新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

野党は程度が低すぎる

2018-11-22 13:46:25 | コラム
桜田義孝大臣はスマートフォンを使っていた!!:

報道によれば、野党は他に知恵がないらしく桜田義孝大臣がPCを打たないと言ったと、言葉尻を捉えて未だに追及しているようだ。私は既に「大臣たる者が朝から晩までPCの前に座って仕事に没頭していてどうする」と、某多国籍企業の元副社長の回顧談を例にとって、その無意義な揚げ足取りを批判した。彼ら野党の連中は悲しいかな未だ人や組織の上に立って判断業務をした経験がないから、あのような呆けたことを言うのは程度が低すぎると、心の底から軽蔑している。

彼らは桜田義孝大臣がUSBが何であるか知らないと言ったと鬼の首を取ったように騒ぐ。自慢じゃないが、この私も15年前の70歳の時に誠に止むを得ぬ事情で、無慮16万円という大枚を叩いてPCとプリンタを導入して以来、ワープロの機能、Email、検索くらいしか使っていない。USBは次男が勝手に付けたので目の前にあるが、何の為かは知らない。だが、データのバックアップを取ることができるくらいは風の便りで承知している程度だ。スマートフォンは愚息たちが「今更要らないよ」というので持っていない。

という次第で、桜田氏がスマートフォンを取り出して見せて毎日使っていると言われたのには寧ろ畏敬の念さえ抱いた、仮令彼が私より20歳近く若くて、現職の大臣であってもだ。私は愚息たちが使っている状態を見ても、スマートフォンは携帯用の端末というかPC以上のアプリケーションを備えた器機だと思っているので、大臣は間抜けな野党の議員どもに追及されるべき点などはないと思っている。判断業務さえ正常にお出来になれば十分だと言える。

事はサイバー問題の専門家たちを如何に使いこなされるかという問題ではないのか。そこを言わずして、嬉しそうに野党議員が喚くところを放映するテレビ局も偏向していると言わざるを得ない。テレビ局の社長が一日中PCの前に座って仕事をしているかを考えよということだ。もう一度言っておけば、私の友人の大企業の元副社長は「PCを打つのは秘書さんの業務であり、自分は仕分けられたメール見るだけで、判断業務をしていた」と明言されたのだ。


11月21日 その2 カルロス・ゴーン氏に思う

2018-11-21 16:10:03 | コラム
レバノン人だったことを失念していた:

ご記憶はないかと思うが、私はこれまでに何度かサッカーのW杯の地区割りに触れては「何故中近東を我が国と同じアジアに入れるのか。ヨーロッパの諸国が支配するFIFAでは中近東勢を厄介払いしたくて、どう考えても不合理な東南アジア諸国まで入っているアジア地区に押しつけたのだ」と嘆いていた。中近東勢を嫌う最大の理由は「彼らのプレー振りは陰険だし、言うなれば小汚い反則が多くて不愉快だから」とでも言えば良いか。そういうプレー振りが彼らの本性を現しているかの如きだと解釈しているのだ。

なお、私は中近東には友人も知り合いもなく、中近東の人たちについて何かを論じる場合は全て伝聞か、中近東駐在経験者の伊藤忠等の商社マンから聞いた経験談が基になっている。そこで、サッカーの試合振りに彼らの本性の一部か大部分が現れていると解釈した次第。

その内容はと言えば「相手側の選手と当たっても当たられてもいなかったのに倒れ込んでもがき苦しんでみせる」ようなことを平気でやるのです。それは試合時間を浪費させて早く勝ち試合を終わらせようとしているか、またはその間に全員が休憩を取れるようにするとかいう為にやるのだ。また、反則をした者がその場からボールを持ち去って相手が直ちにFKをできないようにしようとする。小汚い所業だと断じる。また相手を止めきれないと解れば、審判に見えないように脚をかけて倒すことなどを平気でやる連中なのだ。我が国のサッカーのようなフェアープレーとは趣を大いに異にするのだ。

また、スローインの際などには、実際にボールがタッチラインを割った遙か前までジワジワと投げる標的となる味方の選手を探す振りをして前進するなどは日常茶飯事。それでけに止まらず、タックルの代わりに相手選手を手で掴んで引き倒したりするのも彼らの特技だ。イエローカードや一発退場のレッドカードが出されるような振る舞いは避けて、兎に角小汚い反則を仕掛けてくるし、大柄な体格を活かして体当たりをするのも彼らの特技である。

こういう連中が多いのが中近東の特徴だから、カルロス・ゴーン氏の場合も確かに赴任後は目覚ましい実績を挙げられたが、着任時にそもそもがレバノン人と聞いた時に、何の合理的な理由も根拠もなく「何処か胡散臭いな」と感じたまでです。勿論、今回堰を切ったかのようにマスコミが暴き立てている旧悪や、所得隠し(なのでしょう?)をやるような人物だとは想像もできなかった。いえ、気にもかけいなかったというべきだろうし、年俸の額は法外だとまでは考えていなかった。

自動車産業界ではあの体たらくのGMのCEOでさえ34億円というだから、我々紙パルプ産業界とは別の世界だと認識していた。ウエアーハウザーではオウナー・ファミリーの8代目CEOのジョージでさえ、80年代の為替が¥200円だった年に160万ドルだった程度で地味なのである。ジョージの2代後で他社から引き抜いてきたCEOは、90年代末期に業界の専門機関に“CEO of the Year”に2年連続で選ばれても、年俸2億円でストックオプションが12億円程度に過ぎなかった。

私は今となってはゴーン氏にも問題はあるとは思うが、営業報告書に虚偽の記載を許していたあの書類を作った人たちが「虚偽」を知らなかったはずがないと見ているので、日産自動車という会社の統治能力ではなく「管理能力」というか英語にすれば“administration”担当部署は何をやっていたのかなと思い、会社としての機能を疑いたくなって来るのだ。

同時に憂いていることは「世界最高水準の技術力を誇る我が国の大手製造会社が、どうしてこうも続けておかしな統治能力の欠如というか振る舞いを振りを見せるのか」なのである。日産自動車の場合はフランスのルノーとの関係がどうのと案ずるよりも「ゴーン氏とその関連の醜聞が世界を駆け巡っていることの方が遙かに重大な案件だ」と不安に思わせられている。

余談だが、検索をかけると西川廣人社長も前川喜平元文科省次官と同じ開成高校のから東大というご経歴のようなのだ。「それがどうした」というようなことかも知れないが信頼できるのかとつい思ってしまう。私は以前に「西川廣人社長の顔相が日産の社長にしては貧相」と書いたことがあった。それが、今回は多少引き締まっては来たと見えた。だが、あの坊主頭に近いようなヘヤースタイルは、大会社の社長にしては品位に乏しいと思って見ていた。


20日夜の対キルギスのサッカー

2018-11-21 08:51:06 | コラム
見所がないようであったとも言えるサッカーだった:

森保監督は色々と試みようとしているようで、引き分けに終わった対ベネズエラ戦から11人全部を入れ替えるメンバーで臨んできた。私に言わせれば「言わば二軍で何処までできるのか」を試す気かなということになる。即ち、FIFAのランキング50位ならば90位が相手ならばそういう余裕があると見たのだろう。勝ち負けは最初から問題外のようで、私は試合開始間もなくで、この格落ちの顔ぶれでも5点は取れるだろうと思ったほどの差があると見た。

だが、二軍は何処まで行っても二軍で、開始後2分も経たないうちに1点取れただけで後は弱敵相手に得意の後ろから横、そこからまた横という積極性に欠ける慎重な?球回しに徹するだけで折角与えられたチャンスを活かして監督に認められて、アジア大会代表からオリンピック、更に次回のW杯のメンバーに残って見せようという意欲を見せた者が少なかったと見た。即ち、前半には見所がなかったのである。

特に伊藤は何度も絶好の機会を与えられたシュートを外して「未だ一軍では使えないな」と思わせてくれたし、杉本も「意余って力足らず」ではなく、点を取ってやろうという意欲が不足としか見えなかった。私は全員遠慮気味と言うよりも、普段一緒にやっていないから息が合っていなかった為の不出来と見るべきだと思って見ていた退屈なサッカーだった。得点力不足と言うよりも「得点意欲不足」と切り捨てたい二軍だった。

本来は一軍であるべき経験者の原口が自ら獲ったFKを形は直接入れたことになりそうだが、GKの捕り損ないで入ってしまって苦笑いだったのは、この試合の見所のなさの表れの一例だっただろう。だが、結果的には所詮は二軍であり、前半はこの言わば1.5点のみで終わってしまったのは情けなかった。私はあの責任逃れの相手のデイフェンスが寄ってきただけで直ちに後方に回してしまうパス回しを見せつけられると、嘗て釜本邦茂が怒って言った「今のサッカーは自分で持って抜いていってはいけないとでも教えているのか」を思い出せてくれた。即ち、見るべきものがなかったのである。

そこで言うのか何と言うのか、森保監督は後半の14分過ぎ辺りから大迫、堂安、南野、柴崎、中島、槇野の負傷交代で主将・吉田と限度一杯の6人の交代をさせた。これならば30分あった訳だから後3点は取れるだろうと期待したが、結局は二軍と同じ2点取れただけで終わったのは不甲斐ないと思わずにはいられなかった。確かにキルギスのデイフェンスは思ったより寄せが早く積極的だったので、キープ力がある中島も振り切れなかったような状態だった。言わば「負」の見所だったと言えると思う。

ここ2試合の結果を見ればベネズエラの時のメンバーを一軍と見て良いだろうが、二軍というか控えとなる連中の水準を何処まで改善させるか、一軍に入れても遜色ないように動けるように上達させるかが今後の課題だと思う。個々には山中や守田や三竿のように見所がある者も散見されたが、代表テイームと言えば聞こえは良いが、所詮は寄せ集めであるから息がピタッと合う為には、ロシアW杯の代表のように何年も一緒にやらせなければならないということになって、世代交代遅れてしまう結果になってしまうのだ。

前回も批判したが、昨日も主解説者?が福田正博では聞き所がなかった。私は彼を「ベンチャラ解説」とこき下ろすが、見方を変えれば「懸命になって見所がある選手を発掘して褒めてやろう」という姿勢であるとも言えるのかも知れない。だが、ラグビーの大畑大介と同様にあれでは彼は静かな応援団であるにすぎないのだ。もう少し、「あの意図は解るが、あのように行かずにこのようにすればもっと良かった」というような指摘もすべきではないか。何度でも言うが「良いプレーだった」くらいは当方には十分に解る。

結論としては協会は相手の選択を誤ったのだと思う。あれでは勉強にもならず、参考にしたい点も見えない相手だったから。余談だが、キルギスとは「キルギスタン」が改称した中央アジアの共和国である。


11月20日 その2 パワーハラスメントの法制化

2018-11-20 15:15:27 | コラム
パワハラの法制化は19日のニュースに入れるべきだったか:

NHKの夜の9時のニュースで採り上げていた話題だった。私は多少以上の驚きを感じて聞いていた。簡単に言えば、政府はこの「パワハラ」なるものを規定して法律にしようと本気で検討中だということらしい。細かい内容を記憶していないが、そこには6項目の嫌がらせか虐めが規定されていた。要するに「上司は部下に対して必要以上に叱責し怒鳴るか侮辱するか、個人的なことにまで介入してはならない」と決めつけていこうとなっていた。いや「部下を(悪い)上司から守っていこう」という規定の如き感があった。

そこで、22年半を過ごしたアメリカの会社での経験を振り返ってみよう。何回も触れてきたが「私を含めて本部機構に属する社員は即戦力としてその能力と経験を評価して採用したのであるから、上司乃至は事業本部長が一々細かい仕事のやり方を指図したり指導したり、怒鳴りつけることは先ずないと思っていて良いだろう。現実には私は3回ほど注意されたことはあった。だが、決してハラスメントとなるような性質の注意ではなかった

一度目は広報担当社が同席して受けるべき某経済新聞社のインタービューを単独で受けて「ここだけは書くな」と指摘したところだけ書かれた時に、何処か取引先が英訳してアメリカに送った為に本部に知れ渡って直属の上司に「軽率だ」と叱責された。当然の報いだと承知して「二度度しません」と詫びて許しを乞うて終わった。二度目は副社長兼事業部長の面前で迂闊にも“swearword”を使ってしまった時だった。

直ちに別室に連れて行かれて「君が英語が達者なのは解っている。だが、外国人がそういう言葉を巧みに使うのは気味が悪い。言っておくが、我が社の社員足る者が上司を目の前にして使うとは許しがたい。今後は厳重に注意して立派な英語だけで話すように」と厳しく注意された。これはハラスメントではないのは明らかだ。「二度と使わない」と誓って終わった。問題は“swearword”とはそういう性質だと、アメリカの大手会社の常識となっているという点だろう。

三度目は少し込み入っていた。それは、私は副社長兼事業部長に問われるままに本部と工場のマネージャーのタイトルを持っている者の人物評を語った為に生じた事態だった。言ってみれば「何処何処の彼をどう見ているか」と尋ねられて馬鹿正直に欠点まで指摘しまったのだった。これはとんでもない誤りであって、副社長は私の評価をそのまま受け止めて欠点を指摘されたマネージャーの日本出張を一定期留保てしまったのだった。他にもほぼ格下げされてしまった者も出てしまった。私は自分が原因だったとは全く考えても見なかった。

すると当時の営業部長から二人だけの席の際に「気をつけろ。迂闊に副社長の問いかけに答えて人物評(換言すれば、横からの査定)をするな。今やお前は陰の人事部長だと皆から怖れられていると知れ。兎に角口を慎め」と、かなり厳しい顔で言われたのだった。これでもハラスメントには当たるまい。アメリカの会社組織での叱責乃至は忠告はこういう形でやってくるのだ。尤も、W社内には上司と1対1での査定の他に同僚からの査定を受けることができる仕組みになってはいるが、その際には正式に当人から書面で依頼が来る。これには「どう書けが良いのか」と非常に悩まされたものだった。

回顧談はこれくらいにして本論に戻そう。パワーハラスメントなるカタカナ語の事案が良くないことは十分に解る。だが、私には理解不能なことは「悪いのは上司だけであり、不出来な部下がハラスメントに遭うのはある程度仕方がないとしても、上司の好き嫌いやその日の機嫌や気分で怒鳴りつけたり、侮辱したりすることがあったら、上司はハラスメント犯にされてしまうのではないか」と思うのだ。「上司は辛いよ」物語にはならないかと危惧する。

要するに、部下は常に法律で守られていて、上司は何時も危険に曝されているように思えるのだ。これではアメリカの組合員と月給制の本社機構にいる者たちの“job security”の不安さと似ているかと思う。私は何でもかんでも「ハラスメント」にしてしまう論調には賛同しかねる。駄目な部下を叱ることができない制度や、監督やコーチが幾ら丁寧に教えても基本や技術やを習得しない部員をきつく指導(叱る)できない運動部ができることが良いことなのだろうか。

私は「要再検討」か「要細心の注意」の事案だと思うのだが。要するに「ハラスメント」なるカタカナ語で何でもかんでも括るなということ。“harass”とはOxfordには“[often passive]to annoy or worry ~ by putting pressure on them or saying or doing unpleasant things to them”とある。被害者を指す言葉のようだ。だから英語には「パワーハラスメント」なんて言う概念がない訳だ。


11月19日のニュース

2018-11-20 09:00:36 | コラム
興味あるニュースが多かった:

19日は夜の8時過ぎだったかに確か4チャンネルの画面の上部に「カルロース・ゴーン氏を検察庁が逮捕へ」と出て驚かされたが、各局は遅くまでこのニュースを追っていた。この件は色々な意味で興味深かったが、私は私の視点で昨日関心を持ったニュース(出来事)を追ってみようと思う。

*中国の第三列島線:
夜のフジテレビのPrime Newsの報道によれば「パプアニューギニアで開催されたAPECの会合では大国の主張が噛み合わず共同声明が出せずに終わった」そうである。議長が大国とは何処を指すのかを避けたのだが、何処の2ヵ国を指しているかは余りにも明らかで、2国は議場でも対立を一層際立てるような演説をして憚らなかった。私はアメリカのペンス副大統領が一切怯むことなく中国批判をされたのは大変結構なことだと思っている。何処かの局で指摘していたが「トランプ大統領が例のTwitterで中国の145項目が良かった」としているほぼ同時期に、ペンス副大統領は悪役を引き受けてAPECで中国批判を展開しているのが面白かった。

私の関心(寒心)は実はこういうところにはなかった。それは「中国が既に第三列島線と称する地域の島嶼というのか諸国に常套手段のインフラ等の投資を開始して借金漬けにする進出を開始しているという報道に寒気を感じていた。私は防衛学会のT教授や河添恵子さんの講演から中国の野望というか南シナ海から太平洋への進出の具合を伺っていたが、第三列島線即ちオーストラリアの東部にわたる各国にまで魔の手をあのような状態で伸ばしていたとは不勉強にして知らなかったのだった。

と言うよりも、私は習近平の横暴な野望は我が国の属国化に重点を置いていると思っていたのだった。中国は既に台湾と国交がある19ヵ国に断絶せよと迫ってもいるそうだ。勿論、アメリかではトランプ大統領以下はこの習近平体制下の野望というよりも政策的目論見をご承知だろうからこそ、関税賦課戦争に始まって中国叩きに出てきたのだと思うし、その成果に期待したいのである。私は中国の存在は我が国のみならず世界にとっても途轍もない悪となる危険性が高すぎると思っている。

*紙おむつの回収からリサイクル:
何処の局のニュースだったか失念したが、近年我が国の高齢化が進むにつれて紙おむつの需要と消費量が激増してその処理というか後始末に病院や老人ホーム等の諸施設が悩まされていると報じていた。それは排泄物で濡れるので重量が何倍にもなって取り扱いに悩まされるというのだった。そこまでは尤もなことだと思って聞いたが、目下計画されている事がその使用済み紙おむつを回収してリサイクルすることだと聞いて驚かされた。

先ずは屁理屈的に順番を追って考えて見よう。そのリサイクルの為には回収の専業者(既存の古紙回収業者組織が「はい、そうですか」と言って直ちに引き受ける余力があるのかという疑問から言うのだ)を組織せねばならないのかも知れない。次は回収した物を集める専用のヤードと選別の設備と選別の要員が必要ではないかと危惧する。恐らく回収して集積された物にはかなりの臭気があるだろう。その対策と汚染された箇所と再生可能部分をどのように仕分けして選別するかという大問題にぶつかるとお思う。また、再生不可能とされた廃棄物の処理方法は如何にするかも大きな課題となるだろう。

次に指摘しておきたいのが「紙おむつ」という名称が招いている誤解である。アメリかでは“diaper”か“paper diaper”と呼ばれていたと思うが、関係も関心も低い分野だったので確信はない。思うに、我が国では“paper diaper”の方に因んで「紙おむつ」としたのだと勝手に考えている。実はこれは誤りなので、実際に水分を吸収する部分に使われているのは「パルプ」であって未だ紙に仕上げられてはいないのである。紙にしてしまえば水分を簡単には吸収しなくなるのだ。

あれは「針葉樹(=softwood)という」優良な原木を使った未晒しのパルプを加工して毛羽立てて水分の吸収をよくした綿のようなものである。従って、製紙の原料としてはその部分を上手く選別・仕分けできれば、上質な紙の原料にはなると私は考えている。そこで問題となるのが「如何にして使用済み紙おむつを究極的に選別するか」と「回収→輸送→集荷→選別→リサイクルのコスト等々に要するコストとエネルギー」が採算が採れる線に達するかではないだろうか。それほど簡単な話ではないかと思う。

*カルロス・ゴーン氏問題:
事件の詳細は報道にお任せして良いと思うが、私が昨夜聞いた限りではPrime Newsのフジの報道部のデスク(?)の掘り下げが最も興味があった。彼は「司法取引があったのでは?」と疑って見せたし、所得を少額にする隠し方では所得税法違反に発展する可能性すらあるのではないかとは言ったが、国税当局が動いているという話は聞いていないと述べた。私はゴーン氏も源泉徴収票を貰って確定申告を為さるのかなと思って聞いた。その源泉徴収票が虚偽であれば問題かなとも考えていた。

私はゴーン氏は大変なやり手だと思っていたが、現れた当初から何の理屈も理論もなく「フランス人にしては胡散臭い顔だが」と感じていたが、ご出身はブラジルだった。アルファベット表記では Carlos Ghosn となるそうだが、Carlos は英語では Charlesに相当するはずだ。Carlos はスペイン語だと思っていたが、ポルトガル語でも使われていたようだ。何れにせよ、大きな事件で今後の成り行きを注目したい。