新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

マスコミは辛いぜ

2018-11-22 14:25:47 | コラム
だが、マスコミには同情はしない:

カルロス・ゴーン氏問題で、産経は本22日に「日産自動車がゴーン氏が所得隠しをSAR(ストックアプリシエーション権)を使った」と報じていた。また、何処かの国の新聞だったと思うが「ゴーン氏がルノーと日産の合併を画策していたので、それを阻止すべく有志が立ち上がったのだ」と報じたという記事も見た。何で今になって報道するのかということ。「知っていたのだったら早く言え」と言いたくもなる。

私は何度か言ってきたことだが、お恥ずかしながら在職中の1990年から業界の専門出版社が毎月2回発行する所謂業界誌に連載のコラムを持っていたし、1996年から2008年までは地方の某ラジオ局のコメンテーターを仰せつかっていた。即ち、マスコミの片隅に片足を突っ込んでいた程度のマスコミ人とでも言う立場にあったので、正面からマスメデイアを非難すべきではないのかも知れないのだ。

しかしながら、カルロス・ゴーン氏が旧悪を含めてあれほど色々なことをやっていたと、逮捕されるや否や堰を切ったように報道を開始する姿勢は如何なものかと思っておられる方も多いだろうし、かく申す私も「君等は取材してあったのだったら、もっと早く報道し始めたらどうだったのか」とも言いたくなる。だが、そう言えば「君が言える立場か」と反論もされそうだと危惧する。正確な実態は知らないが、私はマスコミは100%の情報を握っていても10&くらいしか言えない場合があると勝手に想像している。

何故そう言うかと言えば「今更、貴方に言われたくない。そんなことは既に承知している」と言われる方も多いと思う。事はそれくらい簡単な問題なのだ。それは「NHKを除けば、皆が商業報道と放映と放送であり、スポンサー様あってこそ経営が成り立っているのである。大手スポンサー企業の問題点を取り上げて騒ぎ立てるようなことが出来るものかどうかをお考え願えば、私は三歳の児童でも解るような簡単な事柄だと認識している。

お解り頂けると思うが、事は簡単なようでそれほど簡単ではないのだ。私が1996年8月に最初のラジオ放送に出た時にはプロデューサーさんから「スポンサーの業界に関するような話題には絶対に触れないようにシナリオを書くように」と厳重に注意されたものだった。と、ここまで言えば十分だろうと思う。それほど非常に神経を使う性質なのである。そうである以上、私はゴーン氏が任意同行となった時点で解禁されたのだと勝手に察している。

ではあっても、彼らには「本当は如何なる事態であるか」を速やかに報道すべきではないのかと言いたい。束縛があるからと言うのだったら、それは逃げ口上であると非難したくもなってくるし、辛いだろうとも思うが、同情はできない気がする。今になって報道するのでは遅いと言いたい。


野党は程度が低すぎる

2018-11-22 13:46:25 | コラム
桜田義孝大臣はスマートフォンを使っていた!!:

報道によれば、野党は他に知恵がないらしく桜田義孝大臣がPCを打たないと言ったと、言葉尻を捉えて未だに追及しているようだ。私は既に「大臣たる者が朝から晩までPCの前に座って仕事に没頭していてどうする」と、某多国籍企業の元副社長の回顧談を例にとって、その無意義な揚げ足取りを批判した。彼ら野党の連中は悲しいかな未だ人や組織の上に立って判断業務をした経験がないから、あのような呆けたことを言うのは程度が低すぎると、心の底から軽蔑している。

彼らは桜田義孝大臣がUSBが何であるか知らないと言ったと鬼の首を取ったように騒ぐ。自慢じゃないが、この私も15年前の70歳の時に誠に止むを得ぬ事情で、無慮16万円という大枚を叩いてPCとプリンタを導入して以来、ワープロの機能、Email、検索くらいしか使っていない。USBは次男が勝手に付けたので目の前にあるが、何の為かは知らない。だが、データのバックアップを取ることができるくらいは風の便りで承知している程度だ。スマートフォンは愚息たちが「今更要らないよ」というので持っていない。

という次第で、桜田氏がスマートフォンを取り出して見せて毎日使っていると言われたのには寧ろ畏敬の念さえ抱いた、仮令彼が私より20歳近く若くて、現職の大臣であってもだ。私は愚息たちが使っている状態を見ても、スマートフォンは携帯用の端末というかPC以上のアプリケーションを備えた器機だと思っているので、大臣は間抜けな野党の議員どもに追及されるべき点などはないと思っている。判断業務さえ正常にお出来になれば十分だと言える。

事はサイバー問題の専門家たちを如何に使いこなされるかという問題ではないのか。そこを言わずして、嬉しそうに野党議員が喚くところを放映するテレビ局も偏向していると言わざるを得ない。テレビ局の社長が一日中PCの前に座って仕事をしているかを考えよということだ。もう一度言っておけば、私の友人の大企業の元副社長は「PCを打つのは秘書さんの業務であり、自分は仕分けられたメール見るだけで、判断業務をしていた」と明言されたのだ。