画して来たとは到底思えない人品骨柄なのだ。得意のカタカナ語批判をすればgourmetはフランス語であり「美食家」の事で、「食べる事」に使うのは誤りだろう。

先日も我が家に向かう通りを大型のケースを引きずった3人組のアジア人風の男性が、スマホを見ながら歩いていた。彼らを観察していると、が立ち止まった路地のそのまた奥には、民家を改造したかのような2部屋もあるのかと思わせる小さな2階建てがある。「ホテル」の看板があった。彼らは数秒間その建物の前に立ちすくんでから、勇気を出したのだろうか、ドアを開けて入って行った。彼らが築地場外に高価な寿司を食べに来た美食家集団とは思えないのだが。

11月には新宿区の人口が対前月比240人の減少で349,376人となっていた。その内訳を見れば日本人が△250人、外国人は△110人となっていた。外国人の総数が43,869人で全人口に占める比率が12.55%となり、前月の12.54%とほぼ同様だった。因みに、9月の12.2%から大きく伸びたままだった。

彼ら欧米人以外の外国人たちが、どのようにして生活費を稼ぎ出しているのか不思議に思えてならないのだ。中には電動アシスト付き自転車を乗り回している者もいる。乳幼児を抱えて歩き回っている異邦人の家族も見かける。我が国の老若女でごった返しているKorea townなら韓国人が働く場所があるだろうが、あれほど多くのイスラム教徒たちにはハラルフードの販売店くらいしか職場はないと思えるのに、イスラム横町は何時でも賑わっている。

ここで行政を非難すれば「観光客の誘致に努めれば、どうしても客種は玉石混交となりがちで、その中の裾野を占めている連中が方々に居着いてしまう事を想定していなかったのか。その負の部分がこの地区の現象となって現れているのでないか。その結果として、ここ新宿区百人町/大久保界隈では日本人向けの小売店/商店が続々と廃業していき、銀行の支店もなくなってしまった」のである。彼らの手落ちではないのか。

先月も“地方から若者たちが東京乃至は近県の大学を目指して上京するか、「東京に行けば何とかなる」という安易な夢を抱いているのと同じ考え方で、発展途上国から国を捨てた者たちがやってくるのでは”と指摘した。この流れは一向に止まらない。それだけではなくて「トーヨコ」のような現象すら生じるのだ。先日はアメリカで常に「住みたい街」の上位にあったシアトル市が、ホームレスの激増で悩まされている事も伝えた。新宿の環境も悪化しつつあるのではないのか。

何度でも諦めずに同じことを言おう。「皆様、是非一度山手線新大久保駅で改札口を通過して、外に出て見てください」と。構内を思うように移動できずに「ここは何処の外国か?」か「何でこうなってしまったのか」と憤慨したくなる事請け合いだ。年がら年中、それほど多くの外国人が出入りしているのだ。改札口の外側には待ち合わせの人々の大群で交通信号さえ見えない時があるのだ。

このような外国人とKorea townに押し寄せる我が国の老若女があれほど多い状況が、経済的にも何にも良い事なのかどうか、為政者に是非とも実地検証して欲しいと思う。彼ら外国人が何の目的で、如何なるアドヴァンテージ(カタカナ語にすれば「メリット」だが)があって、繁盛しているとも思えないこの界隈に押しかけてくるのだろうかを究明して貰いたいのだ。

参考資料:新宿区広報12月25日号