新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

入管法改正は支持支持できない

2018-11-03 09:01:24 | コラム
如何なる理屈があろうと賛成しかねる:

私は「自国を離れてというか捨ててまで外国に機会を求めてやってくるような連中は、自国のシステムから落ちこぼれたか、自らの能力の不足の為に企業にも社会にも見捨てられた食い詰め者たちだ」と信念で考えている。良く考えなくとも解ることで「正常な能力があり、然るべき教育を受けてあれば、少なくともチャンとした企業が見捨てるはずがない」のではないか。

この界隈に巣食うバングラデシュ人は「自国よりも物価が高い点はきついが、日本の方が安全で暮らしやすい」と言っていた。何処かに彼らに「どうぞ貴国と比較すれば楽園の我が国にお出でを」と勧誘した者がいるのか。いる訳がないだろう。バングラデシュでは国策で自国民が海外に出て行くことを奨励しているとも聞いた。

私は「その何処からどうやって如何なる資格と理由で我が国に入ってきたアジア系(とは言っても圧倒的に中国人だが多いのだ)とイスラム教徒が、如何なる在ヴィザがあるのか知らないが、商いまでしているとは何事か」と、もう10年以上も疑問を呈してきた。ジムで知り合った飯田橋でアジア料理店を開業している30歳台のネパール人は「大久保通りに拠点を置いている外国人たちは貧乏人が多いので、あの通りでは商売にならないと見切った」とまで言っていた。私が見るか限りでは、何の為か知らぬが日本語学校に通っている中国人の若者が圧倒的だ。彼らが大久保通りの料理店に入っているところなど見たことがない。

しかしながら、既に一部のマスコミが採り上げたように、合法か非合法か知らないが彼ら異邦人の中には一定の資格さえ整えば国民健保に加入できるのだそうで、堂々と保険証を提示して開業医のクリニックにも大病院にも来ている。我が家の直ぐ近所の大病院の産婦人科で見かけた妊産婦は全て外国人だった。新宿区は彼らが出産すれば30万円を支給する決まりになっているそうだ。これが我が国の保険制度を食い物にしていないと言える方がいたらお目にかかりたい。中国には在留資格証明書だったかと国民健康保険証を偽造する集団が暗躍しているとも聞いた。

昨夜もNHKでは新宿区の34万人の人口の内に3万人超の外国人がいるとしたり顔で報じていた。こんな事実は私が10年以上も前から発表してきた事実だ。何度も何度も指摘して来たが、「我が国の治安の良さ、整備されたインフラと言うか上下水道の完備、過当競争による低い物価というかアベノミクスでは退治できていないデフレ、不要なまでの外国人優遇、お人好しの国民性」が、彼ら自国を捨てた大方は滞在資格もないだろう棄民たちに食い物にされているのだ。

ところが、不勉強な政権と官庁は今度は食い詰め者たちの為に法改正を行って滞在期間の延長等々の恩恵を与えようとしているのだ。更に入管の組織も改善すると言うが、如何に人数を増やそうと、私には「賽の河原」になってしまうとしか思えないのだ。不法移民を斡旋する元を絶たねば駄目だという意味だ。NHKは何処かの街では異邦人の子供が増加したので、その初等教育の為に小学校の増築に着手したと報じていた。これが本末転倒か、少子化対策と労働人口減少のあるべき対策か否かは、何れは判明してくるだろう。

私は先日「仕事の選り好みをする近頃の甘ったれの若者の意識改革をも考えるべきではないのか」とも主張した。それが何処まで可能かどうかは別にして、安易に食い詰め者を導入することは再検討の余地があると思うのだが、如何か。